心臓病というと、心臓が弱い何か特別な病気と思われがちですが、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患は加齢、過食、運動不足、喫煙など生活習慣病と関わり合いがあり、実は身近な病気です。
心臓が悪いと体からさまざまなサインが現れるので見逃さないようにしましょう。
ここでは、ふだんの生活の中から感じやすい7つのサインを紹介します。
1 階段で息切れ
心臓は24時間365日絶え間なく動いて、血液を体に巡らせます。その血液は酸素を持った状態で全身を巡り、体のエネルギー源となる酸素を送り届けるのがメインの役割です。
もし、心臓が悪くなると、体のエネルギー源となる酸素が十分行き渡らなくなり、全身が酸素不足に陥る場合があります。
そのため、最初に症状として出やすいのが日常生活において、いっぱい酸素を使って運動をするときです。階段を上るときやランニングをするときは体を酸素を多く求めるので、心臓が悪いとすぐに息切れを起こしてしまうことがあります。
久しぶりにランニングをしたら、息切れするのは当たり前なのでそれほど心配ないのですが、以前は階段で息切れしなかったのに、最近は息切れすることが多い場合は心臓が悪いサインである可能性あります。
ただし、運動不足などで息切れする場合もあり、これだけだと心臓が悪いとは決めつけられないので、ほかのサインと合わせてチェックしましょう。