映画『セフレの品格(プライド)』は、湊よりこのレディコミ大ヒット作品を、『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』の城定秀夫監督が実写化した話題作(前編『初恋』は7月21日、後編『決意』は8月4日公開)。
主役の森村抄子を演じたのは、2018年の城定監督作『私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください』で初主演を飾った行平あい佳だ。今年はドラマ『リバーサルオーケストラ』や『風間公親—教場0—』にも出演。『セフレの品格』の主演はオーディションで射止めたという。
「原作は、登場人物の心の揺れを繊細な絵で描いた作品。この世界観を壊さないようにと、オーディションの時点から意識して臨みました。
会場で城定監督とプロデューサーの久保和明さんから『この役をやってみて』と言われたのが、主人公の『抄子』でした。抄子は36歳で、私は当時30歳。自分よりちょっと年が上かなというのがありましたが、抄子役で合格させていただきました。
抄子は、今まで演じた中で最年長。しかも15〜16歳の娘がいるという設定。しっかり役作りをしないと嘘っぱちになるなと思いました」