〈東京・湯島は不良外国人の巣窟になってしまったのか〉ベトナム人向けクラブに潜入! フロアは狂宴状態。“キマっている”男性に「何、見てんだよ!」とからまれる人も
集英社オンライン / 2023年6月21日 19時1分
近年、急増する在日ベトナム人。そんな彼らが幅をきかせる繁華街が、東京・湯島駅付近のエリアだ。昨今、ベトナムガールズバーの出店も相次いでいるが、同業者からの評判は決してよくないという。さらに、一昨年には”日本初”のベトナム人専用のクラブがオープンしたのだが、そこで記者が見た衝撃の光景とは…?
ベトナム人女性は愛嬌がよく、一気に人気者に
日本に滞在するベトナム人の数は近年、うなぎ上りだ。
出入国在留管理庁発表の在留外国人統計によると、2022年末時点の在日ベトナム人は、48万9312人で中国人に次ぐ第2位。さらに、同年10月時点の日本におけるベトナム人労働者数は、中国人を超える46万2384人。2010年から比較するとその数は10倍以上にも推移しており、外国人労働者全体の25.4%を占める。
同郷の人間が異国で集まれば、特定の街でコミュニティをつくるもの。彼らもその例に漏れず、台東区と文京区の境目にある湯島エリアでは、ベトナムガールズバーなどの“大人の遊び場”で働く人が増えている。
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/06/21064228597288/800/1.jpg)
近年、急増する湯島のベトナムガールズバー
湯島天満宮など歴史的スポットが多い町としても知られているが、昨今は中国・韓国・フィリピン系の接待を伴う多国籍の店が乱立している。そんな街でなぜベトナム人店舗が増えているのか。実話誌ライターが語る。
「コロナ禍に中国系や韓国系のクラブがつぶれて、そこにベトナム勢が入り込んだ。新宿や池袋は家賃が高いけど、湯島なら安いし、もともと多国籍の店が多い地域。外国人に簡単に貸してくれるオーナーが多いのも理由のひとつだろう」
6月某日の夜9時すぎ。すでに多くの人で賑わう湯島を歩いていると、ベトナム人らしき女性の姿もチラホラ見られる。
ガールズバーで働く彼女たちはベトナムの民族衣装、アオザイに身を包み、「オニーサン、一杯ドウデスカ~?」と声をかけている。料金は30分1500円。チャージ額としたら相場といったところだろう。
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/06/21064407172814/0/2.jpg)
客引きをするベトナムガールズバーの従業員
湯島エリアでバーを経営する男性はこう言う。
「湯島のガールズバーといえば、ロシアやフィリピンしかなかったけど、5、6年前くらいに『Queen』と『333』というベトナムガールズバーがオープンしました。ベトナムの子たちは愛嬌があるからすぐに人気になって、コロナ禍でも一気に10軒くらい増えました。
あのころは出国制限が厳しかったから、学生ビザのまま帰れなくなったベトナム人の働き口として注目されたこともあったんでしょう」
ベトナム人女性の客引きに同業者が苦言
記者も某ベトナムガールズバーに実際に足を運んでみた。店内はスナックのようなレトロな雰囲気で、ひとり客の姿も目立つ。
ついてくれた23歳、黒髪のロングヘアの女の子はニコニコしながらカタコトの日本語で接客してくれた。
会話は「月に1回はベトナムの実家に仕送りしている」「弟の学費を稼がないといけないから大変」といった身の上話がメイン。同情をひいてドリンクを入れてもらおうという腹なのだろうか。事実、頻繁にドリンクをおねだりされて、記者はその笑顔にまんまと乗っかってしまい、約1時間の滞在で料金は1万円ほどとなったが、そのあたりは日本のガールズバーと大差はない。
しかし、同業者からすると腹に据えかねる思いもあるようだ。同じ湯島エリアで客引きする20代の日本人ガールズバー従業員はぼやく。
「湯島は同業者のトラブルを避けるために、店ごとに客引きできる範囲を決めてるんですが、彼女たちは全然守ってくれない。
通行人を何十メートルも追いかけてしつこく客引きする姿もあるし、4、5人で路上を塞ぐように立ってる日もある。正直迷惑ですよね」
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/06/21064536346638/800/3.jpg)
客引きは禁止されているが夜の繁華街では無視されがち
時刻は24時をまわり、次に訪れたのはベトナム人向けのクラブ。
「去年5月午前2時ごろに、23歳のベトナム人女性が口におしぼりを詰っ込まれた状態で路上で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された事件が起きたが、その舞台となったのがこのクラブと言われている」(実話誌ライター)
女性の死因はMDMA中毒と気道閉塞による窒息。死亡女性の仲間であり、錯乱する彼女を路上に放置した同国籍の男女4人は、去年10月に逮捕された際に「警察や救急車を呼べば自分たちの薬物摂取もばれてしまうと思った」と供述している。
「クラブは日本人の利用も可能になったが、同業者からは『いまだに違法ドラッグ(MDMA)のやり取りがされている』との噂も絶えない」(同)
薬物売買が行われると噂のクラブに潜入
1階フロントで2000円の入場料を支払う。ダンスフロアに続く階段に掲示された張り紙のすべてはベトナム語だ。
フロアで盛り上がる客の9割が若いベトナム人。隣の席に座った30代の日本人男性客も「ナンパ目的で来たけど、ここはベトナム人同士で楽しむクラブだったんですね」と苦笑い。
この日は常連客の誕生日イベントのようで、「Happy Birthday」という看板を掲げたボーイが登場すると、フロアは大熱狂。VIP席に座っていたベトナム人グループが立ち上がり、シャンパンを一気に飲み干すなど、お祭り騒ぎだ。
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/06/21064701675942/800/4yahoolink.jpg)
潜入したベトナム人向けクラブ
酔っぱらった勢いで握手を求めてきたベトナム人男性に話を聞いてみると、普段は大久保のベトナムレストランで働いているが、たまにこのクラブへ気晴らしに来るらしい。
ここで、前述とは別の日本人男性がそのベトナム人男性に「ドラッグは買えるか?」と尋ねた。彼は不敵な笑みを浮かべつつ、ソファでうなだれるひとりのベトナム人男性を指さす。
その日本人は案内された男性のほうに行って同じように尋ねたようだが、どうやら取引を拒否されてしまったらしい。
近隣で飲食店を営む40代の男性は、この光景について解説する。
「湯島エリアは台東区と文京区の境目で所轄も上野警察署と本富士警察署に分かれているから、繁華街にしてはパトロールが少なかった。
でも、去年5月の事件で警察も“ベトナムクラブの摘発”に本腰を入れ始めたようで、ピンポイントで見回りするようになったんです。だから、不良ベトナム人側も違法ドラッグを売るのにかなり慎重になってるんですよ」
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/06/21064744266835/800/5.jpg)
クラブの前でベトナム人が職務質問される光景は、もはや夜の湯島の”日常”になったという。この飲食店経営の男性も、いわゆる”キマった状態”のベトナム人にからまれた経験があるそうで……。
「営業が終わった朝方にゴミ出しに行ったら、コンビニ前でたむろしていたクラブ帰りと思しきベトナム人のひとりに『おい、なに見てんだよ!』とからまれました。その男性は明らかに挙動がおかしくて……。
そのときは止めに入ってくれる男性がいたから助かりましたけど、正直ここらで商売する身としては怖いですよね」
しかし、湯島にはびこるのは不良ベトナム人だけではない。後編ではぼったくりが横行する中国人客引きの実態に迫る。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
後編はこちら
※「集英社オンライン」では、湯島エリアの外国人事情について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
Twitter
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
外部リンク
- 「壊し屋」小沢一郎氏を筆頭に立憲の過半数が「反泉」路線へ。離党ドミノ→野党再編の引き金になるのは小池都知事?
- ガーシー本、原発本…朝日新聞が社員・元社員の書籍出版を認めず。新聞社の強まる言論規制に元朝日記者が危機感「管理職がジャーナリズムを捨てようとしている」
- 乱倫パーティ主催の49歳男性を刺した28歳パパ活女子・伊藤りの被告に面会取材。「留置所生活で10キロ痩せた」「出所後は就職したい」〈平塚駅殺人未遂事件から1ヶ月〉
- 〈東京・湯島〉赤羽からやってきた中国人ぼったくりグループが台湾人を装い「マッサージあるよ…」スナックでは睡眠薬を盛られる被害も続出…「なぜあの人たちも真面目に働かない!?」と台湾人のママは激怒
- <沼津・乳児死体遺棄>「事件3日後にもお金を無心されて…」逮捕された毒母(24)に120万円タカられたナニワの“パパ”が告白「肛門にデキモノができて入院するからPayPayでお金を振り込んでって…」
この記事に関連するニュース
-
中国人観光客?奈良のシカを蹴る男性の動画が物議=中国ネット「中国人の根拠は?」「明らかに…」
Record China / 2024年7月23日 14時0分
-
中国人観光客の男性が日本で襲撃される、中国ネットでは蘇州の日本人母子襲撃事件と比較する声
Record China / 2024年7月23日 11時0分
-
カワノアユミの盛り場より愛を込めて 「立ちんぼ」消えない理由はホストクラブの高騰 メイン客層だったキャバ嬢や風俗嬢の収入減、崩れたバランスが生んだゆがみ
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月22日 14時41分
-
松山市の繁華街で悪質な客引き行為 飲食店経営者の男ら3人逮捕 飲食店2店舗を強制捜査
南海放送NEWS / 2024年7月19日 12時54分
-
ソウルで交通事故9人死亡 中心部、4人負傷
共同通信 / 2024年7月2日 1時13分
ランキング
-
1「夏休みは迷惑!」母親が激白 夏休み“廃止・短縮”希望が6割 SNS上では「日本もこんな悲しい国になったのか」と衝撃広がる
CBCテレビ / 2024年7月28日 10時0分
-
2男子トイレを素手で掃除「おしっこが飛び散っていて。気持ち悪かった」 女子児童に指示した小学校の職員「できるだけきれいな校舎にして卒業生を送り出したかった」
RKB毎日放送 / 2024年7月28日 12時0分
-
3口論となった40代元妻宅に窓から侵入「元夫が自宅に入って来た」通報され逃走…駐車中の車内で発見 酒酔いの54歳の男「間違いない」
北海道放送 / 2024年7月28日 8時57分
-
4東京・荒川で住宅火災、2人死亡 高齢の男女と連絡取れず
共同通信 / 2024年7月28日 13時19分
-
5【速報】ANA機がエンジントラブルで「緊急事態宣言」伊丹空港へ引き返し プロペラ2つのうち片方止まった状態で着陸 けが人なし
MBSニュース / 2024年7月28日 14時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)