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「男たるもの500回戦までは達したい」と豪語して遊びまくる既婚男性の会社と自宅に届いた怪文書。送り主の正体は…

集英社オンライン / 2023年8月29日 17時1分

芸能人や有名人の不倫バッシングが過激化する一方で、既婚者向けのパーティーやマッチングサービスといった出会いの場が隆盛を極めている。しかし、既婚者同士が公然と出会える機会が増えたがゆえに起こるトラブルも多い。今回は、男と女の温度差から生じた「本当にあった怖い不倫話」をお届けする。

既婚者向けマッチングサービスでのやりとり

多くのマッチングサービスでは、主に恋人や結婚相手を探す男女がターゲットであり、当然ながら既婚者は登録できない。しかし、婚外恋愛や友達探しを目的にしている既婚者専用のサービスも存在する。そのひとつが、今回のトラブルが起きた舞台となる「既婚者向けマッチングサービス」だった。

関西に本社がある一部上場企業の東京支社で働く都内在住の男性、後藤さん(仮名/51歳)は、結婚歴30年の子持ちだが、古くはテレクラから出会い系サイト、昨今では婚活向けのマッチングサービスに未婚を装ってまぎれこんだり、さまざまな婚外恋愛を謳歌してきた。そんな後藤さんが既婚者向けマッチングサービス「Kクラブ」に登録したのは1年前。すでに複数の女性とマッチングして果し合いを交えてきた。


一部上場企業の有名企業で働く後藤さん

後藤さんは1年前に出会ったA子さん(45歳、2児あり)と交友関係を継続しながら新たな出会いを探し続けていたという。

「私は現在、東京支社で仕事をしながらも大阪に賃貸の住まいを借りて、月の半分は大阪本社に出勤しています。A子と会うのは主に東京ですが、大阪での出会いも探していました。そこでマッチングしたのが、大阪在住の主婦を名乗るB美です。B美はマッチングするやいなや『ムラムラする』とか『3Pしたい』などと過激なことを言ってこちらを挑発するようなタイプの女性でした」(後藤さん)

後藤さんもユーザーの「Kクラブ」は累計会員数20万人以上でマッチング数も100万件以上。アプリ版はなく、WEBサイトのみというサービス

B美さんはしきりに「いま何人の女性とやりとりしてるの?」とか「セフレは何人いるの?」と自分以外の女性の存在も聞き出してきたという。

「そういうことを聞いてくる女性は少なくないので、自分も違和感なく、A子の存在や、それ以外の女性のことも話しました。B美が『ハメ撮りとか撮ってるんじゃない?』と聞いてきたので『うん。見たい?』と過去に撮ったA子ではないC子のフェラ中の写真を送りました。もちろん、撮った女性の顔が判別できないような写真です」

しかし、写真を送った途端にB美さんの反応が薄くなり、やがて一方的なメッセージが送られてきた。

〈私はサクラでした。写真は無闇に送ると悪用されます。本人にバレて訴えられる場合もあります。やりとりの中で、名前や生年月日を明記するのは危険です。あまりに警戒心がないので、心配になりました〉

その後、B美さんにブロックされて、突然連絡が途絶えたという。

会社に届いた衝撃的な怪文書

B美さんと会う気満々だった後藤さんだったが、突然連絡が途絶えるのもこの手の出会い系ではよくあること。特別、気にしないでいたという。しかしその5日後、事態は急変する。大阪本社の後藤さん宛に謎の怪文書が届いたのだ。

後藤さんに送られてきた怪文書(差出人の記載はなし)

「封筒の中の文書は4枚で、1枚目に『C子とのやりとりするのをやめてほしい。やめなければ家族にも同様の内容を送る。写真の消去をお願いしたい』などと書かれた文書で、2枚目にB美とやりとりした時に送ったC子のフェラ中の写真、3枚目に僕の顔がバッチリ映ったプロフ写真、4枚目にB美とのメッセージ画面のスクショがプリントされた文書が入っていました」

実際に届いた4枚の怪文書

会社に実名宛でこうした文書が届き、動揺した後藤さんだったが、送り主の正体は見当もつかなかったという。内容としては、C子さんやその関係者からの抗議とも思われるが、そのC子さんは海外在住の女性で現在も変わりなく交流があることから、その可能性は薄いと考えたという。

「いったい、誰が、なんのために…?」と怯える後藤さんの元に、ぴったり1週間後、今度は東京支社に2通目の怪文書が届いた。

「今度はかなり衝撃的な内容でした。1枚目に『こちらが最終警告です。ご理解頂けないのであれば、今後は弁護士を入れての話し合いと致します』と書かれ、文末に自分の自宅住所が書かれていました。心臓を掴まれるような思いでした。
頭が混乱し、激しい動悸に襲われ、冷や汗が出ました。間違いなく3通目も届くだろう、次は何を要求されるんだろう? 文書が届くのは会社か自宅か、どっちだ…? と、いてもたってもいられませんでした」

後藤さんに届いた2通目の怪文書

その後、知り合いの弁護士に相談したり、郵便局に個人名での郵便物はすべて自宅ではなく大阪出張時に寝泊まりするマンションへの転送手配をするなど、あらゆる対策を練った。

「今年4月に会社としては最年少で部長に昇格したばかりなのに、この一件が明るみになったら降格は間違いないだろうな…とか、妻には思い切って打ち明けようか…とか、3通目は金銭を要求されるだろうなど、あらゆることを考えました」

怪文書の送り主の正体は…

2通目の怪文書が届いてから2週間あまり、夜も眠れず、食事も喉を通らない日々が続いた後藤さん。その間も継続してA子さんからは連絡が来ていたという。

「私が会うのを控えていたこともあって、A子からはしきりに『何かあった?』とLINEがきました。『会う気分じゃない』と答えると『女関係で何かやらかしたんでしょ?』と聞いてきました。A子は出会った当初から私に夢中で、よく『他に女は作らないでね』とか『私だけにして』と言ってきていました」

3通目はいつどこに届くのか。

不安な日々を送る中で、後藤さんには「この怪文書の送り主は、もしかしたらA子かもしれない」という疑念が湧いてきた。というのも、後藤さんはA子さんには本名や会社名も伝えていた。さらに、ホテルで交流する時は室内で5~6時間過ごし、ときには寝入ってしまうこともあったからだ。

もしかしたらA子さんが後藤さんの寝ているすきに財布の中の免許証を見て、自宅の住所を知ったのではないか。

「私がA子を疑い始めたのは、怪文書の消印のエリアがA子の会社近くだったからです」

そう感じた後藤さんは真相や知るために、A子さんにカマをかけることにしたという。

「あまりにA子から『会いたい』という連絡がくるため、“警察に被害届を出すほどのトラブルに巻き込まれたこと”、“精神的な苦痛から心療内科に通院したこと”をLINEで伝えました。するとA子から、こんなLINEが届いたのです」

――話さなきゃいけないことがあって。(略)
B美になりすまして、あなたとKクラブでマッチングし、手紙を送ったのは私です。
先週少しでも会ってと言ったのは、すべて話そうと思って。
愛情がどうしても消えなくて、嫌われるのも怒られせるのも怖くて、毎日震えがとまらず本当のことが言えませんでした。
このLINE、警察に見せてね。
うちはたぶんバレたら離婚です。
こんなことになるなんて思わなかった。
迷惑をかけたり傷つけるつもりもありませんでした。
ごめんなさい――

後藤さんに届いたA子さんからのLINE

「A子、やはりお前だったのか!」という驚きと共に心の底から安堵した後藤さんは、このLINEを受けとったのを最後に、A子さんとの関係は絶った。

「男たるもの500回戦までは達したい」

今回の一件で、婚外恋愛はもうこりごりかと尋ねると、後藤さんは首を横に振った。

「実は僕は新卒で就職して以来、出会って交流した女性の極秘リストを更新し続けています。どこで出会ってどういう子で、その子がどんな具合だったか、AからEでランク付けしています。このリストを見ると『あーこの子はこうやったな』というのを鮮明に思い出せるほど、特別なスコアブックです。いま、405回戦目まで達しました。男たるもの、やはり450回、いやできれば500回戦までは到達したいと思っています」

後藤さんが作成している極秘リスト

後藤さんがスコアブックと呼ぶ、極秘エクセルシートの別ファイルには、なぜか『デビルマン』のエンディングテーマ曲「今日もどこかでデビルマン」の“誰も知らない 知られちゃいけない~”といった歌詞全文が綴られていたり、「ロト7で10億円当たった時の使い道」などが綴られていた。

突然の怪文書に肝を冷やし、夜も眠れず、食事も喉を通らない日々を過ごしたにもかかわらず、人知れずスコアブックに女性スコアを書きためる後藤さん。

不倫トラブルは今後も尽きないはず……それは間違いないだろう。

取材・文・撮影/河合桃子

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