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「期待されるのってしんどくない?」お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃん、取材中にマジ相談開始…人気急上昇の3人が抱える2024年問題とは

集英社オンライン / 2024年1月30日 11時1分

2023年にブレイクした大注目のお笑いトリオ・ぱーてぃーちゃん。トリオでも個人でも、バラエティで大活躍中だが、流行り廃りの早い芸能界で2024年を生き残るための、ぱーてぃーちゃんにとっての2024年問題を聞いてみた。

チャラ男の「すがちゃん最高No.1」とギャル2人「金子きょんちぃ」「信子」からなる男女トリオ・ぱーてぃーちゃん。2022年1月1日に出演した『おもしろ荘』(日本テレビ系)をキッカケに徐々に知名度を伸ばしている。

2023年下半期には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)をはじめとした人気番組の数々に出演を果たすなど、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの3人だ。



しかし、ある程度の知名度を築けても簡単に忘れ去られてしまうのが芸能界の常である。

ぱーてぃーちゃんにとって今年は特に踏ん張らなければいけない1年と言っていいはず…2024年を乗り切るために今何を考えているのだろうか。

(左から)金子きょんちぃ、すがちゃん最高No.1、信子

やすこがずっと前を走っていたから、まだブレイクしていない

――2023年はブレイクの年になったかと思われますが、率直にいかがでしたか?

すがちゃん最高No.1(以下、すがちゃん) 僕たちは2022年正月の『おもしろ荘』に出演したことで注目してもらえるようになりましたが、前年に出演したやすこがブレイクしていく様子をずっと後ろから見ている1年でした。

やすこがずっと前を走っていたので、自分たちがブレイクしたとはあまり思えません。むしろ「2024年こそはブレイクしたい」という気持ちです。

――やすこさんは『2023年ブレイク芸人ランキング』(ORICON NEWS)で1位を獲得するなど目覚ましい活躍でしたので間違いなくブレイクといえますね。

すがちゃん その一方で僕らは『年末年始の出演ランキング』(株式会社エム・データ調べ)で26位とか、「Yahoo!検索大賞2023 お笑い芸人部門』で3位とか、どれも絶妙な順位でした。

――そもそも、ぱーてぃーちゃんが考える“ブレイク”の定義は?

金子きょんちぃ(以下、きょんちぃ) 時代を作った人じゃないですか? オリエンタルラジオさんとか。あの人たちは4回くらい時代作っているし。

信子 確かに〜!!

すがちゃん 僕の感覚としてはブレイクは「もう、この人ってそういう人だよね」とどこに行っても認識をもらえている状態。

例えば、やすこは自衛隊キャラがありますが、そのキャラはほぼほぼ浸透しています。そのうえで愛嬌があったり意外と鋭いコメントができたりなど、人としての魅力や人間性も知ってもらえています。

――今のぱーてぃーちゃんは人としての部分をどの程度認識されていると感じていますか?

すがちゃん 僕がチャラ男とか信子やきょんちぃがギャルとか、そういったキャラの部分はふわっと知ってもらっているとは思います。ただ、人間性みたいなのはまだまだです。

イジられることは本当に嫌

――最近はすがちゃんさんがテレビ番組でイジられるシーンが目立っています。徐々に人間性が広まっていると言えるのでは?

すがちゃん それは本当に嫌ですね。

――テレビ番組でもイジられるのを本当に嫌そうにしていますが、2人から見てどうですか?

きょんちぃ これまでは頑張って引っ張ってくれていて、その姿勢から“しっかり者”というイメージを世間に持たれていたと思います。でも、これこそが“すがちゃんの本当の姿”なので、それがやっと広まり始めているのでうれしいです。

信子 「リーダーはカッコいい」って思ってたんですよね。でも無理だったんだよね?

すがちゃん …………。

“イジられ”の話題になった途端、すがちゃんは心を閉ざした様子

――“イジられキャラ”になったことで、結果的にはぱーてぃーちゃんの魅力を多くの人に知ってもらえる一つのキッカケになったように思うのですが。

すがちゃん そのイジられキャラっていうのも結局は“側”なんですよ。人の魅力を知ること・伝えることって難しいじゃないですか? 中学校でも入学してすぐにその人のことは100%わからない。中二の夏以降にやっと見えてくるものです。

信子 じゃあ今が中二の夏なんじゃん?

すがちゃん いや、まだ中二の夏もいってない、中一の終わりぐらい。そもそも、イジるといっても僕の“外側”をイジっているだけでしかありません。

――まだ内側の部分まではわかられていないと。

すがちゃん 世間が僕の外側だけを見て、「意外とポンコツだな」みたいなマイナスな方向に行かせようとしているので本当によくないです。

きょんちぃ うちらは7~8年前からイジられるタイプの人っていうのは知ったよ? これが君だよ? それを世間が知り始めただけ。

――手練れのMCからイジられたときに「おいしい」と思うことは全くないのですか?

すがちゃん 本当に嫌です。別にギャルだろうが、後藤さんだろうが、フットさんだろうが…。

きょんちぃ 待って、後藤さん2人いない? 後藤さんって誰?

すがちゃん じゃぁもう、ありとあらゆる後藤さん!ってことでいいよ‼︎

――イジられキャラもそうですが、「中学時代から一人暮らしをしていた」などハードな環境で育ったことも認知されるようになりました。「意外と苦労人だったんだな」と考える人も増えており、人間味も知られ始めている印象ですが。

すがちゃん あまりそういう風に思われたくないです。ダサいじゃないですか、苦労人って。

きょんちぃ ダサくないよ、カッコいいよ。

信子 そうだよー、漫画の主人公みたいでいいじゃん。

すがちゃん 主人公…そうか…。

信子きょんちぃ ハハハ!

取材中、インタビュアーが突然の交代

――すがちゃんさんがイジられキャラとしての片鱗を見せているように、信子さんときょんちぃさんも『千原ジュニアの座王』(関西テレビ系)で優勝するなど、ギャルキャラ以外の強みや魅力も見せ始めていますね。

すがちゃん それなんだけど、僕は取材とかの場を話し合いの場とも思っていて、そのことで今だからこそ2人に聞きたいことがあるんですけど。

――こちらに構わず進めてください。

すがちゃん ありがとうございます。俺がイジられキャラとか負けキャラになってくると、テレビやメディアは相対的にギャル2人を“実はデキる人”として持ち上げようとするじゃん。でも、その期待を持たれることって2人にとってしんどくない?

きょんちぃ 嫌ではないけど、怖さはあるよ。でも、それは芸人をやる以上仕方ないと思ってる。

すがちゃん それがしんどいのであれば、今のパターンではない別のパターンにシフトできるけど、どうなの?

信子 どうだろう。ただ、芯を食ったコメントはきょんちぃのほうが得意だし、うちにはできない。今はうちは楽しく「イェーイ!」ってやっていきたい。

きょんちぃ 信子はボケとしての優秀さを持っていると思う。

信子 うあーちょーうれしいー‼︎ ちゅちゅちゅ!

きょんちぃ 私は信子のように明るくボケられないから、芯を食ったコメントをしたりとか信子とは違う方向でやっていきたい。確かに優秀さを求められるようになったけど、別に“優秀さ”は1種類ではないよね。それぞれの得意なやり方でやっていければいいと思っているし、「期待に応えよう」みたいな気持ちはある。

――という2人の意見なんですけど…。

すがちゃん 気になっていたことなので確認できてよかったです。

取材班も「これ聞いてていいのか」と戸惑うほどまじめな雰囲気だった

2024年における喫緊の課題

――他にも、気になっていることや不安なことなどはありますか?

すがちゃん 僕の生い立ちとか、信子が徳川家の末裔だったとか、きょんちぃが好きな男の借金を返済したとか、恐らく2024年夏ごろまでに手札にある強いカードを出し切ると予想しています。そうなったときに何か新しい武器が必要になってきます。

――その武器はまだ用意していない現状だと。

すがちゃん そうです。2024年下半期や2025年に向けて絶対に必要になります。その武器が何なのかはまだ具現化できていないんですけど、なんとか用意しなければいけません。

――最近はそのために試行錯誤を重ねる日々を送っている感じですか?

すがちゃん 2021年に結成した時は『おもしろ荘』に出演するために自分たちを奮い立たせて一枚岩になって頑張ってきました。ただ、今度は個人個人で頑張って、「ぱーてぃーちゃん」という看板を大きくしなければいけないフェーズに入ります。ただ、全員サボり癖が酷いんですよね。

チャラ男とギャルの共通点は「サボりぐせ」だった

――なかなか行動に移せていないのですね。

すがちゃん サボり癖に加え、ありがたいことに忙しくさせてもらっているので、よけいに武器を用意・研磨する時間はありません。

――忙しいときほど空いている時間は趣味や気晴らしに使いたくなりますよね。

すがちゃん そうなんですよ。僕の場合は芸人仲間と飲みに行くことが好きなので。そこまでお金があるわけではないけど、後輩にごちそうできるくらいプチブレイクはしたので、よけいに飲みに行きたくなってしまいます。本当ならネタを作ったり、漫画や映画をチェックして知識を増やしたりしなければいけないんですよね。

きょんちぃ 3人とも夏休みの宿題を最後までやらないタイプなんです。

すがちゃん 僕たちの場合は宿題をやらずに9月1日になって先生に怒られて、ようやく宿題をする感じです。なので、武器を用意するための時間や気持ちを作り出すことが、2024年の喫緊の課題かもしれません。

取材・文/望月悠木 撮影/井上たろう

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