「その年の12月に事務所から『紅白出場です!』と言われたときはうれしかったな~。でもよくよく聞いたら『でも白組じゃありません、ゲスト出演です!』って……(苦笑)」(クマムシ・長谷川俊輔)
「ゲスト枠なんてあったんだーって驚きました(笑)。でも、出られるだけで光栄ですよね」(クマムシ・佐藤大樹)
〈一発屋芸人の紅白〉「あったかいんだからぁ♪」で大ブレイク、細川たかしのバックダンサーで出場。「羽生結弦さんの“あったかい~”は世界一美しかった」当時最高月収800万円も今は…?
集英社オンライン / 2023年12月30日 12時1分
国民的歌番組でありながら、ときに“一発屋芸人”が出演するなど、意外と懐が広いNHK紅白歌合戦。2015年に歌ネタのフレーズが流行し、その楽曲バージョン『あったかいんだからぁ♪』で歌手デビューしたお笑いコンビのクマムシも、大晦日の大舞台で“にぎやかし”として会場を大いに盛り上げた。
ゲスト枠として細川たかしのバックダンサーで出演
![](https://assets.shueisha.online/image/-/2023/12/28024401732560/800/1.jpg)
クマムシ(右:長谷川俊輔 左:佐藤大樹)
坊主頭にひげ面のおっさん、長谷川俊輔が手をスリスリさせながら、かわいらしい声で歌う「あったかいんだからぁ♪」というフレーズは、そのギャップとキャッチーさで話題になると、大物アーティストがライブやSNSでカバーするなどお笑い界を飛び越えたブームとなった。
そしてその長谷川と、“歌わない方”の佐藤大樹からなるクマムシのふたりは、とにかく明るい安村やピスタチオといったブレイク芸人らとともに第66回NHK紅白歌合戦出場の切符を手に入れたのだ。
「僕らは細川たかしさんのバックダンサーとして出演しました。出番の前に司会の井ノ原(快彦)さんと細川さんとの掛け合いの中で、『あったかいんだからぁ♪』と歌わせてもらえたのは本当に感動です」(長谷川)
「細川さんはその年に『心のこり』を披露しましたが、翌年には『世代交代も必要』と出場辞退されました(2021年に5年ぶりに出場)。細川さんをお送りできて、僕らも“心のこり”はありません!」(佐藤)
今の懐は“あったかい”?
紅白本番では、自身の出番以外にもいろいろと感激することが多かったとか。
「僕らが壇上に立ったときに、審査員の羽生結弦さんがこっちを見て“あったかいんだからぁ♪ポーズ”をしてくれたんですよ。あれは日本一美しい『あったかいんだからぁ♪』だったなぁ……」(長谷川)
「出番前にX JAPANのみなさんと同じ空間で数分間待たされて、緊張で直立不動でした」(佐藤)
「廊下で松田聖子さんとすれ違ったときも、聖子さんが『あ、クマムシさんだぁ』って声かけてくれて」(長谷川)
「聖子さんに声を掛けられて、緊張して後退りした長谷川さんが、後ろのゴミ箱にドンと当たってしまい、それを見た聖子さんが笑ってくれたのが印象的でした」(佐藤)
「9年ぶりに出場した今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』は客席で見るべきだと思って、こっそり一番後ろで立って聴いてました。最高でしたね!」(長谷川)
思い出が尽きないふたり。ところで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったクマムシは、後に当時の最高月収が800万円だったことを明かしている。当時は“あったかすぎる”懐だったが、現在はどうなのか。
「あったかい」に関連した商品広告の需要はまだまだあり!
「まあ、たしかに夏はあったかくないですね。夏なのに。でも逆に冬は、雪山で『あったかいんだからぁ♪』を歌ってくださいというオファーや、今も入浴剤のCMのお仕事させていただいたりと忙しいんですよ。あとは佐藤さんの地元、富山でお仕事いただいたり」(長谷川)
「富山の営業はいっぱい入りますよ。それプラス、夏の仕事を増やすためにレゲエバージョンの『あったかいんだからぁ♪』を作ったりもしましたが、結局今は冬版のTUBEみたいな需要でなんとかしのいでます(笑)」(佐藤)
冬こそホットになるクマムシ。今年の年末年始も冬眠する暇はない。
取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班
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