1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『邦キチ!』作者・服部昇大がオススメする「自宅で見られるクセつよ映画5選」

集英社オンライン / 2022年5月22日 11時1分

最新作や往年の名作が自宅で見られると、コロナ禍もあって会員数を伸ばした映像サブスク。これほど多くの作品に触れられる時代は映画史上初ともいえるが、せっかく見放題なのだから、話題作だけを見るのももったいない。そこで今回、邦画プレゼンマンガ『邦キチ! 映子さん』(ホーム社)の作者である服部昇大氏に、「Amazonプライム・ビデオで楽しめるクセつよ映画5選」を選んでもらった。怪作、奇作、知られざる名作――これを見たら、新たな映画の楽しみ方が開けるかも

そもそも『邦キチ! 映子さん』とは?
映画&漫画ファンであればSNSで一度は目に留めたことがあろう『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』(ホーム社)。怪作・奇作・珍作へのほとばしる愛を、邦画マニアの女子高生・邦吉(くによし)映子が熱く語るレビュー漫画。



貴重な作者インタビューはこちらから!

『魔女の宅急便』(2014) 上映時間:1時間48分/日本
監督:清水崇
出演:小芝風花、広田亮平、尾野真千子 ほか
Amazonプライム・ビデオで見る

『邦キチ! 映子さん』の第1話を飾った、“邦キチ記念碑”的な作品です。本作は自然豊かな小豆島に大掛かりなセットを組み、原作小説で描かれた世界観を忠実に再現……というのがウリだったはずなんですけど、なぜかメガホンを取ったのが清水崇監督。『呪怨』でおなじみのホラー界の巨匠なので、美しい自然を背景に常時不穏な空気が漂う(笑)。この映画を紹介することで映子さんのキャラクターができ上がったと言っても過言ではないので、この機会に見てほしいですね。

『パイナルファンタジー』(2014) 上映時間:1時間10分/日本
監督:アラン・スミシー
出演:山田空、愛実、桜塚やっくん ほか Amazonプライム・ビデオで見る
Amazonプライム・ビデオで見る

どんなDVDショップでも見つけられない怪作に出会えるのもサブスクの魅力。この作品のすごいところは、どう考えても限りなく「素人が素人を撮ってる」っぽいところ。カメラワークはつたないし、セミの声が大音量で入っていて音がろくに聞き取れない、せりふはずっと棒読み……。あまりのぶっ飛びっぷりに「お金持ちが道楽で作った映画なのでは?」という噂もあるほど。本作を見ると、普段何気なく見ている映画がいかに高度な技術で作られているかを再確認できます。

『電人ザボーガー』(2011) 上映時間:1時間54分/日本
監督:井口昇
出演:板尾創路、古原靖久、山崎真実 ほか
Amazonプライム・ビデオで見る

特撮から一本選ぶなら、70年代特撮ドラマのリメイク『電人ザボーガー』。原作の主題歌や設定のアレンジ加減が絶妙で、“理想的なリメイクもの”といえる作品です。特撮出身の俳優・古原靖久さんが若きヒーローを熱く演じる第1部、中年になった主人公の悲哀を板尾創路さんが演じる第2部の2部構成になっており、特撮ファンは前半を、そうでない方も後半の人間ドラマを楽しめると思います。この前後半の落差が、公開当時、賛否両論分かれた原因でもあるのですが……。

『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』(2017) 上映時間:2時間3分/中国
監督:ウー・ジン
出演:ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド ほか
Amazonプライム・ビデオで見る

『邦キチ!』ではアジア映画も取り上げており、そのなかでぜひ今見てほしいのがこちら。中国の強気の外交が「戦狼外交」と呼ばれるきっかけとなった作品です。特筆すべきは、今日び珍しい“国威発揚映画”であること。「中国大使館じゃ攻撃できねぇ!」「相手は常任理事国の中国だ、へたに手を出すな」という台詞からもわかるように、全編通して“中国スゴい”というメッセージ性が強すぎる(笑)。ただ“中国スゴい”をやりすぎたせいなのか、中国共産党からにらまれて、続編の製作が頓挫したという噂もあるので、本当に“今しか見られない”作品といえるかもしれません。

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション デラックス吹替版』(2019) 上映時間:1時間31分/フランス
監督:フィリップ・ラショー
出演:フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン、カメル・ゴンフー ほか
Amazonプライム・ビデオで見る

“マンガやアニメの実写化”というと残念な結果に終わる確率が高いのですが、出色なのが仏版『シティーハンター』。自身もファンであるラショー監督がアニメ版の雰囲気を再現することに目一杯こだわったのだとか。原作にあっても違和感のない、コミカルなアホらしさと熱いアクションが一体となったオリジナルストーリーで、エンディングの『Get Wild』もこれ以上ないタイミングで流れるんです。数々の実写化映画の失敗の上に本作があるとしたら、先人たちが流した血も無駄ではなかった!と胸打たれる傑作。

『邦キチ!』最新話は、こちらのサイトから!
コミックサイト「COMIC OGYAAA!!」
https://comic-ogyaaa.com

*記事内の情報は2022年4月29日現在のものです

画像/すべてホーム社

取材・文/結城紫雄 ロードショー編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください