『ゴッドタン』(テレビ東京)などの佐久間宣行と『水曜日のダウンタウン』(TBS)などの藤井健太郎の2人が、お笑い番組の作り手としてトップを走っていることに、もはや異論を挟む者はいないだろう。
そんな2人が奇しくもほぼ同時期にそれぞれ「仕事術」と冠した書籍を上梓した。佐久間宣行による『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社)と、藤井健太郎とWACK代表の渡辺淳之介の対談本『悪企のすゝめ 大人を煙に巻く仕事術』(KADOKAWA)である。
偶然にも「ずるい」「悪企(わるだくみ)」と似通った形容詞をつけているのも興味深いが、この2冊を読むと、2人がその考え方や組織内での在り方に至るまで驚くほど似ていることがわかる。