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英単語だけじゃない!? 世界中で人気の『Wordle』を13の派生作品とともにご紹介

集英社オンライン / 2022年5月25日 18時1分

昨年末に公開されてから、一時のブームで終わらず遊ばれ続けているパズルゲーム『Wordle』。しかし、SNSで見かけて気になりつつも遊んだことがない、興味はあるけど英語は苦手……といった方も多いのではないだろうか。この記事では60種類以上のWordle派生ゲームを遊んだ筆者がWordleの魅力と、厳選した派生ゲームたちを紹介する

⬛🟩🟨⬛🟨

みなさんはこんな配色をTwitterで見かけた事はあるでしょうか?
絵文字や数字だけのツイートをたまに見かけると思います。いったいこれの正体はなんなのかと気になっていた方もいるのではないでしょうか?
これはズバリ『Wordle』というアメリカで生まれたゲームなのです! 最初にこのWordleがどんなゲームなのかを軽くご説明します。



まず目的は「答えとなる5文字の英単語を当てる」ことです。
どのように当てるかというと、回答をすることで得られるヒントから絞っていきます。
『マスターマインド』『ヒットアンドブロー』と呼ばれるボードゲームのようなルールとなっており、
回答した英単語と使ったアルファベットとその位置がともに一致した場合は🟩、
使ったアルファベットは一致していて位置が違う場合は🟨、
答えに使用されていないアルファベットは⬛で示されます。

例えば上の画像、1手目の回答 "EARTH" ではE, T, Hが黒、A, Rが緑になっているので答えは "○AR○○" のような形になることが分かります。2手目のPARCHではCが黄になっているので、答えは "CAR○○", "○ARC○", "○AR○C" いずれかの形ということになります。
このように絞り込んでいき、6回以内に正解の英単語を出せばクリアとなります。
シンプルなルールですが、たびたびTwitterのトレンドにWordleがあがり、日本でも多くの人がプレーしているという一大ムーブメントを起こしているのです。

なぜここまで流行したのか? ルールがわかりやすいというのも一因だと思いますが、「問題を解く体験を世界中のみんなとシェアできる」というのが一番大きいでしょう。
Wordleは1日に1回しかプレイできず、同じ日であれば答えとなる英単語は全世界で共通となります。さらに、問題を解く過程でヒントとして出された色はSNS上でシェアできるため、どう苦戦したのかを共有できるのです。これこそがWordleの最大の特徴です。

そんなWordleですが、今では様々な派生作品も生まれているのをご存じでしょうか?
ベースのルールがシンプルであるがゆえに派生がかなり作られやすく、「ルールは同じで英単語を日本語など別のものに変える」パターンや「英単語だけど元のルールを少し変える」というパターンもあります。
この記事ではその派生の一部を紹介します。

英単語で遊ぶ

Hello wordl https://hellowordl.net/ より

hello wordl
本家では正解が5文字で固定となっていますが、こちらは文字数を4〜11文字から選んで遊べます。また、1日に何回でも遊べるフリーモードもあります。

Dordle
こちらは本家Wordleとルールは同じですが、2つの正解が設定されており、どちらも回答しなければクリアとなりません。判定の際に使う単語は毎回同一でなければならないので、どの単語を出せば効率的にヒントを得られるかを考えながらやらなければクリアは厳しいです。

ABSURDLE
答えが確定しておらず、AIが最もクリアから遠ざけるように正解を変えていくというWordle。ただし一度出た判定(色)はそれ以降覆らないので、いかに1通りになるように他のパターンを潰せるかが大事。
仕様上、他の人と同じ問題に取り組むことはできませんが、1日に何回でも遊べます。

Crosswordle
こちらは最初から答えとなる英単語とヒントとなる色が表示されており、答えを導くまでの過程に使用した英単語を埋めていくという、いわば「逆Wordle」です。
Wordleのルールに従って単語を埋めなければならないので、本家よりも語彙力が必要となります。本家のWordleでは物足りないという上級者の方にオススメです。また、1日に何回でもプレイできるアンリミテッドモードと自分で問題を作って共有できるビルダーモードがあるので、好きなだけ遊ぶことができます。

日本語で遊ぶ

WORDLE ja
かな5文字の言葉を当てる日本語版のWordle。
シード値によって答えが設定され、1日に何回でも遊べます。またヒントの記録もシェアができます。
回答の際に必ず実在する言葉を使う必要がなく、回答制限もないため初心者にもクリアしやすくなっています。

Kotobade Asobou
かな4文字の言葉を当てる日本語版のWordle。
こちらは1日1回しか遊べず答えも日ごとに共通です。そして登録されている言葉しか判定に使用できず、12回までの回答制限があります。
またこちらには「行の一致」「段の一致」というヒントがあるため、推測で解く楽しさが生まれやすいです。

わーどる
先ほどの「hello wordl」の日本語版のような感じで、文字数を3〜10文字から選んで遊べます。
こちらもヒントに「行の一致」「段の一致」があるので推理の幅が広がります。また、フリーモードもあるので何回でも遊べます。

漢字ル
四字熟語版のWordle。ヒントとして正解の熟語の漢字のパーツが部分一致している時にもどれが一致しているかが表示されるため、そこから推理ができます。
回答は20回までの制限あり。1日ごとに答えは共通です。四字熟語の語彙力を鍛えたい方におすすめです。

言葉以外で遊ぶ

Mahjong Handle https://mahjong-handle.update.sh/ より

Nerdle
こちらは数式で行うWordleです。モードが豊富なのが特徴です。
8文字の式を6回で当てるclassic、6文字の式を6回で当てるmini、すでに埋められた1手のヒントから一発で答えを導くinstant、なるべく短い時間かつ少ない手数での正解を目指すspeed、各問題の過去問が遊べるreplay、さらに自分で答えの数式を設定して共有して解かせることができるpro、とモードが6種類あります。
まずはルールに慣れるためにinstantから遊ぶのがオススメです。

Mathler
こちらも数式で行うWordleですが、先ほどのNerdleと違い、答えは最初から決められており、その数になる数式を作るというルールになっています。そのため難易度も抑えめです。

Primel
こちらは答えとなる5桁の素数を当てるWordle。
そもそも5桁の素数を答えるのがなかなか難しいとは思います。素数や素因数分解が好きという方にいいでしょう。

Mahjong Handle
こちらは答えとなる麻雀のあがり手を当てるというWordleです。
必ず萬子・筒子・索子・東南西北白發中の順番で並び、必ず1役以上あるという縛りがあるため、意外と難易度は高くありません。
が、いかんせん麻雀のルールを把握していなければクリアは難しいので、麻雀を覚えたてで学んでいきたいという方や麻雀が大好きという方にぴったりです。

Colorfle
上に表示されている色のカラーコードを当てるWordleです。
最初からヒントがあるので、カラーコードの知識がある方には難易度が低めです。
また、回答した時の文字の色が、その回答した色になっており、それを見ながら調整ができるので、毎日遊ぶことで色彩感覚が鍛えられるかもしれません。

いかがだったでしょうか?
英語のみならず日本語や数式、麻雀にまで幅を広げるWordleの派生作品はどれもルールはシンプルながらつい遊んでしまう魅力があります。
ぜひ本家をまだプレイしていない方も、英語が苦手という方も様々なWordleで遊んでみてください!

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