「家の階段を踏み外し、全治3ヶ月の骨折。
完治したと思ったら、今後はギックリ腰。
ずっと引きこもっていたところに、コロナ禍がやってきた。
気がつけば眠れない日々が続き…。
もしかしてこれって…。
思えばあれが前兆だったのかも……」(相原)
――闘病生活のことをマンガにしようと思ったのは、闘病中ですか? それとも寛解後ですか?
相原 退院した後ですね。退院して、仕事を再開しようとするんだけど、マンガが描けない。たとえば発病前に連載してた時事ネタの四コマとか、考えてはみるんだけど、本当になにも思いつかない。
「発病編」の冒頭でも少し描いたけど、カラッポになっちゃって。その時に妻から「自分に起こったことをそのままマンガに描けばいいじゃん」って言われて、「それならできるかも」と。