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〈BiSHが東京ドームライブで活動に幕〉アイナ・ジ・エンドが語っていた7月以降の自分。「のんびりして感性を育てたい」「結婚はまだ考えてない」

集英社オンライン / 2023年7月1日 11時1分

6月29日に東京ドームでのライブをもって解散したBiSH。そんなBiSHのほぼすべての楽曲の振り付けを担当した中心メンバー、アイナ・ジ・エンドが今年2月に集英社オンラインの独占インタビューに応じていた。解散に際し、彼女が語ったことを振り返る。

インタビューでも使われていた“幸せの前借り”という表現

「8年間、いっぱい愛してくれてありがとう。私、こんなに幸せな8年間を送れるなんてBiSHになったときは思っていませんでした。“幸せの前借り”をしたんかなって思うほどです」

グループ名のBiSHはインディーズでのデビューアルバム「Brand-new idol ShiT」の略語。つまり“新生クソアイドル”と称して活動を開始した彼女たちは、そのラストステージで東京ドームを埋められるほどの人気アイドルとなっていた。



そして、アンコールを迎えてアイナ・ジ・エンドがMCで語ったのが冒頭の言葉だ。“幸せの前借り”とは独特な表現だが、実は同じ言葉を今年2月に行われた集英社オンラインの独占インタビューでも語っていた。

解散までラスト5ヶ月。当時、アイナは解散をどうとらえていたのか。そして解散後のビジョンは? 彼女の人生観もわかる取材の様子を一部抜粋してお届けする。

――解散が決まったのはいつのことですか?

アイナ・ジ・エンド(以下、アイナ)2019年です。いつかは解散するということは決めてて、でもそれがいつになるのかはそのときはまだわからないままでした。
モモコグミカンパニーやアユニ・Dはインタビューで「ずっと続くグループではないと思っていた。いつかは終わりがくると思っていた」って答えていたのでメンバーそれぞれだったんでしょうけれど、私はどこかでずっと続くような気がしていました。

正直なことを言えば、私はおばあちゃんになってもBiSHをやっていると思ってました。カッコよく「腹くくりました!」とはまだ言えないけれど、くくらなきゃいけないんだろうなって。

7月以降は「感性を育てたい」

――紅白出場にいたるまでには、BiSHの活動はなかなか大変そうでした。

アイナ 結成当初は“新生クソアイドル”でしたから。一番最初のミュージックビデオでは、ホンモノの馬糞投げられてましたからね……。

でも、私はハイエースで移動するとかコンビニのご飯がもらえるとか、渡辺(淳之介)さんと当時のマネージャーとメンバーで夜行バスに乗って移動するのが楽しかった。
マイク機材も物販商品も渡辺さんが持って、ヒーヒー言いながら移動してたんですけれど、「絶対売れてやるぜ!」っていう“魂の叫び”がみんなから出ていて、私ももちろん出してて。ぜんぜんツラくはなかった。

――メンバー内の確執はありましたか?

アイナ ほかのグループと違って自分たちで振付しなきゃならない。みんなで作り上げるとなるとそれぞれが意見を言い出すから絶対に揉めちゃうんです。全員が「BiSHをよくしたい」と思ってるし、なにせ若いから。

楽屋でずっと誰もしゃべらないなんてしょっちゅうあったし、ハシヤスメ・アツコに胸ぐら掴まれたこともあった。暴力まではないですよ(笑)。

――7月以降、どうしていくのかは決まっていますか?

アイナ 感性を育てたいです。アイナ・ジ・エンドとしての活動は続けたいけれど、リリースに向けて準備をしてライブをするって日々はいったんお休みして、感性を育てる時間にしたいと思ってます。何をするかはまだ明確じゃないですけれど、海外で勉強してみたい。

いままで憧れてきた人のダンスを生で観てみたいとも思うし、妹がダンスしているから一緒に海外のレッスンを受けてみるのもいいなとも思う。勉強にこだわらずに、生活から感性を育てたいです。

「結婚はまだ考えてない」

――4年前には、恋愛で「文春砲」の標的になったこともありました。BiSHが終わったらオープンに恋愛していきたいとは?

アイナ オープンに恋をしていきたいって願望はないです。どちらかというと、人を愛したい。
私、BiSHになってなかったらこんなに誕生日を祝ってもらうこともなかったし、一生分の“かわいい”って声をもらった。清掃員(BiSHのファンのこと)たちにすごく愛してもらった。しくじってもどんなに醜態を晒しても、相変わらず応援してくれる人がたくさんいて、『幸せの前借り』をしちゃった感がすごくあるんです。

歌とかダンス以外の自分も愛してもらったぶん、その愛を返さなきゃ!って思っています。
自分以外の人たちに愛を伝えたい。愛したいです。

――結婚願望は?

アイナ 結婚はまだ考えてないですね。

――歌はどうしますか?

アイナ 歌っていきたいです。歌うのが大好きだから。

ーーほかにやりたいことの候補は?

アイナ イングランドの丘に行ってコアラを見たい。イギリスじゃないですよ、淡路島の(笑)。(「淡路ファームパークイングランドの丘」には)コアラもいるし、パン作りの体験教室があったり、ゴーカートにも乗れるし景色もキレイなんですって。
小学生のときに行ったことあるはずだけど記憶にないんです。そういう場所でのんびりして、感性を育てたい。

それから、衣・食・住をしっかりしていきたい。自炊してるんですけれど、どうもあんまりうまくないみたいなので。料理も教わって、衣食住をきちんとしたいです。自分が身をゆだねられる人と場所のなかで、のんびりしたいな。



解散後について「のんびりしたい」「感性を育てたい」と強調していた5ヶ月前のアイナ。しかし、早くも巨匠、岩井俊二がメガホンをとった10月13日公開の音楽映画『キリエのうた』への初主演が決まっている。
ことごとくアイドルの常識を覆してきた彼女には、やはりのんびりではなく、駆け抜けながら感性を育てるほうが性に合っているようだ。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/村上庄吾

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