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〈水原希子〉タブー視されがちな性についてオープンに語ることで医療の現場からも感謝「そもそも性とはゴールが存在しないもの」

集英社オンライン / 2023年9月12日 12時1分

水原希子(32)が9月6日に行われた日本の女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「iroha」のイベントに出席。自身がirohaと共同開発したアイテムを手に、その特徴を説明。会見後には独占インタビューで自身の性についてオープンに語ってくれた。

水原希子の等身大の魅力

イベントが行われたのは表参道のイベントスペース「WALL&WALL Tokyo」。今年3月の「iroha」のブランドアンバサダー就任と商品の共同開発の発表を受けての、新商品「iroha mai RURI」の完成お披露目の場となった。

水原さんといえば、自身のInstagramで日常的に海で戯れる様子を投稿しており、時には美ボディを大胆に披露するほど「海好き」をアピールしている。今回の新商品のテーマはまさに「海」。商品のボディカラーはブルーで、セルフプレジャーグッズにとって重要な振動には「私にとって幸福のシンボルで神様みたいな存在」だというクジラの鳴き声を詰め込んだという。


海の中をイメージした会場では妹・水原佑果も登場。会場を盛り上げた

振動に鳴き声…。「???」という感じだが、これには「iroha」の最新技術が生かされている。なんでも水原さんが実際にクジラと共に泳ぐホエールスイムで体験した時に録音したクジラの鳴き声をベースに、irohaの開発者が音を振動に変えて本体に取り込んだというのだ。

従来のモーター振動に比べ、立体的で奥行きのある振動が体の内部まで深く届く感じと似ているそうで、これぞまさに、水原さんが海中で感じた「体に響くようなクジラの鳴き声そのもの!」だという。この発想はiroha開発者にとっても「我々、社内では絶対に出なかったアイデアで、水原さんならではの自由で斬新な発想」だったそうだ。

また、水原さんがアンバサダーを務めることにより、産婦人科など医療の現場で、医師が月経痛の低減のためにセルフプレジャーグッズの使用を勧める際、患者さんから受け入れてもらいやすくなったという話も会見で披露された。水原さんがポジティブに語ることで、性に悩む女性を後押しし、結果として医療の現場からも感謝されているのだ。

そして、水原さんといえば先月19日に放送された「マツコ会議」(日テレ系)でバカンス中のバリ島から中継出演し、現在交際中だというラブラブな彼氏も紹介。今回の会見でもその存在について「今のパートナーは過去の恋人には恥ずかしくて見せられなかった仕事の部分も見せられる」とし「お互いを認め合うだけでなく高め合うこともできる素敵な存在」だと語った。

会見の最後には「実は『iroha mai RURI』に続く水原希子モデル第二弾を現在開発中です。こちらはこの秋には紹介できると思います」と発表し、会場を驚かせた。

会見後、集英社オンラインでは水原さんに独占インタビューを敢行。自身の恋愛観や性の価値観について、ここまで包み隠さず話すモデルはいないだろう。改めてその等身大、かつパワーあふれる発言を感じてほしい。

プロダクトデザイナー(写真右)とともに製品の魅力をプロデュースした

そもそもゴールが存在しない

――水原さんにとって初めてセルフプレジャーを経験したのは何歳ごろなのでしょうか。

モデルとして活動するために東京に出てきて間もないタイミングだったと思います。ハタチになる前くらいかな? 初めて使ったのは、ちょっと隠したくなるようなデザインのものでした。なんというか男性目線で作られたような。

――その後、2013年に「iroha」が誕生しました。

ネットショップかな、いや渋谷のドン・キホーテか、秋葉原の「エムズ」だったのかもしれない。一目見て「なんてかわいいの!」と感激しました。これはまさに女性によって作られた女性のための商品だなって一目惚れしました。それで「iroha(イロハ)ゆきだるま」という商品を購入したんです。

――実際に使用されてみて、いかがでしたか。

見た目がなんといってもかわいかったのと、バリエーションがすごく豊富にあって、いろいろと選べるのもよかった。まるで服やアクセサリーを買うのと同じ感覚でプレジャーグッズを買えることが、それまであり得なかったし。

もちろん機能性もすごかった。入れ物や充電の仕方とかもオシャレで、セルフプレジャーグッズ業界のAppleみたいな感じがしたんです(笑)!

――セルフプレジャーアイテムについてお友達と話したりすることはそれまであったのですか。

もちろん、誰とでもその話ができるわけじゃないけど、当時は「SEX and the CITY」でキャリーたちがお茶を飲みながらプレジャーグッズの話で盛り上がるかのように、仲のいい子とは気軽に話してました。モデルの先輩とかともそんな話になることもあったりして。恋愛の話と同じように自然の流れで。



――水原さんにとってセルフプレジャーとセックスとの違いはなんでしょうか。

人それぞれだと思うんですけど、私にとってはやっぱりその直感に従って「今日疲れたな」とかストレス解消だったり、気分で行うものがセルフプレジャーだと思うんです。自分の体の状態を知る行為でもあるというか。

私、セルフプレジャーにおいてはオーガズムに達することがゴールだと思ってないんです。どうしても達せない時ってあったりして、そういう時ってなんか「疲れてるんだな」とか自分の精神状態も知ることができる。

――一方で、セックスにおいてもオーガズムがゴールではないと考えますか?

ゴールじゃないですね。私はやっぱり好きな人としかセックスできないんです。お友達などの中には愛情とは関係なしにセックスを行為として楽しめる子もいて、それは私に取ってはうらやましいぐらいで。以前は試みたこともあったけど、愛情のないセックスはストレスのほうが大きい。

だからセックスって、なんなんでしょうね。英語ではメイクラブって言いますよね。愛し合ってこその、楽しめるものだと思っています。やっぱり作業みたいな感じになるのは私的には嫌だし「愛してるよ」という気持ちの流れで行うもの。だからもちろん、オーガズムというゴールはないし、そもそもゴールが存在しないと思うんです。



――日本の女性の中には「イケない」ことを悩みにしている方もいますよね。

もちろんバランスが大事だと思うんですけど、やっぱりオーガズムをゴールにしちゃうと、本当に目的がそれだけひとつになっちゃうので、お互いを思いやる気持ちや、愛を爆発させたりとか。いろんな形があっていいと思うんですね。

それにセックスはいろんな種類があると思うんです。挿入したまま動かないポリネシアンセックスのようなものとか。本当に掘れば掘るほど、スタイルはさまざまだと思うんです。

――スタイルがさまざまなセックスにおいて「iroha mai RURI」もパートナーと共に楽しめる商品でしょうか。

もちろんです。普段とはまたちょっと違う刺激みたいな感じで取り入れてもいいと思いますし、それこそ「セックスでイケない」ことを悩む女性にとっても、もしかしたらパートナーと使ったらイケるかもしれないし。

お互いの体だけの刺激で完璧を求めてストレスがかかるのは良くないと思うんで、やっぱり「iroha mai RURI」やプレジャーグッズの力を借りながらっていうのは…いいんじゃないかと思います。

「「iroha mai RURI」がみなさんにとっての何かしらを解放するきっかけとなったら」と、勇気をくれた水原さん。今年秋に発表される第二弾商品も楽しみに待ちたい。

取材・文/河合桃子 撮影/石田壮一

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