“新10番”堂安律が25歳に! 日本代表「6月生まれレフティー」の系譜。中村俊輔は24日、本田圭佑は13日、久保建英は4日…
集英社オンライン / 2023年6月16日 17時31分
日本代表の“新10番”としてエルサルバドル戦でも存在感を発揮した堂安律が、本日6月16日に25歳の誕生日を迎えた。歴代の日本代表レフティー、海外レジェンドや名監督など、なぜか多い「サッカー界の6月生まれ」を一挙紹介する。
本田圭佑、中村俊輔、メッシも6月生まれ!
昨日6月15日、サッカー日本代表は6得点のゴールラッシュでエルサルバドル戦に快勝。“第2次森安ジャパン”初勝利を飾った。
この試合、戦前から注目を集めたひとりが”新10番”を襲名した堂安律だ。久保建英、三笘薫、旗手怜央と組んだ豪華な2列目で何度もチャンスを創出し、堂安自身も三笘のシュートのこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らした。
そんな日本代表の”新10番”は、今日6月16日が誕生日。それだけに、一足早い祝砲を自ら決め、気分よく25歳のスタートを切れたのではないだろうか。
ちょうど1年前の今ごろは、チェニジア代表との親善試合で0-3と完敗。その結果を見た元日本代表の本田圭佑が「なあ。サッカーやるなら上目指せよ」とツイートし、すかさず堂安が「日本代表のことでしょうか?」と質問ツイート。さらに、「W杯優勝の夢は変わりません。11月楽しみにしていてください」と切り返したことが話題となった。
結果的にはその宣言通り、昨年11月開幕のカタールW杯でドイツ、スペインを破る歴史的大金星を挙げ、その両試合でゴールを決めたのが堂安だった。まさに有言実行の大活躍を経て、日本代表の”新10番”をつかみ取ったことがよくわかる。
さて、そんな堂安と本田といえば、「共通項が多い」として、しばしば話題になる。
ともに関西出身でガンバ大阪のアカデミー出身。海外挑戦のスタートがオランダ・エールディビジ。大舞台に強いビッグマウス。W杯で勝利を呼ぶゴール。そしてもうひとつ、ともに「6月生まれのレフティー」という共通項があるのだ。
堂安が「1998年6月16日」なのに対し、本田は「1986年6月13日」と、年齢はひと回り違うが、日付はわずか3日違いだ(余談だが、ガンバ大阪アカデミー出身で現・川崎フロンターレのレフティー、家長昭博も本田と同じ生年月日)。
実はこの「6月生まれのレフティー」は、調べてみると意外と多い。たとえば、昨日も1ゴール&2アシストと好プレーを見せた久保が「2001年6月4日生まれ」。そして、堂安が背負った「10番のレフティー」と聞いて真っ先に思い出す中村俊輔も「1978年6月24日生まれ」。
世界にも目を向けると、さらにすごい「6月生まれのレフティー」がいる。堂安にとっても憧れの存在であり、カタールW杯でアルゼンチンを優勝に導いたリオネル・メッシだ。「1987年6月24日生まれ」と、日付は中村と一緒。6月生まれのレフティーは世界的なスターになれる資質を持っているのかもしれない。
海外レジェンドも名監督も6月生まれだらけ!
「レフティー」にこだわらなければ、サッカー界の6月生まれのスター選手やレジェンドはほかにもどんどん出てくる。
たとえば、フランスが誇る2人の「10番」、ミシェル・プラティニ(1955年6月21日)とジネディーヌ・ジダン(1972年6月23日)がまさにそうだ。
また、世界で活躍した10番といえば、ともに神戸でもプレーしたデンマークのミカエル・ラウドルップ(1964年6月15日)、ドイツのルーカス・ポドルスキ(1985年6月4日)もいる。
ほかにも、「ミランの象徴」パオロ・マルディーニ(1968年6月26日)、「スペインの至宝」ラウール・ゴンサレス(1977年6月27日)、「W杯歴代最多得点記録保持者」のミロスラフ・クローゼ(1978年6月9日)、「闘将」オリバー・カーン(1969年6月15日)、「鉄人」フランク・ランパード(1978年6月20日)、「幻のバロンドーラー」ヴェスレイ・スナイデル(1984年6月9日)……と各国レジェンドがずらりと並ぶ。
現役スターでも、ベルギー代表のデ・ブライネ(1991年6月28日)、ドイツ代表のマリオ・ゲッツェ(1992年6月3日)、エジプト代表のモハメド・サラー(1992年6月15日)、スペイン代表のロドリ(1996年6月22日)、イングランド代表のジュード・ベリンガム(2003年6月29日)……とまだまだ出てくる。
また、選手だけでなく指導者にも「6月生まれの監督」は多い。たとえば、ミラン、ローマ、ユヴェントス、さらにレアル・マドリードで監督を務め、それぞれでリーグ優勝。代表監督としてもイングランドやロシアなどを率いたファビオ・カペッロ(1946年6月18日生まれ)もまもなく誕生日。同じレアルの監督経験者でいえば、前述したジダン、カルロ・アンチェロッティ(1959年6月10日)もこの系譜に連なる。
また、「ゲーゲンプレス」の生みの親としておなじみ、リヴァプール監督のユルゲン・クロップは1967年6月16日生まれと日付は堂安と一緒。そのクロップが影響を受けたとされる「教授」ラルフ・ラングニック(1958年6月29日)や、元日本代表監督のハンス・オフト(1947年6月27日)、そして、堂安が現在所属するフライブルクのクリスチャン・シュトライヒ監督(1965年6月11日)も6月生まれだ。
昨季限りで引退し、今季から横浜FCでコーチに就任した中村俊輔、カンボジア代表で実質的な監督を務めた本田圭佑。日本が誇る6月生まれのレジェンドたちも、今後、指導者として大成するかもしれない。
6月生まれの主なサッカー選手・指導者リスト
ファビオ・カペッロ(レアル・マドリード元監督)1946年6月18日生まれ
ハンス・オフト(元日本代表監督)1947年6月27日生まれ
ミシェル・プラティニ(元フランス代表、元UEFA会長)1955年6月21日生まれ
ラルフ・ラングニック(オーストリア代表監督)1958年6月29日生まれ
カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリード監督)1959年6月10日生まれ
ミカエル・ラウドルップ(元デンマーク代表)1964年6月15日生まれ
クリスチャン・シュトライヒ(フライブルク監督)1965年6月11日生まれ
ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)1967年6月16日生まれ
パオロ・マルディーニ(元イタリア代表)1968年6月26日生まれ
オリバー・カーン(元ドイツ代表)1969年6月15日生まれ
カフー(元ブラジル代表)1970年6月7日生まれ
ファビアン・バルテズ(元フランス代表)1971年6月28日生まれ
ジネディーヌ・ジダン(元フランス代表、レアル元監督)1972年6月23日生まれ
パトリック・ヴィエラ(元フランス代表)1976年6月23日生まれ
ラウール・ゴンサレス(元スペイン代表)1977年6月27日生まれ
ミロスラフ・クローゼ(元ドイツ代表)1978年6月9日生まれ
フランク・ランパード(元イングランド代表)1978年6月20日生まれ
リケルメ(元アルゼンチン代表)1978年6月24日生まれ
中村俊輔(元日本代表)1978年6月24日
高原直泰(元日本代表)1979年6月4日生まれ
大久保嘉人(元日本代表)1982年6月9日生まれ
ヴェスレイ・スナイデル(元オランダ代表)1984年6月9日生まれ
ルーカス・ポドルスキ(元ドイツ代表)1985年6月4日生まれ
本田圭佑(元日本代表)1986年6月13日生まれ
家長昭博(元日本代表)1986年6月13日生まれ
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)1987年6月24日生まれ
サミル・ナスリ(元フランス代表)1987年6月26日生まれ
セルヒオ・アグエロ(元アルゼンチン代表)1988年6月2日生まれ
乾貴士(元日本代表)1988年6月2日生まれ
エリック・オーバメヤン(ガボン代表)1989年6月18日生まれ
デ・ブライネ(ベルギー代表)1991年6月28日生まれ
マリオ・ゲッツェ(ドイツ代表)1992年6月3日生まれ
モハメド・サラー(エジプト代表)1992年6月15日生まれ
ダヴィド・アラバ(オーストリア代表)1992年6月24日生まれ
フェルラン・メンディ(フランス代表)1995年6月8日生まれ
ロドリ(スペイン代表)1996年6月22日生まれ
ウナイ・シモン(スペイン代表)1997年6月11日生まれ
堂安律(日本代表)1998年6月16日生まれ
カイ・ハフェルツ(ドイツ代表)1999年6月11日生まれ
久保建英(日本代表)2001年6月4日生まれ
ジュード・ベリンガム(イングランド代表)2003年6月29日生まれ
取材・文/オグマナオト 撮影/HIRO KIMURA
外部リンク
- 「大谷はプレーヤーとして、尊敬してやまない」というエ軍”第二のショーヘイ” ブレット・フィリップス。実は元日ハムのヒルマン娘婿だった
- 二刀流”完全解放”を英断…エ軍マドン前監督「唯一無二の才能に制限をかけてはならぬ」大谷翔平が贈った「感謝と自責の言葉」
- 「実は最悪だったマイナー環境」投打で活躍する大谷翔平がいてもエンゼルスの勝率が5割越さない理由
- エ軍・サンドバル左腕「からかい上手の大谷さん、彼はいつもふざけているよ」抜群のコミュ力の翔平にトラウトがかけた電話の内容とは
- 「“まやくん、ゆまちゃん”と呼び合う仲です」サッカー日本代表吉田麻也選手の親戚のガールズケイリン選手・高木佑真。タイプの男性は「アスリートです!」
この記事に関連するニュース
-
中村俊輔氏が欧州選手権総括 崩しの“トレンド”体現 17歳ヤマルのドライブクロス
スポニチアネックス / 2024年7月22日 5時2分
-
堂安律に英プレミア・ウルバーハンプトンが注目「日本のメッシと呼ばれたウインガー」
東スポWEB / 2024年7月18日 11時22分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
-
「え、10番じゃん」 パリ五輪代表FWがシティと“二人三脚”、タフさ増強「知識が付いた」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月4日 18時17分
-
「下の世代からの突き上げ」問題解消へ 森保ジャパンで期待したい新世代の旗頭候補【前園真聖コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月1日 7時10分
ランキング
-
1「日本から脅迫を受けている」 柔道の不可解判定で勝者側が主張 「負けを認めるべき」地元メディアは疑問
THE ANSWER / 2024年7月28日 11時32分
-
2パリ五輪柔道男子・永山竜樹を絞め続けたガルリゴス“悪魔の6秒”大炎上!批判殺到「殺人未遂と変わらない」
よろず~ニュース / 2024年7月28日 15時16分
-
3中国も衝撃走った張本&早田組の1回戦敗退「超大型の番狂わせ」 北朝鮮「謎のペア」の勝因は
THE ANSWER / 2024年7月28日 11時3分
-
4バスケ日本戦のブーイングに賛否両論 敵地に響き「誇らしすぎんか」 一方で「態度悪すぎ」の声も
THE ANSWER / 2024年7月28日 7時55分
-
5サッカー男子 日本が2連勝で決勝トーナメントへ 大岩剛監督の采配ピタリ 第3戦イスラエル戦は?
日テレNEWS NNN / 2024年7月28日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)