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〈熊田曜子・再出発インタビュー〉今だからわかる“女手ひとつで兄と私を育ててくれた母”との絆

集英社オンライン / 2023年6月8日 17時1分

新たな第一歩を踏み出したタレント、熊田曜子。現在は娘3人と、熊田の母の5人で生活をしているそう。熊田が愛情を注ぐ家族のこと、そして自身を支えてくれた母親のことなど、たっぷり語ってもらった。

泉ピン子からの励まし

2023年4月21日に「この度、夫との協議がまとまり、円満な形で離婚が成立しました。裁判についてもすべての訴えが取り下げられ終了しています。」とコメントを発表した熊田曜子。

新たに発売された70枚目となるイメージDVDではセクシーな下着とともに見事に美しく割れた腹筋を披露し“新たな第一歩”を進む決心の強さが感じられた。

――イメージDVDのタイトル『出会ったころを思い出す』が感慨深いネーミングだなと。



たしかに(笑)。そうやって色々と想像していただけた方がこちらとしてもありがたいです。

――DVDでは美しいボディラインを披露されていましたが、どのようにキープしているのでしょう。

実は今、自分のYouTubeチャンネルの動画をきっかけに始めたポールダンスにハマっていて。多い時は週に5回くらい行ってるんですよ。ポールをしてると体幹が鍛えられるし、何よりグラビアのポージングも柔軟になった気がしますね。

それ以外はジムに行くとかサプリを飲んでるとか、特別なことはしていません。起床後に裸で体重計に乗る習慣を15年以上続けていることで、キープできているのかな。

――今はグラビア以外にどんなお仕事をされているんですか?

映画のお仕事をさせていただきました。先日は鹿児島ロケに行ったのですが、哀川翔さん主演で今年秋公開予定の映画『オールドカー〜てんとう虫のプロポーズ〜』で、泉ピン子さんと共演させていただきました。

ピン子さんと共演なんてテレビの『オールスター感謝祭』くらいなものでしたから、芸能生活21年目にしてピン子さん直々に役者の心構えなどを教えていただけて感激でした。

――ピン子さんからはどんな心構えを教わったんですか?

私のことを「熊田〜!」と呼んでくれて(笑)。とにかく与えられた役をしっかりやってれば大丈夫だと。とても愛情深い方でした。

――熊田さんとしては女優の仕事は、今後やりたいことの中での比重は大きいのでしょうか。

私はもういただいた仕事を全力でやりたいタイプ。「これ出てみたら?」ってご依頼には全力でお応えしたい。

実は今夏公開予定の『ザギンでシ〜ス〜⁉︎』という伊藤健太郎さん主演の映画にも出させていただいているんですが、思いっきり殴られるシーンがあるんですよ。その時にアクション指導の先生から「アクション向いてるよ!」と言われて嬉しかったです。

女手ひとつで兄と私を育ててくれた母の存在

――地方ロケに行っている間などは、誰がお子さんたちの面倒を見ているのでしょうか。

母が面倒を見てくれています。実はもうずいぶん前から母と同居してて。母も私が小学校5年生の時に離婚をして1人で住んでいたので岐阜から呼び寄せました。だから母と私と娘3人の5人でわいわい暮らしてます。

母も私も子供たちと同じ、朝6時には起床して夜は21時には消灯しています。規則正しい生活のおかげで母は喘息がよくなったり、太り気味だったのがスリムになったりと健康的になりましたね。

私、親元を19歳で離れて働いてるから、その時から感謝の多い母へは仕送りはしていました。 お給料をもらえるようになってからは母の誕生日に車をあげたりもしました。お父さんはもう新しい家庭があるから必要がないし、母だけなので金銭的には問題なくやれていますね(笑)。


――熊田さんのお母様も1人で娘を育てて大変だったのですね。

私には兄もいるので、母は私と兄を女手1人で育ててくれました。離婚前までは専業主婦でパートの仕事くらいしかしてなかったので、離婚後に印刷会社の正社員になったものの「どんなに頑張っても、この間入ったばかりの男の子の方が新しい機械を触らせてもらってた」とか、女性が第一線で働くことの大変さを身にしみて感じていたようです。

だからこそ私の仕事への理解は深いですね。

――かつてはグラビアの道を進もうとした熊田さんのことを、お母様は止めたんですよね。

そうですね。母には中学生くらいの頃から「手に職をつけた方がいい」と言われてて看護師を勧められていましたが、私は芸能の仕事、それもグラビアの仕事に憧れてたんです。

実は初恋の男の子がコンビニで週刊誌のグラビアを立ち読みしてるのを見て「私もああなりたい!」と思ったのがきっかけだったんですけどね(笑)。

それで高2の時にミスヤンマガのコンテストに出てグランプリ直前までいったんですが、母の許可が得られず決勝前のグアムでの撮影ができなかったんです。「水着の仕事に就くために看護学校に行かせたわけじゃない!」って反対されて。その時すごく落ち込んで、部屋で泣いてる姿を見て、母も後悔したみたいなんですよね。

――その後再び、グラビアへの想いが再燃したのは?

母から言われた通り、看護系の専門学校に行ったんですが、やはりグラビアへの思いが捨てきれてないまま生活していて。その時たまたまオーディション雑誌の『Audition』を見たんです。

タレント募集欄に「年齢制限18歳から19歳」と書いてあって。これはもう、今受けないと一生後悔すると思って今の事務所に連絡したら、採用報告をいただいて。その時は母も「あなたの好きにしなさい」と認めてくれて、それこそ“カバン一つで”上京しました。

ひとりになった実感はまだない

――もしご自身の娘さんが「グラビアやりたい」と言い出したら、どうしますか。

全然「どうぞ」と言いますよ。だけど「ママが熊田曜子だとは言わない方がいいよ」とアドバイスしています。やっぱりデビューの時は真っさらで色がついてない方がいい。いろんなグラビアの先輩たちのことを例に出して「あなたならどうする?」って戦略を一緒に考えますね。

――仮にかつての熊田さんのように、娘さんが思いも寄らない方向性にいくって言い出したら、どうしますか。

うーん。格闘家になりたいって言われたら、やっぱりすごく心配しちゃうな。とりあえず妊娠期間中から書いてきた日記などを全部見せながら「私はあなたをこのように大事に育ててきたけど、それでもやりたいか」と聞くと思います(笑)。

――それでもあなたは格闘家の道を進みますかと。

そうですね。それでもやりたいなら応援するよって。たとえば何かしらの理由で学校に行きたくないと言い出したら、それも受け入れます。今はフリースクールや通信の学校、それに海外留学などの道もあるし、他の選択肢を一緒に探していきます。だからまあ、何を言い出してもほぼ反対はしないと思います。

――子育てにおいて相談相手はお母様でしょうか。

母にも相談しますけど、ママ友にも相談します。あとは何よりも本人とよく話すことですね。学校のことや塾のこと、今、上の子が小学5年生なので、進学についても話してます。結局は子供のことを誰に相談したって答えは出てこないから、本人と話すことが一番だなと。

――今後、ひとりで働き子供と向き合いながら、目指すこととかありますか。

本当ですね。私、ひとりになったんですよね。まだ実感がないですね。

――いつかはまた結婚したいなどの思いはあるのでしょうか。

いやー、今は全く想像できないですね(笑)。経済面は自分が頑張って働けばいいし、子供達も私から見たら完璧だし。子供達にとって父親って存在は1人しかいないと思うので。


後編では熊田さんの生い立ちを含め、自身の恋愛観などについても聞いた。

後編 ポールダンススタジオを持っていると言われたら…はこちらから

取材・文/河合桃子
撮影/松木宏祐
ヘア&メイク/本岡明浩
スタイリング/aSAMI

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