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【漫画あり】「結婚相手を選ぶなら、顔や身体を好きになってくれる人」まぶしいくらいパートナーに愛されている峰なゆかが結婚の条件を断言する理由

集英社オンライン / 2024年2月10日 11時1分

『アラサーちゃん』などで知られる漫画家の峰なゆかが、パートナーのチャラヒゲとともに、「子育て」に奮闘する生活を描くコミックエッセイ『わが子ちゃん』(扶桑社)の待望の4巻が刊行された。子育ての概念を変える本書の魅力について峰さんに聞いてみた。(全3回の1回目)

『わが子ちゃん』は眩しすぎて読むのが辛い?

──『わが子ちゃん』はどんな人に読んでほしいですか。

峰なゆか(以下同) 小中学生に読んでほしいと思ってます。特に男の子に。子育ては男性が主体的に参加するのが当たり前という意識を子どものうちから知ってもらえたらいいなって。逆に成人男性が読んでみた感想はどうでしたか?

──もし子どもができたらチャラヒゲさん(作中に登場する峰さんのパートナー)くらい育児ができたらとは思うのですが、正直、ハードルが高いです。



私もチャラヒゲくらい育児やれって言われたら、「無理無理!」ってなります(笑)。

──X(旧Twitter)で『わが子ちゃん』の感想を調べてみると、「眩しすぎて読むのが辛い」という育児当事者の声が結構ありました。

読者の方から「自分の夫は育児をよくやってると思い込んでたのに、チャラヒゲさんの存在を知って落ち込んでる」みたいな感想をいただくことはあります(笑)。

──こんなことを聞くのは失礼かもですが、峰さんは「眩しくて見れない存在」として扱われたことって、これまでありましたか?

なかったと思います。今も眩しいのはチャラヒゲだけで、私は特に眩しいことはしてないので。

──そんなことないですよ。読者が「チャラヒゲ神!」ってなる気持ちもわかりますが、『わが子ちゃん』を読んでると、峰さんとチャラヒゲさんの2人の関係性のよさが感じられます。

私はチャラヒゲに家事や育児のかなりの部分を担ってもらうぶん、育休中に減った給与分の金額を払ったり、たまに高いスニーカーを買ってあげたり、感謝をなるべく形に表しているつもりではいます。そういうふうにそれぞれ得意分野を発揮できるといいんじゃないかと思います。

取材は新年はじまってすぐに行われた

結婚相手を選ぶなら、顔や身体を大好きになってくれる人

──作中にも描いてありますが、最初は結婚したくないと峰さんは思ってたんですよね。

そうですね。私、最初、他の人から精子を買おうと思ってましたからね。

──誰からですか?

『バッファロー'66』を撮った映画監督、ヴィンセント・ギャロの精子を。

──買えるんですね。

(海外では)個人で販売してて。直接売るのもOKみたいな。好みのタイプなら割引みたいなこともしてて。

──直接売るっていうのはセックスでってことですか?

はい(笑)。

ヴィンセント・ギャロの精子について語る峰なゆかさん

──いくらくらいだったんですか?

2000万円くらいで。チャラヒゲも「特に自分の精子じゃなくてもいいよ」と言ってたので、それを買おうかと思ってたんですけど。

──それがどうして最終的にはチャラヒゲさんの精子になったんですか?

なんでだろう。うーん……節約ですかね。「ちょっとここ節約しとこうか」みたいな。今後の子どもの学費のこと考えたら、「ヴィンセント・ギャロの精子代は節約するか」ってなりましたね。

──(笑)。 今、チャラヒゲさんと一緒にいて一番いいところはどこですか?

いいところというより、チャラヒゲがいないと生活が成り立たないですね。

──チャラヒゲさんは最初は峰さんのトークイベントに来ていたいちファンだったんですよね。それを考えるとすごい展開ですね。

時間が経てば経つほど、チャラヒゲがパートナーでよかったなと思いますね。結婚したり子どもを産んだりした友達の話を聞いて、「あの人いい人そうな旦那さんだったけど、そんなに育児やらないんだ」って思うことも多いので。

でも、そのうちチャラヒゲが全部嫌になったって言って育児放棄するかもしれないし、今後どうなるかはわからないですね。

──『わが子ちゃん』の続きがどうなるかも、峰さん自身もわからないってことですね。

そうですね。チャラヒゲとの関係も、わが子ちゃんがどんなふうに育っていくかも今後のことはわからないので。

現在進行で絶賛育児中

──これから結婚と子育てをしたい人に向けて、結婚相手はどんな人を選んだらよいか、アドバイスをください。

自分のことを大好きでいてくれる人を選ぶのが大事だなと思います。チャラヒゲは1番目に私の顔が好きで、2番目に私の身体が好きらしいんですよ。性格……も好きだよ?みたいな(笑)。だから、私がどれだけチャラヒゲと言い合いになっても「ごめんね。僕が悪かった。大好きだよ」みたいな感じなんです。そうやって言われてるうちに私も自分が怒ってることを忘れて「そっか!好きなんだっ!」みたいに、まんざらでもない気分になるんで(笑)。

──顔とか身体を好きになってくれる人を選ぶといいのですね。

顔や身体じゃなくてもいいですけど、性格や態度より変わりにくい部分を好きでいてくれる人がいいのかなと思います。育児をする上では、性格や態度はどうしても変わらざるを得ないじゃないですか。それ以外の部分で強く好きでいてくれるポイントがある人を選ぶといいのかなと思っています。

【漫画】『わが子ちゃん』

【漫画】『わが子ちゃん 4』第65話を読む(漫画を読むをクリック)

文/山下素童 撮影/野﨑慧嗣

『わが子ちゃん 4』(扶桑社)

峰 なゆか

2023年12月22日

1155円(税込)

128ページ

ISBN:

978-4594096342

夫婦で読みたい! 戦う育児漫画第4弾!

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