東京・渋谷や新大久保、大阪の道頓堀、沖縄などで話題になっている10円パン。昨年末からZ世代からの発信を中心にSNSでも多く見かけるようになった。
そもそも、なぜ10円玉の形になっているのだろうか?
10円パンの元祖は韓国の慶州で人気のグルメ「10ウォンパン」が観光客を中心にブームになったことだそうだ。10ウォンにそっくりなデザインが話題となったことで、日本ではそれを10円硬貨にアレンジして「10円パン」として売り出したところ、人気に火がついたようだ。現在は、愛知県、宮城県などでも販売されている。
記者が向かったのは新大久保駅前の店舗。お昼どきだったということもあり、列はなく、できあがりを待っているのは記者と外国人旅行者と思われる女性2人組だけだった。
この日は9月末だったが残暑が厳しく、最高気温33℃。
まだまだ暑いし、パンっていう気分じゃないのかもと思いながら、待つことに。
お店によっては、さまざまなフレーパーがあるようだが、この店舗では「大王チーズ 10円パン」のみで、1つ500円(税込)だ。
そう、10円パンは10円では買えないのだ。
購入方法は、食券を買い、スタッフに渡すしくみになっている。