――まず最初に「みんかぶマガジン」とはどういうメディアですか?
鈴木(以下、同)「資産形成に興味を持っている人が読むメディア」と思われがちなんですが…違うんですよ。正確に言うと、それが回答のすべてではなくて、「読まずにはいられない」と思えるようなコンテンツにこだわっているメディアなんです。
「みんかぶマガジン」は2021年秋にスタートした有料メディアで、課金サービスである「みんかぶプレミアム」の1コンテンツになります。私は2022年5月より編集長に着任し、みんかぶプレミアムの累計契約者数は1万6000人。メルマガ会員は48万人に上ります。主な想定読者はたしかに「資産形成に興味を持っている人」なのですが、これまでの資産形成メディアとは一線を画す形で、マネー記事は主力コンテンツではあるものの、全体の40%に抑えています。
そもそも記事が楽しくなければわざわざサブスクしてまで読みたいとは思ってもらえません。なので媒体の持続可能性を高めるという観点からも、「資産形成とはこういうものです」と一方的に読者に押し付けるのではなく、資産形成とゆるくつながりながら読者が「もっと読みたい」と思えるようなコンテンツをつくるように心掛けています。