オールスターも終わり、シーズンもいよいよ後半戦に入ります。首位を走る阪神タイガースは、貯金11。仮に年間143試合で80勝60敗3分だとすると貯金20となりますが、岡田彰布監督は、優勝するために、この“貯金20”をどうやって越えていくかということを常に念頭に置き、シーズントータルで考えながら戦っているのではないでしょうか。
前半戦を振り返ると、チームにいい流れを呼び込んだのは、5月24日、神宮球場での東京ヤクルトスワローズ戦です。
阪神が1点ビハインドの9回表、二死走者なしから、ノイジー選手の打球はライト方向へ。ライトフライで試合終了かと思われたのですが、照明と重なったのか、ライトを守っていた並木選手が打球を見失って後逸し、結果的に三塁打となり、これを足掛かりに阪神が逆転勝利をおさめました。