数々の青春小説を執筆し、近年は中学受験の問題に相次いで著作が使用されていることから、中学受験の新女王とも呼ばれる作家・額賀澪さん。しかし、学校のことを知るほどに、部活についての疑問が湧き上がってきたそうです。
今回その疑問を解決するため、名古屋大学で教員の過労問題や体罰について研究を行っている、教育学者・内田良さんに会いに行きました。
前編では、部活動の未来のかたちについて、額賀さんの著作『ラベンダーとソプラノ』(岩崎書店)に登場する「半地下合唱団」を例に語り合いましたが、後編では、部活が学校教育にどのような影響を与えているのかといった、実態についての話がより深まっていきました。内田さんが驚いたという、児童書におけるジェンダーの考え方についても切り込みます。
撮影/大槻志穂 構成/編集部 (2023年12月15日 神保町にて収録)