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猛暑からの寒暖差の激しい今年は「かかと荒れ」もひどくなる! かかとのガサガサ、ひび割れの原因とケア法

集英社オンライン / 2023年11月27日 11時1分

乾燥が気になる季節がやってきた。ふと、かかとを見たらガサガサで靴下やタイツが引っかかってしまう…かかと荒れに悩む人も増えてきたことだろう。今年は猛暑の影響で寒暖差が激しく、かかと荒れを引き起こす条件が揃っているという。なぜ寒暖差によってかかと荒れを引き起こされるのか、ケア方法などをひかり在宅クリニック・皮膚科医の今井亜希子先生が解説する。

かかと荒れの原因は乾燥と圧力

かかとがほかの部位と比べて、ガサガサになりやすい理由は大きく2つ挙げられます。

1つはかかとに皮脂腺が少ないということです。

皮脂腺とは毛穴の内側とつながっている皮脂を分泌する器官で、皮脂膜を形成し皮膚の水分を保ってくれますが、かかとは皮脂腺が少ないため、皮膚表面に水分を保持できず、常に乾燥しやすい状態にあります。乾燥すると皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が滞ってしまい、角質の厚みが増し、硬くなるのです。



その状態で立ったり歩いたりすると、かかとの皮膚が伸びきれず、表面がひび割れてしまうのです。

もう1つは、体重の圧力と靴の摩擦によって起こります。かかとは体重の約70%の圧力がかかり、歩くときに靴のかかと部分が当たる場所です。日常的に圧力と摩擦による刺激があるため、角質が厚くなりやすく、皮膚の柔軟性が失われてしまい、荒れたりひび割れしやすい状態に。

乾燥しやすい部位なうえに、そこに体重の圧力と靴の摩擦が加わって、かかとはガサガサになってしまうわけなのです。

寒暖差がかかと荒れを重症化させる

今年の夏は記録的な猛暑が続き、10月になっても気温が25℃以上の真夏日もありました。素足でサンダルを履いて過ごした人も多かったのではないでしょうか?

素足でサンダルを履くというのは、靴下を履いた状態に比べると、かかとも圧力を受けやすいため乾燥の原因になります。また、サンダルはどうしてもつま先のほうに足が滑っていくため、靴との摩擦で、かかとはダメージを受けやすいのです。

さらに素足の状態で冷房の効いた部屋で長時間過ごしていると、気がつかないうちにかかとが乾燥していることもあります。実は猛暑はかかとにとって過酷な環境だったのです。そのため、冬が始まる前からかかと荒れを起こしているというケースもあるのです。

また、かかとは血液の循環(血流)が悪く、冷えやすい部位。血流が悪くなると皮膚のターンオーバーが乱れて、角質も厚くなりがちです。

冬にかかと荒れしやすいのは、この冷えによる血行不良も原因の1つです。

暖かい室内から寒い屋外へ出るのを繰り返す温度差のせいで、自律神経が乱れてさらに血行不良となり、かかと荒れが引き起こされるのです。

屋内外に限らず、今年は前日との気温差、日中と夜の気温差など寒暖差が激しい気候が続いています。

寒暖差がかかと荒れにも関係していると覚えておき、今からしっかりケアしましょう。

かかと荒れのケアには保湿クリームと靴下で

かかと荒れは、放置してしまうと、痛みを感じるほどのひび割れになり、歩き方のバランスが崩れ、歩行困難や転倒などの原因にもなります。さらにそれが続くと、腰痛やひざ痛などにも影響するので早めにケアをすることが大切です。

自分のかかとをなかなかじっくり見る機会はないかもしれませんが、まず手でなでてみて、ザラザラしていないかチェックしましょう。そうやってかかとに意識を向けることが第一歩です。

かかと荒れのセルフケアとしておすすめなのが、保湿クリーム。保湿クリームは主にビタミン配合タイプと尿素配合タイプがあります。
ビタミン配合タイプの特徴は、保湿しながら血行も促進してくれるので冷えが気になる人におすすめです。

尿素配合タイプは、角化した部位を柔らかくして、ゴワゴワした部分をツルツルにする特徴があります。ただし、傷にしみたり、ピリピリした刺激もあったりするので、ひび割れのかかとにおすすめできません。

乾燥が気になる、カサカサのかかと荒れならビタミン配合タイプのクリームで十分でしょう。

ビタミン配合タイプのクリーム。ひび、あかぎれ、しもやけにも。ユースキン80gチューブ(指定医薬部外品 販売名:ユースキンAa)

保湿クリームを塗るタイミングは、入浴後や就寝前がおすすめです。入浴後は角質層に水分を含んでいるので、クリームを塗ると浸透しやすいです。

塗る量は、製品によりますが、人差し指の指先から第一関節までの量が、片足分の目安です。かかとを手のひらで包むようにして温めて、マッサージしながら塗るのが有効です。

保湿クリームを使ったケアに加え、かかと荒れ予防には、ふだんから足を健康に保つことを意識することも大切です。靴や靴下などのアイテム選びに気をつけましょう。
ひもやベルトのない靴(パンプスやブーツなど)は靴の中で足がずれやすいため、タコができたり足の裏の角質が厚くなったりする原因になります。
足に合ったサイズで、かかとをしっかりサポートする靴を選びましょう。

日常的に履くならタイツやストッキングより、通気性や保温性のある靴下がおすすめです。
足は湿ったままにしていると冷えやすいため、雨の日や汗をかいた後はなるべく早く乾いた靴下に履き替えるようにしましょう。

また、足裏の冷え防止にカイロで温める人もいますが、あまりおすすめできません。
カイロで温めて汗をかき、しばらく経つとまた冷えてしまうことで温度差が生じ、乾燥につながります。さらに低温やけどの心配もあります。カイロを使用するよりもマッサージや軽い運動をして血流を促進するほうが有効です。

かかと荒れは放置せず、本格的に冬が始まる前からケアしていきましょう。

取材・文/百田なつき

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