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骨が飛び出るくらいの大怪我も…「あの時SNSがあったら確実に終わっていた」女芸人まちゃまちゃと、モリマン・モリ夫の衝撃的な酒カス伝説

集英社オンライン / 2023年10月28日 11時1分

今年で芸歴28年目を迎え、今では東京吉本の女芸人のリーダー的存在となったピン芸人「まちゃまちゃ」(47歳)。前編ではお笑い界に押し寄せる「ルッキズム」の風潮について語ったが、後編では彼女の破天荒な生活ぶりと、その酒豪伝説について詳しく聞いた――。

かなりヤケクソな生活でした

――現在のお仕事はどんなことを?

お笑い芸人としては舞台や営業がメインで、あとはライブハウスに呼ばれることが多いですね。それこそ音楽イベントのMC(司会)をさせてもらったり、地方に営業に行くときは、そこのスナックの「出張ママ」をしたりと、ノビノビやらせてもらってます。

――スナックのママをされているのですね。

もともと芸人が続けられないほど声がガラガラになったら、地元(千葉県木更津市)に帰ってスナックでも開こうと思っていたんです。でも、ミニコントじゃないですけど、ライブハウスの打ち上げでお酒をつくって「ママー」って周りの人に呼ばれるという遊びを続けていたら、ニューロティカってバンドのあっちゃん(ATSUSHI)に、「スナックやろうよ」と声をかけていただいて。



それで2017年ごろから、高円寺で「ピエロ」っていうスナックのママをやっていたんですけど、結局コロナ禍に自粛警察とか、その他にもいろいろあって閉店を余儀なくされたんですよね…。

――若手芸人のころから、飲み歩くことは多かった?

そりゃ、もちろん(笑)。若いころは家もなくて、居候先の友達の家とバイト先を往復する「ザ・売れない芸人」みたいな生活を送っていました。

バイト終わりに居候先でちょっと寝て、稼いだ金を握りしめてロックバンドのライブに行って、会場で飲んで打ち上げにも参加、始発前に終わればいいんですけど、それを過ぎると朝7時になって、10時になって、「もうこのままランチ(昼)まで飲むっしょ」みたいな(笑)。今振り返ると、かなりヤケクソな生活でしたね。

お笑い芸人のまちゃまちゃ

――千原ジュニアさんのYouTubeチャンネルでは、女芸人コンビ『モリマン」のモリ夫さんと飲み歩いていたころにX(旧Twitter)があったら終わってたと話していましたが、この真意について教えてください。

よくXでケンカしてるアカウントとかあるじゃないですか? 私も酔っぱらうと「殺すぞ」とか口癖のように言ってしまうので「当時Xがあったらヤバかっただろうな」と思うんです。けど、正直モーリー(モリ夫)さんは、酒癖の悪さの次元が違うんです(笑)。

居酒屋で大暴れして連れて帰ることもしょっちゅうだったし、酔っぱらって居酒屋の階段から転げ落ちて、骨が出るくらいの大ケガしたこともありましたから。極めつけは、ある日モーリーさんが急に「猫になる」と言い出して…、その先はいくら昔話と言えども話せません。

8人くらいに羽交い絞めされながら

――当時SNSがなくて本当によかったですね。

今だったらなに書かれるか、わからないし、それこそ動画なんて撮られてたら一発でアウトになってたと思うので…(笑)。まぁ、私も数えきれないほど酒の失敗はしているし、今でもモーリーさんには感謝しかないんです。私が芸人になって2、3年後にモリマンさんたちは北海道に帰ってしまったんですけど、よく飲みに連れていってもらったりして、「初めてできた後輩だからうれしくて仕方なかった」と言ってくれたときは本当にうれしかったですね。

――では、お酒の飲み方を学んだのもモーリーさんから?

いえ、地元(木更津)の中学校のころから「気志團」のメンバーのとは幼馴染だったので、二十代はそいつらとの打ち上げで飲むことが多かったですね。最初は乾杯のビールで顔が真っ赤になる感じで、朝まで飲むこともなかったんですけど、気志團の白鳥雪之丞がある日、「ウーロンハイいいよ」と謎のことを言いはじめて…。

そんな焼酎なんておじさんの飲み物だろと敬遠してたのですが、いざ飲んでみると「ああ、これ一生飲めるな」と思って(笑)。地元ではパチンコで勝つことを「しのぎ」と呼ぶ友達がいて、そいつから「今日しのいだから」って連絡が来るたびに、朝まで飲んだりしてましたね。

――当時は、芸人同士でも飲まれたりしていた?

私はNSCを出ていないから「同期」という存在がいないし、周りは後輩だらけで、売れるまで奢ってあげることもできなかったんですよね。なので、たまに劇場の打ち上げで飲むくらいでしたね。

でも、芸人と飲むと楽しすぎて、とにかく後輩を家に帰さない(笑)。お気に入りの子がいると、そいつを横に置いてひたすら飲んでましたし、その子が帰るってなると「ヤダヤダ、なんでだよ」ってなっちゃったりして…。始発の新宿駅で8人くらいに羽交い絞めされながら「殺すぞてめえ!」と叫んでいましたね。そんなことを続けるうちに、「まちゃネエやばい」という噂が広まり、誰も私と飲みたがらなくなって…。

――なかなかの酒癖の悪さですね…。

ついこの間も、札幌にあるモーリーさんのスナックで夜通し飲んでいたら、救急車で運ばれたんですよ。どうやら息してなかったっぽくて、モーリーさんに心臓マッサージしてもらったんですけど、そのせいでアバラを痛めました(笑)。

もちろん、それだけ必死に押してくれたからこその「感謝の痛み」なのに、それを千原ジュニアさんのYouTubeで話したら、どこからともなく横槍が飛んできまして…。

「国の者を呼べ!」

――横槍、といいますと?

コメント欄で、外野がとやかく言ってくるんですよ。電車で足を組んでいたら、おじさんに足を蹴られて警察沙汰になった話もしたんですけど、コメント欄に「足を組んでいるヤツが悪い」「心臓マッサージの仕方が間違っている」とか書かれてまして…。

電車の話は、そもそも混雑した車内で足を組んで偉そうに座っていた訳じゃないんです。 始発からすぐの時間帯で、別に人が立っているほど混雑している状況でもなかったのに、あからさまに狙って足を蹴られたんです。その後ホームでおじさんと言い争っていたら、さらにヒザ蹴りをくらいまして。一部始終を見ていた乗客の方に助けていただいたんです。

札幌ではモーリーさんが必死に蘇生を試みてくれた結果ですし、感謝しかない。コメントしてくる人ってすべての状況がわかっている訳ではないのに、正義を振りかざしてくる。ごもっともなご意見ですが、わざわざコメントで言われるなんて本当に世知辛ぇなと。胸の中にしまっておきましょうよ。本当のことなんてわかんないだからさ。

――意外とコメントとかチェックされるんですね。

わたし性格が悪いので、そういうの見ちゃうんですよ(笑)。だいぶ前ですが、大久保佳代子さんと「フォーリンラブ」のバービーちゃんと飲みまして…。その日は本当に記憶がうつらうつらって感じだったので、「なにかやらかしてないか?」と、ちょっとXでエゴサーチしてみたんですね。

そしたら、飲み終わりに通ったであろう公園の向かいのマンションに住んでいる人が見てたようで、どうやら私、公園であぐらをかきながら「国の者を呼べ!」と叫んでいたらしいんです。たぶんなんらかの不満を国に直接ぶつけたかったんだと思います(笑)。

――そんな破天荒な生活を送る、まちゃまちゃさんですが、今後はまたスナックを?

そうですね。それこそ今は東新宿のお店で「間借りママ」をやったり、今月から高円寺にできた新しいスナックにも立っています。もともと「ピエロ」にお客で来てくれてたママに「またお店やりたいなら一緒にやらない?」と誘われて、この前プレオープンを迎えたという感じで、まぁ、図々しく生きてますね(笑)


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
写真/松木宏祐

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