1月7日に七草粥、1月20日に卵を食べることでつながる開運とは? 辰年の2024年に始めたい開運習慣【1月5日~1月7日にすべきこと】
集英社オンライン / 2024年1月5日 8時1分
神道文化賞を受賞した絵馬師の永崎ひまる氏。近著『絵馬で開運!しあわせごはん暦』では、開運の力が詰まった《食と暦と日本の季節》を描き下ろし絵馬と文章で、幸運を呼び込む食べ方や暦を感じて暮らすコツを指南している。2024年辰年もいよいよスタート。龍が司る上昇気流にうまくのるべく、まずは心がけたいことを、ひまる氏が教える。
【1月7日】なぜ七草粥をいただくのか
1月7日は人日の節句となります。節句は、その名の通り、節目です。1月が始まってすぐですが、もう最初の節目は来ています。実は節目と奇数のあいだには秘密があります。節句というのは、奇数が重なる日なのです。陽の数字である奇数は、もともと中国で縁起がいいとされていて、それが日本に入ってきました。ゾロ目で揃っている奇数の日は特別だとされています。
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では、ゾロ目でない1月7日はなぜ節句なのでしょうか。実は本来なら1月1日が節句と考えられるのですが、11という並びは奇数の中でも別格であるため、節句よりも大きな扱いになりました。そのため、1月の節目は他の日となったのですが、それがなぜ7日なのかというと、中国で、1日から7日までその日その日に殺してはいけない獣を当てて、7日は「人」を殺さない日としたことで、特別な日になったのです。
さて、この7日にいただく七草粥ですが、胃腸を休ませるため、というのもありますが、若菜のパワーをもらってエネルギーの補充というのもあるんですね。こうやって、初春を感じて、これからの一年を健康に若々しく過ごすことを祈る行事でもあります。
実はこの日1月7日は「白馬の節会」(あおうまのせちえ)と呼ばれる節供行事を行う日で、天皇が白馬をご覧になって白馬の祓いの力で邪気を祓うという節句行事がありました。白馬を1月7日に見ると縁起が良いという習慣は今でも残っています。京都の上賀茂神社や大阪の住吉大社などで、白馬の神事があるのはこちらの名残です。
【1月6日】金運は冬に貯める? 公開!カンタン開運術!
冬というのはいろんな意味で「貯める」時期です。特に、1月というのは元旦や節句があり、そこに1月20日に大寒がやってくるのです。大寒とはなんぞやと思う方もいるかもしれませんが、二十四節気の一つですね。それも次には最初の立春に戻る、最後の節気となります。この最後の節気というタイミングの大寒に食べると金運が爆上がりしちゃう食べ物があるんですね。それが「卵」です。
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この1月20日に生まれたとされる卵は、神の使いとしても考えられている鶏が産んだものです。実は鶏にも卵を産む旬というものがあります。それは暖かくなった春先なんですね。一番寒いこの時期は、卵を産む時期ではなく、珍しいことなのです。だからこそ、貴重であり、たくさんの栄養が詰まっていると考えられました。逆に「旬」ではないものがいいということなんですね。面白いですよね。
トマトなども、水をやらない厳しい環境のほうが美味しくなったりします。同じ考え方とも言えます。
人間も同じで、厳しい環境で生き抜いた人のほうが強くなるということなのでしょう。結構自然界は大小関係なく同じ現象が起こるものなのです。
さて、金運にいいとされる大寒卵ですが、手に入れたい人はとにかく、ネットが安全牌です。百貨店などでも手に入ると思います。スーパーはちょっと産んだ日がわかりにくい場合もあるので、気をつけましょう。
【1月7日】お正月終わりのこれからが本番! 龍が味方する朝の過ごし方
さて、一部の地域を除いて、松の内が終わりました(15日のところもあります)。このお正月が過ぎたあとが実は開運の本番になっていきます。お正月に貯めてきた開運力を発揮していく段階になってきます。甲辰の年だからこそ、スタートが大事だったわけですが、ここからはさらにエンジンをかけていきましょう。
皆さんが、一番食に力を入れやすいのは昼ごはんや夜ごはんかと思いますが、今年からは朝一番のスタートに体に入れるものを気にしてみましょう。朝起きて何を体に入れるのかによって、運は左右されていきます。
まず、一番に体に入れるのは「常温の水」です。
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水は人間の体の70%を占める物質。この水の入れ替えこそが、運にはとても大事なのです。朝起きたら、まずはお白湯ではなく、常温の水を飲んでストレッチをして下さい。この普通の水を一口二口飲んだ後に、例えばレモン水や、りんご酢水。またはお白湯などを飲むといいでしょう。こうしたスタートを意識することで、今年を意識することになります。
そして、辰年である龍は水の精霊でもあります。龍は雨を降らすこともします。その龍と同じ気持ちで、滝登りが如し、朝に水をしっかり受け止めて、ばっちり体を整えてみて下さい。
その行動が今年のいろいろな運をいい方向へ導いてくれるでしょう。
文・絵/永崎ひまる 絵馬撮影/徳山喜行 写真/Shutterstock
絵馬で開運! しあわせごはん暦
著者:永崎 ひまる
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/12/25072537615572/400/syoei.jpg)
2023年12月5日発売
1,980円(税込)
A5判変型/128ページ
978-4-08-781745-4
見て開運、旬を食べて運を味方に!
旬をおいしく食べて、年中行事を見直せば、運気が上がる!
神道文化賞を受賞し、出雲大社、伊勢神宮、東京大神宮など名だたる神社の大絵馬を手がけた著者が、描き下ろし絵馬と文章で、幸運を呼び込む食べ方や暦を感じて暮らすコツを指南。
食は、エネルギーだけでなく、
楽しく生きるために必要な「運」も
バックアップしてくれます。
年中行事をどんどん楽しんで
旬を味わい、幸せを引き寄せましょう。
(「はじめに」より一部要約)
☆目分量でOKの口福レシピもたっぷり!
〇春キャベツの丸~くおさめる煮
〇ひまる式 幸運のキャロットラペ
〇不老不死の桃とハムパスタ
〇さつまいもの恋ヨーグルトサラダ
〇鯖の強運なトマトスープグラタン
〇金運アップ! 月見団子
〇関係良好包んでロール白菜ミルク味
〇ひまる式 伊達巻 他多数
☆しあわせごはんコラムも充実!!
◇季節を感じる行事食「ハレ」と「ケ」
◇神饌は神様のしあわせごはん!
◇おむすびとおにぎりの話
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