日本修学旅行協会がまとめている「教育旅行年報データブック」によると、コロナ禍にあった2020年度に修学旅行先を変更、または中止した中学校・高等学校は、全体の9割に上ったと報告されている。だが、新型コロナウィルス感染症が5類認定以降は、海外への修学旅行以外はコロナ禍以前の状況に戻ってきたそうだ。
コロナ禍での修学旅行の実情、現在の状況を株式会社JTBの教育旅行担当者に話を聞いた。
「生徒たちにとってかけがえのない修学旅行を中止にはしたくない、実現させたい、という思いで試行錯誤した結果、学校から近隣地域への修学旅行を実施するケースが非常に多かったのが、コロナ禍における特徴です」(JTB教育旅行担当者 以下同)