「死ぬ決意が固まったら、あとは実行するだけだ。
俺は吹き抜けになったリビングで首を吊ることにした…。
けれど、いざ実行の段階になると
愛猫きゅんきゅん」の視線が気になって…。
だめだー、やっぱりきゅんきゅんが好奇心満載の瞳で見つめてる。
ヒモで自殺なんてできないーー
外でやるか、と思って出かけても、橋も歩道橋も木もダメで
結局家に戻ってきてしまった……」(相原)
――1巻で描かれる首吊り自殺を試みるシーンが衝撃的でした。
はい。でも結局、愛猫の“きゅんきゅん”に見つめられて断念するんですけどね。この子の前では死ねないと(笑)。その後も溺死を試みたりするのですが、辛くてやめてしまったり。
そういった細かな感情の動きもできるだけリアルに伝えてくて。そういった意味で、モンド映画のような「やらせ」はないですね。