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葛藤しながら、甘える姿がグッとくる! イケメン“受け”のギャップが尊い【BLイケメン列伝】

集英社オンライン / 2022年5月29日 18時1分

“男性同士の恋愛”を描いた「ボーイズラブ(通称、BL)」の盛り上がりが加速中。その魅力はなんといっても、数多くの“イケメンキャラクター”が登場すること。今回はBL好きなライターが、BLマンガ作品に登場するイケメン“受け”BEST5を選出! あなた好みのイケメンは見つかりそう?

“男性同士の恋愛”を描いた創作ジャンル「ボーイズラブ(通称、BL)」。

BL作品の最大の魅力は、見た目も内面もイケメンなキャラクターが多く登場し、そんな“イケメン同士の恋愛”を楽しめることにあります。

今回は、筆者の独断で選出した古今東西のBL作品に登場するイケメン“受け”5人を紹介! (“攻め”編はこちらから

BL作品における“受け”とは、性行為において挿入される側のポジション。“攻め”と比較すると小柄だったり美人だったり中性的な外見のキャラクターが多いため、「受け=性格も受け身」と捉える方もいますが、積極的な性格や男前な性格の“受け”もたくさんいます。



早速“受け”の中から、見た目と性格のギャップが魅力的なイケメンを5人紹介します。

【イケメン“受け”部門 その1】『抱かれたい男1位に脅されています。』西條高人

「抱かれたい男」1位の若手人気俳優(右)と「抱かれたい男」2位のベテラン俳優(左)芸能BL『抱かれたい男1位に脅されています。』(桜日梯子/リブレ) ©桜日梯子/リブレ

最初に紹介するイケメン“受け”は、5年連続「抱かれたい男」1位を獲得しているベテラン俳優・西條高人です。(『抱かれたい男1位に脅されています。』桜日梯子/リブレ)本作は高人が若手人気俳優・東谷准太に「抱かれたい男」1位の座を奪われるところから物語が始まります。

まず「抱かれたい男」5年連続1位というだけで、高人がかなりのイケメンであることが想像できます。作中も正統派なイケメンとして描かれていますが、クールそうに見えて表情が豊かだったり、性格も少しドジなところやチョロいところがあったりと可愛いギャップもあり。

また、5年連続の王座を奪った東谷に敵対心を燃やしている姿や、ベテランでありながら常に信念を持って撮影に臨む姿勢は、自身の仕事に対するプライドや情熱を感じます。東谷と共演した際には、敵視していながらも先輩としてアドバイスを送るなど「いい作品を創り上げよう」というこだわりが垣間見えるのです。どれだけ長く業界にいても努力を怠らないその姿勢が、「抱かれたい男」5年連続1位という評価に繋がっていたのだろうなと思わざるを得ません。

p.6 西條高人の初登場シーン ©桜日梯子/リブレ

【イケメン“受け”部門 その2】『それでも、やさしい恋をする』出口晴海

女性が恋愛対象な年下男性(左)と男性が恋愛対象な年上男性(右)の切ない恋模様を描いた『それでも、やさしい恋をする』(ヨネダコウ/大洋図書)

2人目に紹介するイケメン“受け”は、女性が恋愛対象の小野田良(25歳)に恋をしてしまう出口晴海(28歳)です。男性が恋愛対象の出口は、小野田に恋愛感情を抱きつつも「友達でいい」と気持ちを押さえ込み、そのまま3年の時が経ちます。

出口は容姿も内面もとにかく男前。性生活が少しだけ爛れてはいるものの、営業職としてバリバリ働き、常に人への気遣いを忘れない、見るからにモテそうなイケメンです(作中でも「モテる」と言及されています)。そんな彼が3年間も片思いを続けている、それだけでときめきが止まりません!

小野田が失恋した際、本来であればチャンスと捉えるところを「優しいよな、すごく」と励ましたり、仕事のちょっとした愚痴をこぼした際には「自信持て」と背中を押したりと、好きな相手に対する贔屓目抜きにしても、とにかく優しさに溢れている出口。しかし、好きな気持ちを素直に伝えられない不器用な一面や好きな人の前では完璧を装えなくなっていく姿、自分の思いを押し付けてはいけないといういじらさも。「男前!」「かわいい!」とギャップを交互に見せてくる出口に思わず「尊い……」とこぼしてしまいます。イケメンのギャップをとことん拝みたい方にオススメのイケメン“受け”ですよ。

p.85 仕事のちょっとした愚痴を言う小野田を親身に励ます出口

【イケメン“受け”部門 その3】『不死身の命日』三角冬真

体が丈夫過ぎる謎の男性とスーパー攻め様(になりたい)ハイスペックな男性(表紙)のラブコメディ『不死身の命日』(虫歯/ホーム社)

3人目にご紹介するイケメン“受け”は、有名財閥の御曹司にして容姿端麗で賢く才能に溢れている天下の“スパダリ”三角冬真です(『不死身の命日』虫歯/ホーム社)。伴侶を探している中、偶然出会った藤宮恒星(通称:フジミ)に惚れてしまう冬真。伴侶になってもらうべく、フジミに積極的にアプローチを仕掛けていきます。

前述した通りハイスペックな冬真は、自身を「スーパー攻め様(最強の攻め)」であると信じて疑いません。そのため、フジミに対して“攻め”として接するのですが、そのフラグは見事にクラッシュ。すべての行動が斜め上を行くフジミに翻弄され、ときめきが隠せなくなっていく冬真が何とも愛らしいのです!(イケメンが翻弄されていく姿って尊くないですか……?)

翻弄されながらも自分の思いをひたむきに伝え続け、空回りをしながらも相手に尽くし続ける。そして最後まで“攻め”として行動し続けるのですが、フジミに「やっぱり冬真さんを抱きたい」と気持ちを伝えられた際には、それを潔く受け入れます。好きな相手のために選択する冬真の懐の広さや一途さは、“攻め”であろうと“受け”であろうとイケメンであることは間違いないのです。

p.7 周囲から黄色い声が上がるほどイケメンな冬真

【イケメン“受け”部門 その4】『残像スローモーション』市川義一

男子校の映画部に所属するイケメンな先輩(左)とイケメンな後輩(右)の部活動ラブ『残像スローモーション』(じゃのめ/講談社)

イケメンで成績優秀・運動神経抜群、いつも人に囲まれている人気者の映画部部長・菊地原 仁(高校3年生)にライバル心むき出しで突っかかってくる映画部の後輩・市川義一(高校2年生)が4人目に紹介したいイケメン“受け”。物語は、ある日、ぶつかり合っていた2人が寮の同室になってしまうところからスタート。(『残像スローモーション』じゃのめ/講談社)

黒髪ボブを一つにまとめたポニーテールとメガネがトレードマークで、美形であるものの少々難ありな性格の市川は、思ったことをすぐ口にしてしまうため、周囲の人間を困らせてしまうこともしばしば……。しかし、相手の気持ちに聡く、不器用ながらも気遣う一面に、徐々に惹かれていく菊地原。彼の心情に、共感の嵐!

また、市川は大の映画好きで、部活では映画監督として作品づくりに並々ならぬ情熱を注ぎ、共に映画をつくる同級生たちからの信頼が厚いのもポイント。菊地原に突っかかる理由も、彼の映画好きという側面が大きく影響していました(ここはぜひ本編でチェックしてほしい!)。何か1つのことに夢中になり、こだわりを持って真剣に突き詰めていく人は、等しくイケメンだと思いませんか?

p.63 菊地原に突っかかっていた理由を語る市川

【イケメン“受け”部門 その5】『甘えたい獣』潤太

レンタルお兄さんと強面男子高校生(表紙)の甘い恋を描いた『甘えたい獣』(ゆいつ/ブライト出版)

最後に紹介するイケメン“受け”は、“レンタルお兄さん”としてアルバイトをしている新(大学生)に、依頼してきた潤太(高校生)です。潤太はバイクに革ジャン、ヘルメットを外したら超強面の見るからにヤンキー。そんな彼の依頼はなんと「頭を撫でてほしい」というものでした。(『甘えたい獣』ゆいつ/ブライト出版)

強面ではあるものの、顔立ちは正統派な男前。その容姿ゆえに喧嘩に絡まれることが多いため、人付き合いが薄く学校では一匹狼ですが、実は共働きの両親の代わりに年の離れた弟妹たちの面倒を見ているという優しい一面を持つ潤太。その生い立ちからあまり人に甘えることができず、たまたまレンタルお兄さんをしていた新に出会い、可愛らしい依頼をしたのです。

男前な潤太が頬を赤らめながら甘えてくる姿はたまらなくカワイイ!! 本作を読んだ暁には「ギャップ選手権、優勝!」と勝手に表彰してしまうほど。とにかくギャップに打ちのめされます。最初は恥ずかしそうに新へ甘えるのですが、新の手腕もあり徐々に素直に甘えていく潤太の変化に、ニヤニヤが止まりません。イケメンの甘える姿を堪能したい方は、ぜひ本作で満たされてください。

p.16 頬を赤らめながら「頭を撫でてください」と新にお願いする潤太

BL作品で自分好みの“受け”キャラクターを見つけてほしい

“受け”という字面から「受け身でか弱いキャラクター」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか? そんな“受け”がイケメンであればあるほど、ボーイズラブ(男性同士の恋愛)感を楽しめると筆者は感じています。

イケメンな“受け”たちがプライドと葛藤しながら、“攻め”に甘えたり弱みを見せたりするところにグッと来てしまうのです。ということで、今回はギャップのあるイケメン“受け”をピックアップしました。

もちろんかよわい受けやカワイイ受け、美人な受けなどが登場する作品もたくさんあります。個人の嗜好が大きく反映されるのが、“受け”のキャラクター性。イケメン以外の“受け”キャラクターを発掘したい方は、この記事をキッカケにいろいろなBL作品に触れていただけたら嬉しいです。

文=阿部裕華

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