サウナで汗をかいた後に水風呂に入り、その後外気浴などで休憩すると、リラックスできて「ととのう」……空前のサウナブームの昨今、サウナに興味がない人でも、「ととのう」という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。中高年の男性が入る印象が強かったサウナだが、近年は趣向を凝らした新店が続々とオープン、若者や女性もこぞって訪れている。
現在のサウナブームは、第三次ブームと呼ばれており、2011年に発売されたタナカカツキさんの書籍『サ道』(PARCO出版)をきっかけに、同作の漫画版の発売や2019年のテレビドラマ化を経て大流行が起きた。
ちなみに第一次ブームは1964年、東京五輪の選手村に設けられたフィンランド式サウナが注目を浴び、サウナ施設が増えたことがきっかけとなり、第二次ブームは1980年代に健康ランドやスーバー銭湯が増えたことに起因している。