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あばれる君が明かす「脱出島」史上最も危険だったこと! 初めて語る島での本当の「サバイバル」

集英社オンライン / 2022年5月30日 11時1分

TBS系のアドベンチャーバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』の人気企画「脱出島」の番組初となるノベライズ本がオリジナルストーリーで刊行された。刊行に際して、番組内で数々の島を脱出して子どもたちから絶大な人気を誇るサバイバル芸人・あばれる君を直撃した。

サバイバルしながら笑わせるのがサバイバル芸人

――番組で毎回楽しそうにサバイバルをしていますが、バッグ1つの中に入る持ち物だけで島から脱出をするというのはかなり過酷だと思います。実際どれぐらい大変ですか?

どれぐらい大変かというと、もう両手で抱えきれないぐらい! もうすごく大変です! 何が大変かというと、毎回その場その場で考えて動いていくので、アイディアをひねりだすのも一苦労ですし、この木とこの木を組み合わせるなら、紐はどこに結べばいいのか......と、頭と体と感情がずっとフル回転状態なんですよ!

「マジで毎回、死ぬ気で体張ってます!」

――しかも、サバイバルしながらギャグも考えているんですよね。

そうなんですよ! どれだけ大変なときでもテンションを落とさないことは大切にしていますね。視聴者の皆さんには、疲れてもテンションだけは落とさないで元気な姿でい続けられるところに魅力を感じてもらっていると思うので、どんなに疲れていてもグッとテンションを上げて島中を駆けまわります! 時々、失敗しちゃうこともありますけど、観ている人が笑ってくれていると思えば、大変だったことも全部ぶっとびますね。

――サバイバルは大変だけど、それ以上にその楽しさを伝えることは難しそうですね。

テンションを一定に保って黙々と作業するだけなら集中できるんで、けっこう楽なんです。でも、サバイバルのための作業をしながらもテレビの向こうにいる全国の少年少女諸君に「楽しさ」を伝えることが自分の使命だと思っています。

――これまで「脱出島」に15回参戦して、すべて脱出に成功していますが、サバイバルの中でうれしかったできごとはありましたか?

大海原で自分で作ったイカダを漕いでいると、目の前が水平線と島、島、島だけになることがあるんです。ふと、「今、この光景を味わえているのは、自分だけなんじゃないか!」と思うと、これこそずっと自分が小さい頃から夢に思い描いていた光景だなってうれしくなりましたね。あとは料理がうまくいったときとか、火起こしがうまくいったときとか、本当に快楽を感じます。こう、脳からふつふつと...(笑)。

島で一番「美味しかったもの」「マズかったもの」

――成功したサバイバル料理の中で、特に美味しかったものはなんですか?

やっぱりブダイ(スズキ目ベラ亜目マダイ科の海水魚)の塩焼きとか、ヤシガニかなー。ただ直火で焼くだけなんですけど、それも美味しかったですね。あとはタコ。逆に、ウツボは美味しくなかった......。ヌメヌメしてて、頭をいくらたたいても気絶しないんですよ。それでもなんとかさばいて食べると、すごく硬くて......。ヘビは食べたことないんですけど、おそらく食べたらこんな感じなんだろうなっていうような。あれはマズかったなー。ただ、タンパク質を摂取するためにも、栄養分としてきちんといただきました。

――それは食べたくないですね。ほかに脱出中に一番つらかったり、危険だったできごとをあげるとしたら?

40°Cを超える気温と日差し! まったく逃げ場がなくてカンカン照りの中、ずっと作業するのは本当につらいです。水も十分にない状態で日焼けもして。島にいるときはヤシの木とかあるので、日陰とか飲み物とかはまだなんとかなるんですよ。でも、イカダで海に出ちゃうと一切さえぎるものなし! 島を出てから脱出成功するまで7~8時間漕ぎ続けますからね。海水で体を冷やしても、海水が乾いて塩になって日焼けした肌を刺激してくるという悪循環......毎回恐ろしいと思いながらも割り切って脱出しています。

番組のロケで負った痛々しい日焼け 本人Instagramより

――自分が子どもの頃にこれをやっておけば、サバイバルにもっと活かせたかもしれないと考えるものはありますか?

僕、勉強の中でも「理科」だけがちょっと苦手だったんですよね。もっとがんばって星の回る方向とか、雲の流れとかがわかっていたらなと思いますね。高校生の頃、天気に興味を持って天気図とかを描きはじめたんですけど、小学生のときにちゃんと勉強していたら、もっとすんなり入っていけたかなと思います。でも、嫌々勉強しても意味ないですからね。興味を持ったときが勉強をはじめるタイミングじゃないですか。

全国の少年少女諸君には、まずは興味を持てることを探すために外で遊んだり、本を読んだりしていろんな体験をして世界を広げていってほしいです。外を駆け回っているうちに虫や草花に興味を持って、自分で食べられる虫や植物がわかるようになるかもしれないですよ(笑)。

サバイバルの本当の成功と失敗

――5月30日放送の『アイ・アム・冒険少年』(夜7時から)に先がけて「脱出島」を舞台にした子ども向けのノベライズ本が刊行されました。

楽しみですね。今はまだ修行中ですけど、いつか自分も冒険小説を書きたいと思っています。

――小説は3チームの小学生が脱出島からの脱出を競う設定です。頭脳派の「知神チーム」、アスリート集団の「武神チーム」、最新サバイバルグッズを駆使する「技神チーム」。もし、あばれる君がこの小説の登場人物だったら、3チームの内どのチームに入りたいですか?

悩むけど、武神チームは全国で優勝をしている人たちばかりで気後れしちゃいますね......。足をひっぱったら申し訳ない。頭脳派の知神チームは、言わばクイズ王の伊沢(拓司)くんみたいなのが3人いるチームってことでしょ。(想像すると)それはちょっと疲れちゃいますね、ウンチク多そうで(笑)。

そう考えると、最新サバイバルグッズが使える技神チームかな。僕、番組ではまったく最新サバイバルグッズを使わせてもらえないので(笑)。本音では、新しいサバイバルグッズをどんどん使わせてもらいたいです!

――最後に「脱出島に参加してみたい!」という子どもたちや番組を楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

「必ず生き残って自分が無事で終わること」それがサバイバルです。

これは僕のサバイバルの師匠ともずっと話していることですが、少しでもケガをしたり、病気をしたりして動けなくなった瞬間、もうそれはサバイバルじゃなくなります。残念ながら(サバイバル)失敗。だから、最善を尽くし、安全を考慮して準備するのは大前提です。ケガせずに生き残ることが(サバイバル)成功だと思っています。自分が最も盤石だと思う布陣でサバイバルを行うことは恥ずかしいことなんかじゃありません。ちゃんとそういうことを意識してチャレンジしたいですね。

――ケガをしないで最後まで楽しめたら、成功ということですね。

そうです! だってみんながムチャしてケガばかりしていたら、「楽しい」よりも「つらい」になっちゃうじゃないですか。『アイ・アム・冒険少年』に出演している人や、それを観ている人たち全員に楽しんでもらうためにも、これからも安全第一でサバイバルを続けていきたいと思います!

取材・文/サタケコズエ 撮影/井上たろう

【5月30日(月)の放送内容】
4か月ぶりに「脱出島」が返ってくる。16回目の挑戦となる絶対王者・あばれる君に立ち向かうのは、元祖サバイバル芸人・濱口優(よゐこ)。そしてサバイバル芸人第一人者の座をかけた戦いに、元国民的アイドルNが割って入る。それぞれのプライドをかけた三つ巴の闘いを見逃すな!!

アイ・アム・冒険少年 脱出島 オリジナルストーリー 無人島サバイバルスタート!

あいはらしゅう

2022年5月27日発売

770円(税込)

新書判/208ページ

ISBN:

978-4-08-321724-1

もし、無人島にとり残されたら大切な能力は…
勉強で得た知識?
スポーツできたえた体力?
習いごとや特技で得た技術?
3人1組になった知神、武神、技神チームが、最初に島から脱出するチームを競う!
無人島サバイバルに一番必要なのはどの能力か!?
世界一危険なレース「脱出島」で小学生9人のサバイバルが開幕!
「アイ・アム・冒険少年」の人気企画オリジナルストーリー!

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