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【漫画】「僕はハゲかけている」。薄毛が原因で恋人と破局した38歳独身男性が向かう先

集英社オンライン / 2023年10月20日 17時0分

「気にしないように」と目を逸らしてきた自らの薄毛問題に、真正面から向き合ったらどうなるか。漫画家・トリバタケハルノブ氏が描く『東京ハゲかけ日和』が伝えたいこととは…。

薄毛に悩むすべての人たちへ

「お父さん、髪ヤバくない!?」

12歳になる息子に突然指摘されたのが約2年前。思ったより手間のかかったイラストをようやく納品し、ヘトヘトになってリビングのラグマットに倒れ込んだ瞬間だった。

「昨日はほぼ徹夜だったから、髪の毛がペタッとしてそう見えるだけじゃないかな…」

ニヤニヤ笑う妻と息子に言い訳をしつつ、内心はドキドキしていた。実際のところ髪にボリュームがなくなってきたかもという感覚は以前からあったのだ。

それからシャンプーのたびに抜け毛が気になりだした。排水口に吸い込まれていく毛が以前より増えているような気がする。いや、これは自分が気にしすぎているだけか?



病は気からという言葉もある。気にするな、気にするな……。

そんな日々がしばらく続き、昨年の冬にコロナウイルス感染症に罹患。症状はいろいろと苦しかったが、頭髪へのダメージも無視できないものだった。一週間ぶりに入浴し、鏡の前に立ったとき、もう自分を誤魔化すことはできないと悟った。僕は「ハゲかけている」。ハッキリと自覚した。

コロナ禍も落ち着きはじめたころ、久々に集英社の編集者さんと食事をした。雑談の中で、編集者さんは僕が若いころに描いた漫画「トーキョー無職日記」という漫画を最近読み直したと言い、ほめてくれた。

照れもあり「今じゃすっかり髪が薄くなってきちゃって。トーキョー薄毛日記って続編でも描こうかなあ」と軽口で応じると、編集者さんの目がキラリと光った…ような気がした。

「それ、めっちゃいいじゃないですか」

それから数か月、薄毛で悩む人々に話を聞かせてもらったり、発毛クリニックを取材したり、本を読んだり、インターネットで調べたり。あれほど「気にしないように」と言い聞かせた薄毛問題に、真正面から向き合うことになってしまった。

思いのほか早めに来てしまった"兆し”。

抵抗するのか、受け入れるのか。友人、同僚、恋人、家族など、周囲の人も含め反応はさまざまだ。僕自身の実感も含めたあれやこれやを、できるだけ明るく描いていきたい。

タイトルは「東京ハゲかけ日和」となった。ようやく公開にこぎつけた第一回、楽しんでいただければ幸いです。

【漫画】東京ハゲかけ日和第1話(漫画を読むをクリック)

余談になりますが、このマンガの連載期間中に限り、原稿料の一部を僕の薄毛治療費に当ててもいいという許可を家族から得た。そういう事情もありますので、なるべく長続きするようにがんばります。

第2話の配信は11月3日(金・祝)18時の予定

【漫画】他人の「ハゲ」「薄毛」を指摘しづらい風潮は「いい世の中になった」のか「昔のほうがよかった」のか。1つだけ間違いなく言えることとは?〉へ続く

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