太平洋戦争終結から78年目の夏、今年も日本は「終戦の日」を迎える。
ロシアによるウクライナ侵攻は出口が見えず、台湾を巡って米中は対立。国際情勢が緊張を増す中、かつての戦争を振り返り、「いかに平和を守るか」について考えることは、今の時代を生きる私たちの義務ではないだろうか。
戦争と平和を考えるにあたり、関連書籍を手に取る方も多いだろう。
戦前〜戦後の貴重な白黒写真をカラー化して掲載した書籍『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社新書)は、写真集としては異例の発行部数6万部を記録し、大きな反響を呼んだ。原爆投下や各地への空襲だけでなく、当時を生きた人々の“日常”にもスポットを当てた写真が、約350点収録されている。