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「結婚したら落ち着くべき」「自分よりも子ども優先」を捨てることから。ニューカリスマが語る“LOVE自分”育児論。出産前後、パパが絶対にやってはいけないことは…

集英社オンライン / 2023年12月17日 10時1分

“ママ界のエンターテイナー”として、子育てに悩み奮闘するママたちのための情報やメッセージを発信する主婦ブロガーのバブリーたまみさん。自身も現在ふたりの男児の母で、3人目を妊娠中。アメーバブログランキング「妊婦・プレママ」部門の女王として君臨する彼女が考える子育てとは。

「ママが自分を大切にするマインドを伝えたい」

2017年、親友の結婚式の余興で、当時流行っていた登美丘高校ダンス部の『バブリーダンス』をひとりで踊り、その様子をYouTubeに投稿したところ、即座に100万再生(※2023年12月13日時点で910万回再生)を達成。

『【爆笑】結婚式 余興 バブリーダンス 1人で 本気で 踊ってみた。』


「昔から人を笑わせるのが大好き」という彼女は、その後、留学関係の仕事を退職して本格的に“バブリーたまみ”(通称、バブたま)として活動を開始する。
ブログや子育てママ向けのイベントに出演するうちに評判を呼び、2019年6月に『ママの笑顔がいちばん~スーパーポジティブソングス~』(キングレコード)でCDデビュー、2023年6月には『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)を出版。
いまや、子育てママたちのカリスマとなったバブたまさんは、2024年3月に第3子を出産予定だ。

今後、ますます子育てシフトの発信が多くなるであろうバブたまさんに、「子育てあるある」「夫を嫌いにならないための思考術」を聞いた。

バブリーたまみさん

――いきなり失礼ですが、平野ノラさん……ではない?

バブリーたまみ(以下、同) 活動開始当初はすごくよく言われました(笑)。「平野ノラのパクリじゃん!」って。『バブリーダンス』を踊ったのが活動のきっかけだったですが、この見た目じゃそう思われても仕方ないですね(笑)。

――しかし、その派手な見た目とは裏腹に、アメーバブログランキング「妊婦・プレママ」部門1位の常連となるなど、いまや“子育てママ”たちの憧れの存在となっています。

こんな格好してますけど、ママたちを笑わせるだけじゃなくて、ママたちが自分を大切にしたいってマインドを持ってもらえるような情報を発信することをテーマに活動してます。

洗濯物をたたむバブたまさん

――ママが自分を大切にするマインド……?

私、長男の育児のとき、すごく自分を犠牲にする子育てをしてたんです。「結婚したら落ち着くべき」「自分よりも子ども優先」という風潮がどこかあって、私自身もそれを理想にがんばってました。
でも「こうあるべき」という思いが強すぎて、マタニティブルー、そして産後うつとなってしまい……。

――世のお母さんたちにも同じ悩みを抱いてる人は多いかと思います。

でも、生後8ヶ月で長男を保育園にあずけたら、自分と向き合える時間ができて、自分を犠牲にばかりしなくなったんです。その少し後から“バブリーたまみ”として活動も始まり、自分を大事にできるようになって、初めて夫と子供にも感謝できるようになりました。

子育ての悩みや夫婦仲についてがほとんど

――現在の活動はブログなどSNSの更新がメインで、子育てライフハックや、育児の際に持つべきマインド、ママたちに対する社会の偏見への呼びかけなどを発信していますね。

自分の考えをたくさんの人に知ってほしくて、ブログなら長文も投稿できるし、SNSを見ないママたちにも届きますからね。

――では、改めてバブたまさんが考える「ママが自分を大切にする思考術」とは?

まずは自分を大切にすること。“LOVE自分”です。そういうと、「結局、自分が一番かよ」と言ってくるアンチもいますが、子どもが大切だからこそ、まずは自分を大切にするんです。
ママが不機嫌でいると家族全体の空気が悪くなる。ご飯をママの食べたい物にしたりとか多少わがままでもいいから、家では不機嫌でいない努力をするのが大切です。

それと、ママたちは、子供のことで悩んでいるように思えて、実は深掘りすると、人間関係、特に夫婦関係で悩んでいることが多いんですよ。

――子育てをするママたちの夫への愚痴はあるあるですよね。

旦那に腹が立って指摘しても、根本にある「自分のがんばりを認めてほしい」「旦那と一緒に子育てしたい」といった苦しい、さびしい気持ちは解決しません。
それに、お互いに「子育てするのが当たり前」「お金を稼いでくるのが当たり前」となっちゃうと「ありがとう」の数が少なくなる。一番近くにいるパートナーのはずなのに、子育てでいっぱいいっぱいになると“敵”に見えてしまうことすらあります。

目の前にいる夫は“敵”ではなく一番の味方だったはず。だからこそまずはママたちも夫のがんばりを認め、感謝をすること。仕事という“戦場”から帰ってきたら笑顔で「おかえり」と迎えてあげる。そういった相手への「承認」と「感謝」が最終的には自分を救うことになる。
一番よくないのは「私ばっかり思考」。夫への感謝という行動をしなければ、いずれ自分の首を絞めることになります。

出産前後の男性の無配慮を女性は一生覚えている

――バブたまさんは過去に「たまみの部屋」というWeb連載で、ママたちのお悩み相談に答えていました。どのような相談が寄せられましたか?

圧倒的に多いのはやはり夫婦仲。あとは姑の子育てへの干渉についての悩みも多いですね、
昔の子育ての価値観を押しつけられるとか。あとこれはママ側の親が言ってくることが多いんですが、「男を立てなさい」と言われた、とか。

この問題はどうしても世に広めたくて、私の本でも、祖父母になる人に向けて「孫は自分たちのものではない感覚を持つ」、「子育て男女のあるべき姿は数年単位で変わる」と書いてます。

自著『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)を手に説明するバブたまさん

――姑や実母との価値観の違いに悩むママにはどのような助言を?

こういう相談をしてくるママは、まわりから見て「いい妻じゃないといけない」と思ってるから言い返せないし、機嫌をとろうと我慢しちゃう。でもそうすると、相手は「自分の言うことをどこまでも聞く」と思って、いくらでも言ってくる。
なので、まずはいい妻でいることを捨てるべきですね。そして、姑や実母を先人として尊敬はしても、言うことをすべて聞かなくてもいい。相手を否定しなくてもいいけど、「私には私のやり方がある」と芯を持つことが大事だとアドバイスしてます。

――ほかにはどのような悩みが?

「ママ友からマウントを取られる」とかもありますね。でも、ママ友なんて人生においてオプションのようなもので、ママ友のために結婚や子育てをしてるわけじゃありません。
夫婦仲で悩むのは家族だからいいけど、ママ友で苦しむなんてのは本末転倒です。苦しかったら離れること。私だって、マウントを取られるのがイヤで親友をひとり失ってますから。

――男性からの相談はありますか?

たまに「俺はこれだけやってるのに……」と言う人がいて、そういう男性はママのがんばりを認めてなかったりしますね。あとは出産前後に配慮が足らなかったことを「過去のことじゃん」って開き直ってる人もいますね。
でも一番大変な時期の無配慮を女性はずっと覚えているものです。そうなったら、ママの怨念を男性は一生背負わなければいけない(笑)。男性は出産前後は本当に気をつけてほしいですね。

後編では、バブたまさんの幼少期と、自身の夫婦仲について聞く。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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