1978年にオープンした湯乃泉「草加健康センター」は、今年で35周年を迎える老舗の健康ランドだ。
地域に根ざし、地元民に愛される憩いの場として、今もなお老若男女問わず、多くの人に利用されている。同施設マネージャーの佐々木さんは2015年に入社して以来、歌謡ショーやビンゴ大会の企画など、施設のさまざまな運営に携わってきた。
そんななか、時代とともに「スーパー銭湯」が台頭し、施設利用者のニーズが多様化したことで、昭和の風情が残る「健康ランド」は変化を迫られている。草加健康センターも、2012年に大幅な増築リニューアルを行い、新たな提供価値の創出や顧客の開拓を図ってきた。
そうした背景のなか、2016年に全社を挙げて「サウナに全振りする」という井手翼社長の号令がかかり、「サウナ」強化に取り組んできた。その中心にいたのが佐々木さんだった。