2022年7月、東京大学の研究者が20~49歳の男女8000人に行なったオンライン調査によれば、20代男性の性交渉未経験率は43%だった。
この調査結果に対し、中年男性たちからは「一昔前の童貞率はもっと低かった」、「最近の若い者はだらしない」なんて苦言を呈す声も聞こえてきそうだ。
かつては「男からガツガツとアプローチをかけるのは当たり前」、「セックスを経験してこそ甲斐性のある男」といった肉食系的な恋愛論・セックス論を掲げる男性が多かったからだ。だが、令和の今、そういった既存の概念に辟易としている若者も多いだろう。
しかし、「実際のところ、今も昔も童貞率は変わらない」と独身研究家・荒川和久氏はいう。