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「愛の不時着」×「梨泰院クラス」のプロデューサーが生む「プレイ・プリ」は超人気アイドルと女子大生とのガチ恋ストーリー〈Huluが韓国ドラマ制作に進出!〉

集英社オンライン / 2023年11月18日 12時1分

Hulu初の韓国オリジナルドラマ『プレイ・プリ』は、アイドルと女子大生との秘密の恋を描いたラブストーリー。ときめかずにはいられないドラマの見どころとは? 主演を務めるふたりに直撃した。(トップ画像:© HJ Holdings, Inc)

Hulu初の韓国オリジナルドラマ

11月18日から配信開始(※毎週土曜2話ずつエピソード更新)となったHuluオリジナルドラマ『プレイ・プリ』は、LINEマンガで連載中の2F(イエフ)によるWEB漫画『プレイリスト』を実写化したドラマ。現在10言語で世界展開している大人気作だ。

『THE HEAD』や『神の雫』など国際共同制作作品を多く手がけてきたHuluが、初めて韓国ドラマ制作に進出した本作。『愛の不時着』のユン・ヒョンギ、『梨泰院クラス』のイ・ミナという、社会現象を起こしたヒット作のプロデューサーが生み出した青春ラブ・ストーリーとなっている。


覆面シンガーのプリを演じたキム・ヒャンギ(左)。22歳ながら芸歴18年のベテラン俳優
© HJ Holdings, Inc

就職活動に奔走する女子大生ハンジュは、覆面シンガー〈プリ〉としてカバー楽曲をSNSに投稿している。アコースティックギターの演奏とともに名曲を歌う動画は評判を呼び、プリは登録者数10万人を誇るインフルエンサーに。そんな中、〈レビ〉として活躍する超人気アイドルのドグクにSNSをフォローされたことで、ハンジュの生活は一変する。

シン・ヒョンスンが演じたのはトップアイドルのレビこと、ドグク
© HJ Holdings, Inc

プリに尊敬と憧れを抱くドグクは、彼女とコラボをしたいと考え、正体を突き止めるために奔走する。ソロアルバム制作をして“素顔の自分”を表現したいドグクと、自分の正体を明かさず秘密を守り切ろうとするハンジュ。そんな2人は、急速に距離を縮めていくが……。

クールで現実主義の覆面女子大生シンガー、プリを演じるのは、子役時代から高く評価されている実力派俳優キム・ヒャンギ。人気アイドルグループレビとして活動するドグクを演じるのは、2020年のオーディションで5000倍の競争率を勝ち抜き、芸能界デビューを果たした注目株のシン・ヒョンスン。

リモートインタビューでふたりに話を聞いた。

日韓合作の強みを生かした作品

インタビューに応じるキム・ヒャンギ(左)、シン・ヒョンスン
© HJ Holdings, Inc

──本作はHulu初のオリジナル韓国ドラマです。近年は動画配信サービスの普及により、各国から世界に向けて同時配信される作品が増えました。『イカゲーム』の名前を出すまでもないと思いますが、そのような変化をどう感じていますか? また、演じることにおいて、これまでと違う点はあるのでしょうか。

ヒャンギ(キム・ヒャンギ、以下同) まず作品を選ぶときに、世界で同時に配信されることは意識せずに選んでいます。どこの国で見ていただいても、いい物語は伝わると信じているからです。

今回の『プレイ・プリ』は韓国が舞台で、韓国の俳優が韓国語で演技をしています。でも、今までにあった韓国ドラマとは一味違うところがあります。私は日本のドラマもよく見ていますが、この作品の中には日本の作品に感じられるような感性(※編集部補注:間合いや会話がないシーンに感じられる空気感)が入っていると感じるのです。つまり、韓国の長所と日本の長所がうまく溶け合っている作品だと思います。

ヒョンスン(シン・ヒョンスン、以下同) 僕も世界に配信される作品かどうかということは意識していませんが、『プレイ・プリ』に関しては、まさに日韓合作の強みを感じられる作品だと思います。

『イカゲーム』のお話がありましたが、世界的に新鮮な驚きを与えた作品ですよね。 『プレイ・プリ』は異なるタイプの作品ですが、同じように世界のみなさんに愛していただき、共感してもらえるのではないかと。

名曲のカバーを趣味でSNSに投稿していたハンジュ(左/キム・ヒャンギ)
© HJ Holdings, Inc

──演じる役柄について教えてください。

ヒャンギ ハンジュは、厳しい現実の中でも自分なりにベストを尽くして、努力をするキャラクターです。大学に通って就職活動をする中でも、ずっと歌を歌う夢をあきらめません。そして、誰かが自分の本心に気づいてくれなくても、とにかく前に進もうとする。その力は、どこから出てくるのだろうかと考えました。

ドラマを見ていただければわかるのですが、ハンジュは心の傷を抱えて生きています。その傷は痛みでもありますが、ひとつの思い出にしようと努力をしています。そんなハンジュがドグクと出会うことによってどんなふうに変わっていくのか。外見と心の中、その両方を見ていただけたらうれしいですね。

人気アイドルのドグク(シン・ヒョンスン)は、次のアルバムでプリとのコラボを熱望する
© HJ Holdings, Inc

ヒョンスン ドグクはとても澄んだ、清らかな魂の持ち主だと思います。どこか幼い子供みたいな部分があるところも、すごく不思議で。アイドルのレビとして演じるときは、そういった部分をうまく生かしながらも、“完璧なアイドルの姿”を見せるようにしました。一方で、彼には子供っぽいところだけではない何かがあるとも思っていて。ハンジュと出会うことによって成長する姿が、ドラマでは描かれています。

歌いながら感情を表現する難しさ

プリとして美しい歌声を披露したヒャンギ
© HJ Holdings, Inc

──今回の撮影にあたって、事前にどんな準備をされましたか?

ヒャンギ 一番気がかりだったのは、ギターの演奏をしながら歌うこと。楽器を演奏したことがなかったのでとても心配でした。撮影に入る前に体系的に学ぶ時間がなかったので、できるだけ自然に見せたいと思い独学でコードを覚えて練習しました。難しかったです。

ヒョンスン 今回はダンスをたくさん踊るし、歌も歌うし、ギターも弾く。すごく心配していたのですが、準備を徹底する時間はなく、撮影期間もそれほど長くなかったので、与えられた時間と状況の中でベストを尽くして練習しました。

アイドルの役なので、見た目も大事。アーティスト写真の撮影では、アクセサリーはどんなものをどうつけたらいいかなど、細かいところまでヘアメイクチームと相談しながら一緒に作り上げていきました。

大人気アイドルグループ・セズのレビ(左から2人目)は、グループのビジュアル担当
© HJ Holdings, Inc

──練習時間はタイトだったとはいえ、劇中での演奏や歌うシーンは本当に素敵でした。撮影時は、どんな点に気をつけましたか?

ヒャンギ サウンドは収録後に編集することも可能ですが、現場で歌うときの表情や感情は、そのときにしか出せないもの。歌いながら感情を表現することを心がけました。ふたりで音楽を作るシーンもあるのですが、一緒に作ることによって生まれるケミストリーも、うまく表現したいと思いながら演じました。

ヒョンスン 僕が歌うシーンで一番気を遣ったのは、劇中に流れる歌。ハンジュとドグクの関係を物語る歌詞が多いんです。はじめて会ったときにどんな気持ちだったのか、その後どんな感情を持ったのか。そしてこの歌を通し、どんなことを相手に伝えたいのか。歌で相手に気持ちを伝える意味も込められていたので、特に意識しながら演じました。

安藤サクラや菅田将暉のファンになった

キム・ヒャンギ
© HJ Holdings, Inc

──本作はアイドルを描いた作品でもあります。おふたりにとって子供のころに憧れたアイドルはいますか?

ヒャンギ 友達と一緒に見たり聴いたりしていたのは、BIGBANGと2NE1。あとは少女時代ですね。私は子供のころから俳優の活動をしていたので、憧れや夢というより、彼らと一緒に育ったという感覚があります。

ヒョンスン 僕は子供のころ、あまりアイドルに興味を持っている子ではありませんでした(笑)。でも、今考えてみるとCNBLUEとmiss ACNが好きでよく聴いていたことを思い出しました。

──では、憧れの俳優はいますか?

ヒャンギ 好きな韓国の俳優となると果てしないリストになってしまうので……。日本の俳優で名前を挙げると、安藤サクラさんと菅田将暉さんです。

安藤さんはどんな役を演じても自然です。細かいセリフはわからないのですが、お芝居を見ただけでもそれがわかるところが彼女のすごいところだなと。最近見た作品では、ドラマ『ブラッシュアップライフ』がとてもよかった。是枝裕和監督の作品は韓国の人たちも大好きなのですが、なかでも私は映画『万引き家族』が好きです。

菅田さんの作品でいうと、最近はドラマ『コントが始まる』を見ました。彼も作品ごとにさまざまな挑戦をしている気がするんです。本当にいろんな役を演じていてファンになりました。

ヒョンスン 僕も好きな俳優は多すぎるのですが、初めてこの俳優が好きだなと自覚したのが、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生を演じていたアラン・リックマンさん。いい演技だなと思い、初めて好きになった俳優です。

シン・ヒョンスン
© HJ Holdings, Inc

──最後に、ドラマを楽しみにしている日本の視聴者にメッセージを。

ヒョンスン 国の文化は違いますが、このドラマにはたくさんの歌が出てきますし、愛の物語が描かれ、若者たちの成長も描かれます。どの国でも、成長するときの若者の心の痛みは存在していますよね。多くの方に共感して好きになってもらえる作品だと思います。日本のみなさんにも、ぜひ楽しんでいただければ。


取材・文/今祥枝

『プレイ・プリ』
大手企業に就職するべく、就活に奔走する女子大生・ハンジュ(キム・ヒャンギ)。 彼女の唯一の楽しみは、音楽嫌いな家族に隠れて 顔を隠した覆面シンガー〈プリ〉としてカバー楽曲をSNSに投稿すること。 そんなハンジュの平凡な日常は“とんでもない人物”にSNSをフォローされたことで一変! 彼女をフォローしたのはなんと〈レビ〉として活躍する超人気アイドル、ドグク(シン・ヒョンスン)だった――!“本当の自分”を音楽で届けるため、次のアルバムの準備をしていたドグク。「俺の神様」と崇めるプリとのコラボを熱望した彼は、あろうことかハンジュと同じ大学の同じ学部に復学して通い始め、 彼女の正体を突き止めると宣言。正体を知られたくないハンジュは、必死にドグクを避けようとするが――!?

公式サイト
https://www.hulu.jp/static/playplii/

キム・ヒャンギ
2000年8月9日生まれ、龍仁出身。2006年『マウミ』で本格女優デビュー。『優しい嘘』で「第50回百想芸術大賞」女性新人演技賞受賞(2014年)。『神と共に 第一章:罪と罰』で「第39回青龍映画賞」助演女優賞受賞(2018年) 。『無垢なる証人』で「第39回韓国映画評論家協会賞」で女優主演賞、「第39回黄金 撮影賞」で最優秀女優主演賞(2019年) 。“最年少千万女優”、“演技の天才”と称えられている。

シン・ヒョンスン
1998年7月15日(24歳)、仁川広域市出身。 2020年カカオエンターテインメントが開催した新人俳優統合オーディション (kakaoMオーディション)で、5000倍の競争率を勝ち抜いて優勝し、華やかに 芸能界デビューしたライジングスター。 2021年に『ホント無理だから』『今日から契約恋愛』に出演し、その後も『エージェントなお仕事』『パンプキンタイム』『流れ星』など立て続けに出演作が公開。クォン・サンウ、キム・ヒウォン、イ・サンイらが出演するドラマ『ハンガン警察』が9月に配信開始予定。

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