小笠原さんはそれまで“唯一の男”だった夫と59歳のときに死別。そこからタガをはずれたようにスナック遊びに没頭した。
その後、常連だったお店のマスターから「この店を閉めるから代わりにやってみないか」と誘われて、61歳からの7年間、ママとしてお店に立ち続けた。
しかし、スナックをやめてもまだ68歳、アダルト業界デビューまではまだ13年もある。
「撮影現場に見に行くだけのつもりが…」83歳でセクシー女優になった小笠原裕子さん(88)の人生の転機…それでも「やっぱり死んだパパ(夫)とが1番」〈世界最高齢セクシー女優〉
集英社オンライン / 2023年7月12日 11時1分
81歳でデビューした世界最高齢セクシー女優である小笠原裕子さんへのインタビュー。前編では“パパ”(夫)との出会いと性生活などについて赤裸々に語ってもらったが、後編ではいよいよAV女優となった経緯を聞く。
「イケメンが用意できました」の連絡に腹をくくってデビュー
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最高齢セクシー女優の小笠原裕子さん、88歳
――スナックをやめたあとは何をしていましたか?
小笠原祐子(以下、同) 息子が車関係の自営業をしているので、その仕事を手伝ったりや知り合いの居酒屋で働いたりしてました。
その居酒屋がひどいところでさ。結局、給料が払われなくなったからやめたんだけど、元暴走族がオーナーだからお客はヤクザばっか。どことどこの組が仲が悪いから注意しなくちゃいけないとか、ケンカもしょっちゅうで。おかげで肝がすわりました。
――その肝の太さも今の仕事に役立っているかもしれませんね。しかし、なぜセクシー業界に?
私のスナックの常連客だった女性から3年くらいずっと誘われてたのよ。彼女、美容師で私の髪の毛もよく切ってもらってたんだけど、その後、フリーのヘアメイクになってからアダルト業界の現場に行くようになったみたいで、「ママ、セクシー女優やらない?」と言ってきて。
もちろん最初は「バカじゃないの、なんで私なんかが?」「やるわけないじゃん、この歳で」と断りましたよ。
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――さすがにふたつ返事でOKしたわけではなかったと。
でも、ある日、彼女から「たまにはご飯一緒に食べない?」と連絡があって家に遊びに行ったら「ルビー」っていう熟女系メーカーの従業員がいたんです。
どうやらふたりで私を口説き落とそうと家に呼んだみたい。
それでも「人に裸なんて見せたくないから」と断ったけど、「スタジオだけでも見に来てください」と言われて。
――AVの撮影現場を目のあたりにすることに。
見るだけ見て断ればいいかと思ってね。それで、その撮影していた作品が老人介護モノだった。5、6人のお年寄りの男性が若い女優とライトを浴びてガッツリ、ヤってたのよ。
それを見た私が「私こんなのイヤだな。イケメンじゃないとイヤ」とポロッと言ったの。そうしたらメーカーの人に「イケメンだったらいいんですか?」と解釈されてしまって(笑)。
10日後にその人から「イケメンが用意できました」と電話がかかってきた。「そこまでしてもらったら腹をくくらなきゃダメだ」と作品に出演することを心に決めました。
やっぱりパパとのセックスが1番!
――そして、デビュー作が撮影され、世界最年長セクシー女優が誕生。
デビュー以降は年1本くらいのペースで作品を撮ってるわね。撮影スタジオまで自分で車を運転して出向いているの。
――お元気ですね。現場のADに聞くと、作品内容にあう下着や衣装を何着も用意し、タオルや化粧品など必要なものは全て自分で準備するそうですね。
たまに自分の作品を見て、どんな風に自分を見せるといいのかと勉強することもあるのよ
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――ちなみに、デビュー作の相手はどうでした?
パパのモノが1番好きですね、大きさも相性も…。男優さんは急所を突いてこないというか、仕事ではイッたことないのよ。やっぱりパパとのセックスが1番ね。
――高齢ゆえに難しいことはありますか?
ありませんね。熟女系の女優さんはローションを入れてぬめりを出さないと痛くて入らない人もいるらしいけど、私は痛いなんて思ったことないし(笑)。
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――デビュー作で約20年ぶりのセックス。しかもパパ以外の男性を知らなかったわけですが、初めて経験したこともあるのでは?
『孫を筆おろししたハイカラ婆ちゃんは83歳!』という作品で、初めて口の中にだされたんだけど、そのときに「ああ、こういうことをパパにしてあげればよかったなぁ」と思いました。
パパに言われるがままで、喜ばせ方を知らないから「大きいね」と言ってあげたり、女性が上になるとか恥ずかしくて……。だからそっけなかったと思うね。
AVデビューが第3の人生
――ある意味で世界が広がったのかも。
あと今のゴムはずいぶん薄いと思うね。昔のゴムは厚かったからパパは避妊を嫌がって、産後すぐにできてしまったこともあった。
――そうなんですね。
人から見たら私の人生、刺激的に映るのかもしれないけど、私はあんまりそう思ったことはないね。
でも、同年代の人たちとは全然話が合わないの。「ここのところ体の調子が悪くて」とか「免許返上したよ」とか、夢のない話ばかりなのでおもしろくもなんともなくてさ。
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――だから若くいられる。
結婚して第一の人生。スナックで第二の人生。そしたらセクシー女優デビューでしょ。人間って第三の人生まであるものなの?
81歳から初めて、まだ10年経ってないけど、いつまで続くことやら。
――ちなみにご家族は小笠原さんの仕事を知っている?
娘は嫁いだからもう関係ないけど、息子には言いましたね。そしたら「ママが元気で長生きしてくれればけっこうです。好きなことしてくれ」と言われちゃいまして。
――パパが生きてたらセクシー女優にはならなかった?
やれない、やれない(笑)。
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現在も大事に持っている過去の写真の数々
――今、大事にしていることは?
健康を自分で管理して、人の厄介にならないこと。大事なのは、悪くなる前に対処することだから、病院には定期的に行ってますよ。
おかげで、今でも走れるし、車だって乗る。高速道路も乗りますよ。タバコは2日で1箱くらい。お酒は日本酒が好きね。飲むときは冷で5合くらい飲むわね。
――すごい……! ただ、セクシー女優もスナックも、人から誘われて始めたことですね。今後自分からやりたいことはありますか?
そういえばそうね。やると決めたら、ちゃんとしたいという気持ちが強いけど、自分でこれがやりたいっていうのは……そうねぇ。
私がしたいことは、自分が描く自分像がちゃんとしているかってことなのかもしれません。じゃなきゃ、アダルト業界の勉強なんかいまさらしないでしょ。
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※
90代も元気でやれるうちは女優の仕事をがんばりたいと話す小笠原さん。今でも週に3回程度、八王子のスナックでバイトをしている。元気で、日々楽しく暮らし、理想の自分像をいまだに持ち続けている。
取材・文/中山美里 撮影/Soichiro Koriyama
集英社オンライン編集部ニュース班
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