「類は友を呼ぶ」良縁や幸せを引き寄せるために必要な、まわりの人との付き合い方の鉄則とは

これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた恋愛戦略家・関口美奈子が男女の恋愛を攻略するためのヒントを紹介する。9年間のホステス経験と、恋愛や心理学について学んだ13年間の研究データから導いた、良縁に恵まれるための気持ちの作り方を指南する。

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結婚相手を引き寄せるご縁に恵まれる考え方

「結婚したいけれど、交際がまったくうまくいかない…」
「過去の恋愛が忘れられない…」

このような悩みを抱えていませんか？ 過去の行いを後悔することは誰しもが経験することです。現在、よくない縁や恋愛に縛られているならば「因果応報で悪い方向に向かっているのではないか？」とつい考えてしまう方もいます。

「この人とはご縁がある」
「いいご縁に恵まれた」

写真はイメージです

このように、私たちは日頃から「ご縁」という言葉をよく使いますし、見聞きします。

私たちは、人生でさまざまな人たちと出会います。学校の友人や仕事の同僚、恋人、趣味の友達…そうして経験してきたこと、そして関わってきた方たちとのご縁が、今の自分を取り巻く「雰囲気」を作り出しているのです。

だからこそ、どういう環境で、どういう人たちと関わるかはとても重要です。

なぜなら、いいご縁に囲まれていると心身ともに健康で、前向きに過ごすことができますが、悪い縁に引きずられてしまうと悪い習慣が身についてしまうこともあるからです。

恋愛がうまくいかない原因は？

因果応報ではないとしたら、一体なぜ今の恋愛がうまくいかないのか？

その点を悩む方も多いことでしょう。まず、考えられるのは、あなたが過去に経験した関わりや仕事から醸し出す「雰囲気」や「におい」が、相手にも伝わっている可能性です。

いい悪いではなく、過去の経験から醸し出される雰囲気や匂いは、あなたの印象そのもの。もしかすると「この人は、男性と話すのに慣れているな」「付き合った人数が多そう」という印象になっている可能性もあるのです。

関係性によっては、その雰囲気やにおいがいい影響を与えることもありますが、残念ながら悪い方向に働くこともあります（例えば、「誘ったら簡単に遊べそう」など）。

また、あなた自身が恋人を大切にできない相手に恋をしている可能性も否定できません。

例えば、セフレばかりを作り、本命を一向に作ろうとしない人も世のなかにはいます。いくらあなたが魅力的でも、こういった相手に惹かれてしまう以上、恋愛で幸せになれる可能性はグッと下がってしまうことを心に留めておいてください。

敬意を持って相手と付き合うことができるか？

恋愛感情を抱くと、「優しいところが好き」「顔が格好いい」など、相手のいいところばかり見てしまいがち。ですが、それ以上に結婚相手において大切なのは、お互いに敬意を持って接することができるかです。

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もし相手があなたと真剣に付き合わないなら、その人はあなたに敬意を持って接しているとはいえないでしょう。どちらかというと、あなたを下に見たり、何か利用できないかと考えて行動してくるはずです。

では、あなたに敬意を抱いてくれている場合はどうでしょうか？

この場合、相手はあなたに感謝の気持ちを持ち、あなたのライフスタイルや価値観、仕事などに敬意を払って接してくれるはずです。少なくとも「雑」に扱うようなことは一切しないでしょう。

魅力的な人と付き合うことで良縁に恵まれる

問題は、恋をすると盲目になり、相手の真意が見抜けなくなる可能性があるということです。

相手が自分の会話に関心を持ってくれているか？ 自分のために労力や時間を使ってくれているか。このような点を踏まえながら、お互いに敬意を持って接することができる男性を探してみてください。

「雰囲気」や「におい」を変えたいときはどうするか？

みなさんの中には、過去の経験から身についてしまった雰囲気やにおいを消したいと思っている方もいるかもしれません。

このようなときは、「類は友を呼ぶ」ということわざを思い出してください。

人柄が魅力的な人と接すれば、それが更なる良縁に繋がっていきます。逆に「自分だけ幸せならいい」という気持ちで接していると、良縁に恵まれる可能性は低くなるでしょう。

周囲にそういう人がいたり、そういう人と関わってきたり。そうした人生を送ることで、これから先のいい縁へと繋がっていくのです。また、日頃から何を思い、何を考え、どんな言葉を使い、どういった行動をとるのかという点も、自分自身を変える上で極めて重要なことです。

なぜなら、このような行動はいずれ習慣となり、それが人格を形成し、運命へと繋がっていくからです。

写真はイメージです

過去の恋愛で、今後悔していることがあるかもしれません。ですが、これからは真心を持って、素直な気持ちでぜひ人と接してみてください。そういった気持ちで人と接すれば、素直で穏やかな人たちが自然とまわりに集まってくるでしょう。

心が濁りそうになったときは、深呼吸をしたり、リラックスすることも大切です。
自分の立ち位置をときどき振り返りつつ、「どんな自分でありたいか？」をじっくりと考えてぜひ今日から行動に移してみてください。

まずは小さな一歩から。具体的には「朝30分早く起きる」なんてことでもいいのです。

そうやって真心を持って積み重ねてきた日々が、私たちの人生を作り、良縁へとつながっていくはずです。

まずは同性の友達や家族を大事にしよう

人は誰しも、恋愛感情を抱くと冷静に判断できなくなることがあります。そうなると思わぬ失敗をしてしまったり、つい感情的になってしまうこともありますよね？

恋愛も大事ですが、同性の友達や家族ももちろん大切な存在です。そこでおすすめなのは、真心で接するという行動を、まずは身近な人たちに行うこと。

同性の友達や家族を気遣ったり、親切な気持ちを持って接することで、それがあなたの雰囲気をじょじょに作り出していきます。周囲の人たちから大切に思われれば、あなたを軽く見たり、雑に扱う人はいなくなります。つまり、周囲の人たちから敬意を持たれるようになるのです。

人の命や考え、価値観には「重み」があります。

あなたも、身のまわりの人たちの「重み」をしっかりと感じ取って、丁寧に、かつ親切に接するよう、ぜひ今日から心がけていきましょう。人や物を丁寧に扱う人は、それがそのまま自分への扱いとなって返ってきます。

人を雑に扱っているうちは、人からも雑に扱われます。そのことをしっかりと念頭に置いて行動していきましょう。このような行動を繰り返すことで、どんどんあなたは魅力的になり、男性から見ても「放っておけない特別な存在」になれます。

好きな人にだけいい顔をするのではなく、関わってくれるすべての方たちに感謝の気持ちを忘れずに、日々を大切に過ごすようにしてくださいね。

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文／関口美奈子 写真／Shutterstock