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〈女子ゴルフ〉ステルス 2にドライバーを変えたら、球筋の素性がよくなってランが出るようになった!

集英社オンライン / 2023年5月21日 16時1分

メンズでは評判のいいステルス 2 、レディースはどうなんだろう…。ゴルフ歴20年、ベストスコア88のエンジョイ女子ゴルファーが最新モデルのドライバーに挑戦してみた。

ウィメンズは高弾道で大きく飛ばせるというスペック

エンジョイゴルファーにもいろいろなタイプがおり、新モデルが出るたびに中古クラブ屋さんに走り、ギアをチェンジする人もいれば、「このドライバー? もう10年使ってるかなー」なんて人もいる。

自分はといえばその中間で、おそらくいちばんのボリュームゾーンではないかと思われる。
技術の進化がもっとも反映されるというドライバーは2〜3年に1回、アイアンは4〜5年に1回、パターはあまり変えない……そんな感じのローテーションだ。



そもそも女性のギアは絶対数が少ないため、中古市場の規模は男性に比べると全然小さい。だからおいそれとホイホイ買い替えはできないのだ。

それでもこのところの女子ゴルフブームでずいぶんと恵まれた状況にはなっている。かつてはゴルフウェアだって、種類は全然なくて、デザインにいたっては「……」なものがほとんどだったのだから。

で、ステルス 2である。
初代ステルスが出たときも、たいそう話題になったが、こちらも結構な前評判。いやがうえにも期待は高まる。

キーカラーのレッド。メンズだと強そうな印象になるけれど、レディースは爽やかな雰囲気だ

ステルスのドライバーといえば、テーラーメイド鳴り物入りのカーボンフェイスの導入でおなじみ。
ステルス 2 HD ドライバーももちろんカーボンフェイスだ。それもより進化させたシロモノだ。

そのウリといえば、球のつかまりと飛距離、ウィメンズはさらに「高弾道」と「大きく飛ばす」ことに注力しているという。
ゴルフにおいて、飛距離はすごく大事なものであるけど、球を高く上げるというのは、とくに女性においてはなかなか難しい。

以前受けたレッスンでの忘れられない一言。
「球を高く上げるのにまず必要なのはパワーです」

そう、男性の打つ、空に刺さるような弾道は女子にはなかなか難しいのだ。

進化したカーボンツイストフェイス。どうでもいいけどシャフトのレッドがすごくいい

ミスヒットのダメージがものすごく少ないんだけど!

諸事情により、いきなりコースデビューとなってしまった私のステルス 2。
舞台は富士山のきれいな河口湖カントリークラブ。バンカーが108個あるという難関コースだ。

クラブは構えたときに当たりそうな気がする、というイメージもすごく大事だという。
そういう意味ではこいつはすごく当たりそうな気がする。

まずヘッドがかなり軽いのに、容積はしっかりあって、ちょっぴりフェースが見える角度もいい。
なんというか安心感がある。
あと、赤ってやっぱり気持ちをアゲてくれる色だ。

ミスヒットが減るとされているカーボンツイストフェースに期待だ

まさに富士山に向かって豪打!な状態である。

シャフトは試打で打ち比べて、無理せずLをチョイス。実はこれが大正解だった

で、記念すべきコース最初のティーショットは、思いきりハーフトップしてしまった。

私はそもそもフッカーで、ミスするときはたいていトップかチーピンショット。スライス?何それ、どうやって打つの?なゴルファーだ。
ダフリ、テンプラに曲がりなしとは言うけれど、トップ球はバウンドによるロスが痛い……はずが、そこそこ転がっていってくれたようだ。まあ、かなり強めの球足だったし。

そして2番ホール、ティーショット。
(やば…!)
あせって打ち急いでフェースが開いておりてきてる…明らかに右プッシュの予感…と覚悟して強引に振り切ってみたら、あれ? 思ったよりまっすぐ飛んでいった…。
やや右めには出たものの、フェアウェイはキープ。言うなら軽くドローぽい弾道で、そこそこのとこまでいっている。

(これが球がつかまりやすいということか……!)

ステルス 2、ドライバーのミスが致命的な大ミスにならないのだ。

日本人ゴルファーはどちらかというとスライサーが多いと言われているけれど、この球のつかまりのよさは、かなりのスライス減になるのではないか。
そして、典型的なアウトサイドインのスイングでフッカーの私は、ラウンド中に受けた「思いきり肩を回して振り切れ!」という同伴プレーヤーのアドバイスを実践してみたら、しっかりミートでき、高い弾道のランのある球を打つことができた!
いわゆる「素性のいい球筋」ってやつだ。うれしい。

空振りしてもいいから振り切れ!と言われて、富士山に向かって何度も素振り

カーボンフェイスが苦手という人も

ところでチタンに比べて、カーボンフェイスというのは一長一短、まだまだ好き嫌いが分かれるところ。
カーボンが苦手という人の多くは
「なーんか、音がイマイチなんだよなー」
「芯食ってるかどうかが微妙にわかりづらくない?」
ということを言っていたかと記憶している。確かにそれは言える。

ただ、この2点に関してはステルス 2はかなり改善されたと言っていいだろう。
打感もしっかり感じられるし、ボールを弾き返す感触も気持ちいい。音もかなり高音域になっている。

クリークも飛距離アップに成功。フェースの薄さが視覚的にありがたい

ただ、このクラブ、純正のシャフトはそれなりにハードスペック。
だからこその高弾道とランだと思えるのだけど、ふだんはAの私ですが、試打で打ち比べてLをチョイス。それがいい結果につながったので、シャフトってやっぱり大事だなーと改めて痛感。

もう少し体鍛えて、Aにトライして……という色気はしばし封じておきます。

ちなみにステルスの新しいアイアンはかなり個性的。
こちらもじっくりトライしていくつもり。

写真・文/志沢直子

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