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酒泥棒な珍味から牡蠣ビール、クセつよおつまみまで…アンテナショップの店員が推す!ご当地“せんべろ”セット【北海道・東北編】

集英社オンライン / 2022年5月18日 19時1分

北海道の珍味とワンカップ、ガツンとした味わいの秋田名物……家にいながら旅欲を満たせる、北海道・東北の名産品の中から自宅で味わえる、ほぼ“せんべろ”セットを紹介しよう。

東京近郊のアンテナショップで購入! 地元の味で晩酌はいかが?

気軽に旅行気分に浸りたい……旅先のあの味を食べたい……そんなときにおすすめしたいのが、その土地の名産品が揃うアンテナショップ(地方物産館)だ。

東京・銀座を中心に、都内には各地域のアンテナショップが出店されている。そこで、今回は実際にアンテナショップに足を運び、お酒(地ビール or 地酒)1品とおつまみ1品を購入。スタッフの方に教えてもらった人気商品や特産品を中心に、セットで買っても700〜2,000円程度の商品を紹介する。



今宵はアンテナショップに立ち寄り、ご当地グルメで乾杯といこう!

【北海道】酒泥棒の珍味とキュートなワンカップの組み合わせ

株式会社江戸屋「むきこまい(マヨネーズ入り)」1080円、高砂酒造株式会社「清酒 髙砂 ずZOOっと旭山 180m」378円

しろくまが描かれたキュートなワンカップ「清酒 髙砂 ずZOOっと旭山 180ml」に合わせるのは、噛めば噛むほどに旨みが出てくる珍味「むきこまい」。

「こまい(氷下魚)」とは、北海道で冬に獲れるタラの仲間のこと。別名カンカイ(寒海)とも呼ばれる冬ならではの魚で、北海道では干して、乾燥珍味にしているのだそう。

ただ、ものすごく硬くて、食べる前にはトンカチなどで叩いてむしって食べる必要があるのだとか。それをむいて食べやすくしたのがこの商品。弾力があって、噛むほどにお酒が進む、酒泥棒! 味変にはマヨ七味がおすすめ。

1899年創業の老舗酒蔵・高砂酒造が製造する「清酒 髙砂 ずZOOっと旭山 180ml」は、爽やかな甘みを感じる純米酒。旭山動物園の公認を受けた商品で、しろくまの中心にアザラシやペンギンなどが描かれている。

他にも、くまやカバが描かれたデザインもあって、ギフトとして買っていく方も多いのだそう。瓶をぐるりと回して、どんな動物が隠れているか探したくなっちゃう。飲み終わった後に花瓶としても使えそうなかわいさだ!

施設概要
北海道どさんこプラザ
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館1階
電話:03-5224-3800
営業時間:10:00〜20:00、年中無休(年末年始を除く)
URLhttps://www.maruiimai.mistore.jp/common/dosanko.html

【青森県】海のまち(八戸)と緑のまち(十和田市)のハーモニー

花万食品株式会社「なかよし」725円、奥入瀬ビール「ピルスナー」600円

青森県の2品は、港のある海のまち・八戸と奥入瀬渓流や十和田湖のある緑のまち・十和田市の名産品の組み合わせ。

昭和53年より地元で愛され続けているおつまみ「チーズといかのハーモニー なかよし」。八戸港で水揚げされたアカイカを乾燥させて延ばした“のしいか”にし、こだわりのチーズを挟んだ、チータラならぬ“チーイカ”。

実は八戸市は、長年イカの水揚げ量全国一を誇り、市の魚にもイカが選ばれているイカのまち。チータラよりも弾力があり、噛んでいくうちにイカの旨みが口の中に広がる。個包装されているので、好きなときに好きなだけ味わえるのも嬉しい。

世界有数のぶなの森・八甲田連峰から、長い年月をかけて湧き出す伏流水(奥入瀬源流水)を使用してビールを造る「奥入瀬ブルワリー」。そこで造られている奥入瀬の自然を感じるビール4種類のうち、今回はスッキリとした喉越しの「ピルスナー」をチョイス。王道の味が好きな人に、ぜひおすすめしたい、ホップの香りと苦味が特徴のビールだ。

施設概要
あおもり北彩館
住所:東京都千代田区富士見2-3-11 青森県会館1階
電話:03-3237-8371
営業時間:平日10:00〜19:00、土日祝 10:00〜18:30 ※月末18:00閉店、年中無休(12月31日を除く)
URLhttps://www.hokusaikan.com/

【岩手県】ビールもつまみも牡蠣! 牡蠣好き歓喜のセット

株式会社山田の牡蠣くん「山田の牡蠣くん(小瓶)」1,300円、いわて蔵ビール「三陸広田湾産牡蠣のスタウト(オイスタースタウト) 330ml」550円

岩手県からはビールもおつまみも牡蠣のものを紹介。ビールが牡蠣の旨みやスモーキーさを増幅させ、両者の奥深さをさらに引き立たせる、この組み合わせ、大の牡蠣好きにはたまらなかった……!

「山田の牡蠣くん」は、三陸の海で養殖された牡蠣のむき身を燻製にし、天然塩とオリーブオイルのみに漬け込んだ一品。驚くほどに身が大きくて(測ってみたら約7cmあった!)、ぷりっぷり。くせになる燻製の香りと牡蠣の旨みがぎゅっと詰まっているので、牡蠣好きは、ぜひトライしてほしい! 小瓶の中には同じくらいの大きさの牡蠣が5つほどイン! そのまま食べるのはもちろん、オイルと合わせてシメのパスタにするのも良さそうだ。

ビールは三陸広田湾産の牡蠣の殻と身を使用し、醸造した「三陸広田湾産牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)」。牡蠣の殻を使うことで発酵が良くなり、黒ビールに奥行きを与えるのだそう。クリーミーな泡が特徴的で、飲み始めはキャラメルのような濃厚な甘みを感じるが、後味はさっぱりと楽しめる。

施設概要
いわて銀河プラザ
住所:東京都中央区銀座5丁目15-1 南海東京ビル1F
電話:03-3524-8315
営業時間:10:30~19:00(月末最終日 10:30~17:00)、年中無休(年末年始を除く)
URLhttps://www.iwate-ginpla.net/

【宮城県】牛たん×ビール、鉄板の組み合わせここにあり

「喜助の仙台名物おつまみ牛たん」432円、松島ブリューイングカンパニー「奥州仙台 伊達政宗麦酒 ヴァイツェン 300ml 」471円

宮城でビールと相性が良さそうなものを考えたとき、まず最初に浮かぶのは牛たんといっても過言ではないはず。 宮城県からは、その鉄板の組み合わせを紹介する。

パウチパックに入った「喜助の仙台名物おつまみ牛たん」は牛たんを気軽に楽しめる一品。牛たんを柔らかくじっくりとゆで上げ、うま味と風味のある赤穂の塩で味付けた商品だ。約1cmの厚みの牛たんが10個ほど入っていて、食べごたえは十分。ほどよい塩味が、ビールのお供にぴったりだ。

伊達政宗とその家臣(片倉小十郎、支倉常長)の3種類から選べる、松島ブリューイングカンパニーが製造する、戦国武将の名を借りたビールシリーズ「伊達政宗麦酒 ヴァイツェン」は、小麦麦芽を50%以上使用したまったりとした優しい味わい。苦味を感じないフルーティさが特徴なので、ビールが苦手な人にも試してもらいたい。他の2種はケルシュとピルスナーで味が異なるので、3種類買って飲み比べもおすすめだ。

施設概要
宮城ふるさとプラザ
住所:東京都豊島区東池袋1丁目2番2号 東池ビル1・2階
電話:03-5956-3511
営業時間:11:00〜20:00、年中無休(年末年始を除く)
URLhttp://cocomiyagi.jp/

【秋田県】チーズ×IPAのガツンとした味わいを楽しめる

株式会社フルゥール「いぶりがっこチーズサンド」410円、秋田あくらビール「なまはげIPA 330ml」550円

秋田は米どころなのでお酒といえば日本酒……と、いきたくなるが、お店にはかわいらしいラベルのクラフトビールもたくさん並んでいた。中でも、絵柄が目を引いた「なまはげIPA」をチョイス。パンチのある味わいのIPAには、濃い味のおつまみを合わせたい。

「いぶりがっこチーズサンド」は、乾燥させた秋田県産のいぶりがっこを、まろやかなチーズとさかなシートで挟んだ一品。いぶりがっこがふわっと香り、ポリポリ食感が良いアクセントになっている。1つ食べるとクセになり、もっと、もっと……と食べる手が止まらない。

「なまはげIPA」は、フルーティで強烈な苦味が特徴のホップ好きにはたまらないビールだ。飲むときはグラスに注いでホップの香りを存分に感じてほしい。つまみもビールもしっかりとした味わいで、互いに食い合うことなく良いハーモニーを生んでいる。

施設概要
秋田ふるさと館
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1F
電話: 03-3214-2670
営業時間:10:00〜19:00、年中無休(年末年始を除く)
URLhttp://www.a-bussan.jp/shop/tokyo/

【山形県】昔ながらの漬物と日本酒でちびちびと

漬物の丸昌「おみ漬(220g)」378円、桜川酒造「羽前桜川 ワンカップ 180ml」242円

ごはんのお供として外せない漬物だが、実は日本酒のアテにも相性抜群なのをご存知だろうか? それもそのはず、日本酒も米からできているので、合わないはずがないのだ。

山形の昔からの漬物といえば、高菜の一種・山形青菜(せいさい)を刻んだ「おみ漬」。元は余った野菜を全て使い切るための料理として発展してきたという。蔵王温泉に泊まったときに、この「おみ漬」が出てきたのだが、甘味と酸味がちょうどよく、好みの味だったのでお代わりした記憶がある。

漬物の丸昌の「おみ漬」は、大根や人参、しその実の香りとシャキシャキ食感が特徴で食べごたえばっちり。納豆との相性も抜群で、地元の人は、納豆と混ぜてごはんのおかずにすることもあるそう。飲みの〆は「おみ漬納豆」を楽しんでみるのも良さそうだ。

釣りを楽しむ様子が描かれたほのぼのとするワンカップは、1706年創業の桜川酒造が製造する一品。地元では多くの人に愛されており、自動販売機や道の駅などでも販売しているそうだ。雑味の少ないクリアな味わいで、スルスルと飲めてしまう。

施設概要
おいしい山形プラザ
住所:東京都中央区銀座一丁目5-10 ギンザファーストファイブビル1F・2F
電話:03-5250-1750
営業時間:10:00〜19:00、年中無休(年末年始を除く)
URLhttps://oishii-yamagata.jp/

【福島県】ラベルの印象は異なるけど、味の相性は抜群!

メグロ食品「桜肉煮」550円、猪苗代ビール「ピルスナー 330ml」690円

福島の組み合わせはラベルに特徴のある2品。手作り感あふれるお母さんの絵にほっこりする「桜肉煮」と、海外ビールのような印象の「猪苗代ビール ピルスナー」。見た目の印象は異なるが、味の相性は抜群だ。

会津の缶詰専門店がつくる「桜肉煮」は、会津坂下町名産の桜肉(馬肉)を醤油と生姜で煮込んだ一品。調理から加工まですべて、会津のおかあさんたちが手作りしているのだそう(販売元、メグロ食品のホームページ 参照)。馬肉の臭みは感じず、ほのかに甘みを感じる優しい味わいで、箸でも切れるほどの柔らかさだ。ぎっしりと詰まった缶の中には、8切れもの桜肉が入っていた。

会津磐梯山の天然水を使ったビールを醸造する猪苗代ビール。5種類あるビールには1,7,8,4,6と数字が振られており(続けて読むと“いなわしろ”なのだ!)、数字ごとに味の特徴が異なる。1番は「ピルスナー」。ビターホップとアロマホップをバランスよくブレンドしている。キレのある爽やかな味なので、暑い季節にキンキンに冷やして飲みたい。

施設概要
日本橋ふくしま館 MIDETTE
住所:東京都中央区日本橋室町4-3-16柳屋太洋ビル1階
電話:03-6262-3977
営業時間:平日10:30~20:00、土日祝11:00~18:00、年中無休(年末年始を除く)
URL:https://midette.com/

※価格は全て2022年4月時点のもの。全て税込み表記。

取材・文・撮影/加藤あやな

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