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サウナ×渓流×キャンプで…「ととのった!」~ ビギナーもサウナーも自然の1部になれるキャンプ場

集英社オンライン / 2022年5月21日 8時1分

「サウナ」「水風呂」「外気浴」の合言葉と共に浸透したサウナブームは、今なお、加熱の一途を辿っている。天然水に大自然の外気浴……昨今急増する、「大自然の一部になれるほど『ととのう』」キャンプ施設をご案内!

「いつもは、職場近くのサウナに通っているけれど、キャンプサウナはたまの休みの贅沢です」(40代男性)

心身の疲労回復に再注目を浴びたサウナブームはとどまるところを知らない。サウナ愛好家、いわゆるサウナーの間では、より質の高い「ととのい」を求めてサウナ室の静寂性や水風呂の温度に気を遣うことが当たり前となった。聖地と称されるサウナ施設への巡礼も盛んに行われている。

そんなサウナー達が今、注目しているのがサウナ併設のキャンプ場。街の屋内施設では味わうことのできない、大自然の「外気浴」に着目しているからだ。



今回は、サウナーからの予約が絶えないキャンプ場、ならびに、アウトドア初心者でも安心して「ととのえる」、大自然のなかのサウナ施設をご紹介しよう。

老若男女が楽しめるサウナキャンプ施設は、都内にも存在する

大自然のなかでのサウナトランスは、サウナ求道者・ベテランキャンパーにのみ許された恍惚体験ではない。初心者であっても、身ひとつで楽しめるキャンプ施設はここ数年で急増、都心近郊にも多く展開されている。

たとえば、日帰りBBQプランも提案する『深澤渓 自然人村』は、東京都あきる野市に所在するアクティビティ施設。最寄り駅JR五日市線 武蔵五日市駅から徒歩20分、駅からタクシーを利用したとしても片道1000円前後で行けてしまうアクセスの良さがウリだ。

肝心のサウナは野外に設置された本格テント式。火照った身体をクールダウンさせる谷川も浅瀬のため、ファミリー利用も珍しくない。テント泊のほか、素泊まりできるバンガローも用意されており、最低限の荷物で訪れられることも初心者にはありがたい。細かいところで言えば、トイレが綺麗に整備されている配慮も女性キャンパーに親しまれるポイントだ。

(画像提供/ときたまひみつきち COMORIVER)

(画像提供/ときたまひみつきち COMORIVER)

少し遠出するのなら、日本一河川面積の割合が広い埼玉県に足をのばすのも良いだろう。多くの清流がまたぐ埼玉県には、ととのえる人気スポットが多く点在している。

なかでも県中央、比企(ひき)郡 ときがわ町にある『ときたまひみつきち COMORIVER(コモリバ)』は、日本にいながらして北欧の伝統的なサウナを味わえるグランピング施設だ。

施設に用意されたサウナは、フィンランド式のサウナ小屋と、日本ではまだ珍しい”かまくら型”がいかにも北欧チックで可愛らしい「イグルーサウナ」の2種類。いずれも薪焚き、自らがサウナストーブにアロマ水を垂らす「セルフロウリュ」も楽しめる本格仕様であるものの、タオルやポンチョといった、サウナーマストアイテムの貸し出しサービスも行っており、初心者でも気軽に本格サウナ体験ができることに高い評価が集まっている。

サウナ室を後に眼前の都幾川に飛び込めば、「そもそも『イグルー』とは、エスキモーが暖をとるための仮住まい……」なんてウンチクも耳に入らないほど、心落ち着くこと間違いなしである。

(画像提供/ときたまひみつきち COMORIVER)

ほかにも東京都内であれば、会員制キャンプ場『HINOKO TOKYO(ヒノコ トウキョウ)』は、自ら火か熾せるコダワリに熱狂的なファンがリピートを繰り返し、静岡県の『桃沢野外活動センター』は、2020年にリニューアルしたばかりで、すべての施設が新しく、サウナはもちろん、写真の映えスポットとしても人気。サウナ料金から宿泊費にいたるまでリーズナルなのも魅力だ。

ブームが訪れる前と違い、健康意識の高い若い女性にもサウナが注目されている昨今は、
多様なニーズに応じた多様なサウナキャンプ場が全国各地で展開されている。もちろん、「ととのう」ための水風呂だって渓流に限った話ではない。

屋外キャンプサウナ、チャレンジのハードルは高くないが…沼は深い?

「普段はサウナに入らないけど、グループでのアクティビティとして楽しめたし、コレが『ととのう』か……と、はじめて実感することもできました(笑)」(30代女性)。

サウナーの上司に誘われた筆者友人は、長野県のキャンプサイト『LAMP野尻湖』の『The Sauna』に訪れた際、苦手意識を持っていたサウナにチャレンジ。野尻湖の冷水に浸かり、雄大な黒姫山を眺めながら、初めて「ととのう」ことができたという。

サウナーが周囲にサウナ活動を強く布教することからも分かる通り、サウナ愛好家が「ととのい」にかける情熱は熱い。熱した身体を冷却させる水風呂だって渓流や湖ばかりではない。

(画像提供/飛雪の滝キャンプ場)

たとえば、三重県最南端『飛雪の滝キャンプ場』は、滝壺にダイブして涼をとるダイナミックさに魅力を持つ。水風呂の定義はさておき、流れ落ちる滝に揉まれれば「ととのい」以上の多幸感が身体に染み入ること請け合いだ。

(画像提供/飛雪の滝キャンプ場)

とはいえ、アウトドアビギナーにとってみれば、そもそもキャンプ施設に遊びに行くこと自体に抵抗感を持たれるかもしれない。ましてやサウナで温まった後、渓流や湖にダイブして涼をとる、のであれば、なおのこと腰が引けてしまうことも頷ける。

しかしながら、今回紹介した施設はキャンプ初心者でも楽しめる配慮に満ちており参入のハードルは低く設定されている。むしろ、心配すべきは大自然サウナにハマった後の「沼の深さ」ではないだろうか。

以前より気軽に飲み会や食事会が開けなくなった今こそ、密を気にせず解放感を味わえるキャンプ・サウナにチャレンジ。大自然のなかで自らを見つめ直すチャンスかもしれない。

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