5月6日から全国で上映されている映画『オードリー・ヘプバーン』(2020)を見た。
オードリー・ヘプバーンの生涯を関係者の証言を基に浮かび上がらせた本作は、プロフィールに基づく情報量よりもオードリー・ヘプバーンの人間的な魅力が大きく描かれたハートウォーミングな作品だった。
自分がオードリー作品に初めて触れたのは2016年。
大阪ステーションシティシネマで行われていた往年の名作映画をデジタルリマスター版で上映する企画「午前十時の映画祭」に『ローマの休日』(1953)がラインナップされていたのだ。
当時15歳。名前は聞いたことがあるものの、どんな作品かもまったく知らないままチケットを買った。
劇場には往年のオードリーファンらしき年配のお客さんで溢れかえっており、時代が変わってもこれだけ支持されているのかと驚いた記憶がある。