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舞台ではいかに体全体を美しく見せるか  ミュージカル『るろうに剣心 京都編』で神谷薫役に挑む井頭愛海

集英社オンライン / 2022年5月14日 18時1分

2022年5月17日―6月24日、「IHIステージアラウンド東京」で公演が予定されている、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』。ヒロインの「神谷薫」役を務めるのは、注目の女優、井頭愛海さん。公演を間近に控えた今、自身にとっての初舞台に懸ける想いとは。プライベートの過ごし方や、将来についての展望も伺った。

憧れだったミュージカルで新境地を開拓

――新型コロナウイルスの影響で延期され、2年越しの公演となりますが、率直なお気持ちをお聞かせいただけますか?

井頭 2年越しの公演となる今回、一部キャストの変更により、初めて出演させていただくことになります。
稽古が始まり、共演者の皆さんから、殺陣の練習を2年間継続してきたことや、それぞれが持つ熱い想いをお聞きしました。その上で、自分は今、こんなにも熱量の高い作品に携わっているんだな、という自覚を持ちました。


小さい頃から憧れていたミュージカルというジャンルに挑戦できることも、とても有り難く、まるで夢のように感じています。

――舞台の演技は初めての挑戦とのことですが、新しい発見はありましたか?

井頭 「舞台上でいかに体全体を美しく見せるか」が大切だと知りました。上演ごとに感じたままの芝居をする表現力や適応力が求められますし、映像とは違うその部分に、新鮮さを感じました。
観客と共有する生の空間で繰り広げるお芝居ですから、自分の想いがよりダイレクトに皆様に伝わると思います。だからこそ、「薫」というキャラクターの、心の細かい動きを、最大限表現するにはどうしたらいいだろうと、日々模索しています。

歌に、殺陣に、大舞台にと、多角的に『薫』を表現する

――稽古で苦労したことや大変だったことはありますか?

井頭 ミュージカルは、感情を楽曲に乗せて歌う必要があります。とは言え、今作はかなり展開が早いので、想像していた以上に難しく、苦労しました。
また、映像よりも、役者同士の距離感を広く取り、体を大きく使って演じることが大変でした。

――ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の見どころはなんですか?

井頭 なんといってもクライマックスの剣心と志々雄の戦闘シーンは見どころです。圧倒的な迫力を感じていただけると思います。また、ステージは、観客を360度取り囲む形になっており、一般的な劇場以上の臨場感を味わえると思います。回転する客席にも、きっと驚かれるのではないでしょうか。
原作漫画に忠実な部分が多いところも魅力的です。演出の小池修一郎さんは、「どのキャラクターも、漫画から飛び出てきたような感じを出したい」とおっしゃっていました。原作が好きな方にも、この物語を初めて見る方にも、愛されるような「薫」を演じたいです。

――『神谷薫』という、作中でも大事なヒロイン役を演じられる中で、注目してほしいポイントはありますか?

井頭 この舞台では、原作漫画と同様に、『十本刀(じゅっぽんがたな)』という敵と戦うシーンがあります。そこでの薫の活躍は、特に注目していただきたいポイントです。彼女をはじめとした、これまで剣心に助けられてきた仲間達が、今度は剣心の為に命を張る場面です。きっと、ドキドキハラハラして楽しんでいただけると思います。
薫は、剣心にとって心の支えとなるようなキャラクターです。また、負けん気が強く、無邪気で明るく、情が深い女の子です。「剣心のこと、好きなんでしょ?」と言われるとムキ〜ッとなるような、普段とのギャップが可愛らしいと感じました。そんな彼女の魅力を、限界まで再現することを目標に、全力を尽くします。

――原作漫画『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』で、好きなキャラクターはいますか?

井頭 実はこれまでに、戦いのシーンがあるような少年漫画はほとんど読んでこなかったんです。ですが今回このお仕事が決まり、原作を読み進めて行く中で、『四乃森蒼紫(しのもりあおし)』というキャラクターが好きになりました。何かを背負っているような影がある佇まいに加え、必殺技や決め台詞も格好良いと感じました。
そしてその『四乃森蒼紫』を演じられる松下優也さんも、私の個人的な印象ですが、漫画のキャラそのまんまといいますか……。ミステリアスな雰囲気が似ていらっしゃるように思いました。そこも観客の皆様に是非観て頂きたいです(笑)。

ミュージカル『アニー』を見て芸能界入りを決意

――幼い頃からミュージカルに憧れを抱いていたとのことですが、そのきっかけとなった作品はありますか? また、それ以外に好きな作品もお聞かせください。

井頭 幼い頃、ミュージカルの『アニー』を見て衝撃を受け、強い憧れを抱くようになりました。この作品は、芸能界入りのきっかけにもなっています。
また、劇団四季さんの作品である、ミュージカル『美女と野獣』も大好きです。舞台装置や演出に対し、子どもながらに「どんな仕掛けがあるんだろう」と不思議に思い、とてもワクワクしたことを覚えています。

――プライベートな質問になるのですが、休日の過ごし方や最近ハマっていることはありますか?

井頭 最近の趣味は観劇で、昨日は、ミュージカル『メリー・ポピンズ』を見に行きました。歌や楽曲はもちろん、お客様をグッと作品の世界観に引き付ける演出が素晴らしかったです。また、キャストの方々の豊かな表現力を目の当たりにして、学べる部分が沢山ありました。家族愛をテーマにした作風も含めて、特に好きな舞台作品の一つになりました。
観劇以外では、韓国ドラマやNetflixの番組も大好きで、休日に一度見始めたら止まらなくなってしまいますね。

20代に突入し心新たに、国民的超大作に臨む

――今後の目標や、挑戦したいことはなんですか?

井頭 ミュージカルのお仕事は初めての経験ですが、難しさと同時に、それを上回る楽しさを日々感じています。今後は、舞台と映像の両方とも、精力的にやっていきたいです。
これまでは年齢的に学生の役を演じることが多かったのですが、今年で21 歳になりました。これからは社会人の役にも挑戦したいです。

――最後に、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』を見に来てくださるお客様に対して、一言お願い致します。

井頭 この舞台は、言葉では語り尽くせないほど、沢山の魅力が詰まった作品です。主演の小池徹平さんをはじめとした豪華キャストの皆さんによって、大迫力で、手に汗握る、本当に熱い戦いが繰り広げられます。私もそんな素晴らしい作品の一部として、ヒロイン『神谷薫』の強さと優しさと可愛らしさを、皆様に届けられるように精一杯頑張ります。
是非、劇場に足を運んでいただければ嬉しいです。

撮影/松木宏佑 取材・文/加藤和(Roto) 構成/松倉和華子 スタイリスト/加藤沙季

イヤリング/TÄKEME

■公開情報

■タイトル
ミュージカル『るろうに剣心 京都編』
■公演期間・劇場
2022年5月17日(火)~6月24日(金)
東京・IHIステージアラウンド東京
■原作
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」和月伸宏(集英社 ジャンプ コミックス刊)
■脚本/演出
小池修一郎(宝塚歌劇団)
■音楽
太田健(宝塚歌劇団)/和田俊輔
■出演
小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎 岐洲匠 奥野壮
井頭愛海 鈴木梨央 伶美うらら 山口馬木也 加藤和樹 ほか
■特別協賛
くら寿司
■主催
TBS/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通/梅田芸術劇場
■公式HP
https://www.ruroken-musical.com
■公式Twitter
https://twitter.com/rurokenmusical
■クレジット
©和月伸宏/集英社

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