小学校で家庭科の授業が始まったのは、戦後間もない昭和22年のこと。それからしばらく経ち、各教材メーカーから「裁縫箱セット」が発売されたが、当時の学校推薦のカタログには、男子児童は「兜」、女子児童は「毬」の柄など選択肢が少なかった。
しかし1990年代に入ると、家庭科の授業でエプロンや手提げ袋などをつくる学校が増えはじめ、それにともないストライプや水玉など、裁縫箱セットの柄バリエーションも充実してきた。
そして2001年に登場した初代ドラゴンシリーズ「LOURD LEGER(ルールレジェ)」が“小学校裁縫セット界”の歴史を変えた。