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ファンキー加藤に急にモテ期がきた中3のバレンタイン…新曲にこめたのは実体験をもとに伝えたい感謝の気持ち「親のスネをかじって暮らしていた当時の後ろめたさが、まだ引っかかっている」

集英社オンライン / 2024年2月13日 11時1分

2月14日のバレンタインデーに新曲『優しい光』をリリースするファンキー加藤。インタビュー後編では、本作の制作背景や、テーマとなった母への想い、そして“モテ期”だった過去のバレンタインの思い出などについて語ってもらった。(前後編の後編)

「加藤俊介と、その母の物語」を描いた新曲

–––2024年2月14日のバレンタインデーには、4年ぶりのリリースとなる新曲『優しい光』がデジタルシングルとして配信されますが、本作は「母への愛」がテーマとなっています。このコンセプトに決まった経緯を教えてください。

ファンキー加藤(以下、同) ファンモン時代には『ヒーロー』というお父さん応援ソングがありましたが、ピンポイントで母親に向けた楽曲は、キャリアを通しても制作していなくて。元々、ファンの方々からはよく「作ってください!」と言われていたんですが……機を窺いながらも、ずっとタイミングを逃していたんです。



それに、コンセプトは自分の中にずっとあったものの、なかなか踏み込めなかった。照れくさいというのもありますが、世の中には「母」をテーマにした名曲がたくさんあるので……。でも、アニバーサリーイヤーという大義名分のもと、思い切って作ってみようかなと。

2024年2月14日リリース『優しい光』ジャケット写真

–––『優しい光』の歌詞の中では、母親との具体的なやりとりも描写されています。たとえば「借りっぱなしの5000円」というワードありますが、これはどうして…?

母親に5000円借りたという記憶が、ずっと僕のなかに引っかかっていて…(笑)。当時すでに20歳を超えていたんですが、たしかクラブかライブハウスに行くために借りたんです。

兄弟がしっかり就職して家庭を築いていくなか、一方で僕はミュージシャンを目指していたとはいえ、フリーターの身。親のスネをかじって暮らしていた当時の後ろめたさが、まだ引っかかっているんですよね。

–––作詞をするうえで、やはり加藤さんの実体験をベースに落とし込まれていったのでしょうか?

最初はそうではなかったんですよ。いわゆる“余白”というか、聴いてくださる皆さんが、それぞれ母親との思い出を添えられるような歌詞にしたいと思っていたんです。その方向性でずっとペンを走らせていたのですが、なかなか思うように書けなくて。

そこで、これはもう振り切って、「加藤俊介と、その母の物語」に仕上げようと。そうしたら、スラスラと言葉が出てきたんです。それに、自分の思い出をピックアップするほどに、曲がよくなっていくような気もしましたね。

現在の「ラブソング」への向き合い方

–––一般的にバレンタインといえば「恋愛」ソングを想起させますが、ラブソングに対する向き合い方って、近年変わりましたか? FUNKY MONKEY BABYS(以下、ファンモン)でも作られていた印象も強いので。

歳を重ねるごとに、「愛」というものの捉え方が変わってきた気はしますね。いわゆる一般的な「恋愛」「恋人」っていうよりも、家族への愛だったりといった方向性のほうが、自分として楽曲に落とし込みやすくなったなと。

もちろん、いずれ恋愛をテーマにした楽曲も制作しようとは思っていますが、ファンモンとしてモン吉と話していても、以前のようなラブソングを作ろう!とはならなくなってきました。

–––曲作りにおいては、現時点でのリアルを反映させてることが多いのでしょうか?

たとえば、いま「学生時代のドキドキする片思い」といったテーマで曲を書こうとすると、どうしてもフィクションになってしまいますよね。やっぱり実体験のほうが筆も進みますし、レコーディングのときも声に想いを乗せやすいんですよ。

それに、自分にとってリアルなほうが、“ファンキー加藤らしい”曲になるのかなと。もちろん、これまでの楽曲すべてが実体験というわけではないのですが。

モテ期がきたバレンタインのエピソード

–––2月14日はバレンタインなので、バレンタインの思い出を教えて欲しいです!

バレンタインかぁ……よく覚えているのは、中学3年生のときのことですね。それまで本当にモテなかったんですが、急に“モテ期”が到来して。

–––おお!

きっかけは、体育祭。僕、当時から足がめっちゃ速くて、その年のクラス対抗リレーにも選ばれたんです。僕は第2走者だったんですが、第1走者の友だちが他クラスよりも遅れをとってしまい、5クラス中5位でバトンを受け取ったんです。

でも、そこからグワーッと追い上げて、最後のコーナーで1位に躍り出たんですよ。そのまま第3〜4走者もトップを守り続けて、僕のクラスが1位でゴールイン。


–––スーパースターじゃないですか。

いや、単に足が速いだけ(笑)! でもそのあとのバレンタインは、やっぱりいつもより多めにもらえたなぁ。

たった1つの出来事で人生ってこんなにも変わるのか、と衝撃を受けましたね。いま学園生活を送っている皆さんには、「とにかく走れ!」と伝えたいですよ(笑)。

–––それこそミュージシャンとして第一線でご活躍されていたら、バレンタインを迎えるたびに、全国のファンからギフトが届くんじゃないですか?

そうですね、特に2009〜2010年あたりは、やっぱりたくさんいただきました。事務所やライブ会場に大きいダンボールでいくつか届いたり、当時は握手会とかもあったので、バレンタイン付近だと手渡しで持ってきてくださる方もいらっしゃったりしました。僕はチョコレートが大好きなので、とてもうれしかったですね。

この曲と何かプレゼントをあげようかな

–––今年のバレンタインデーはシングルのリリースもあるので、その新曲をお母様へのプレゼントに?

そのつもりです。『優しい光』の中でも触れているように、最近手荒れがひどいとか、腰や膝が痛いとかよく言っているんで、この曲と何かプレゼントをあげようかなと思っています。この曲こそは!というものができたので。

–––これまでバレンタインデーや母の日に、お母様に何かプレゼントをあげたりしたことは……?

結構あげているほうだと思います。やっぱり自分としては、すごく迷惑かけたっていう思いがあって。

僕の母親って、けっこう不思議な人で。デビュー当時の話ですけど、よく手作りの酒饅頭をいっぱい箱に入れてライブ会場に来て、スタッフさんに配っていたんです(笑)。

いまなら素直に「ありがたいな」って思えるんですが、20代の自分にとっては恥ずかしいという気持ちのほうが大きくて、「学校じゃないんだから、やめてくれよ!」って。どれだけ言ってもやめないから、途中から僕も開き直りましたが(笑)。

–––素敵なエピソードですね。

そういう姿を見て育ってきたので、やっぱり母親に対する感謝の思いは大きいですね。

–––最後に、アニバーサリーイヤーに向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

10周年ということで、ここまでやってこられたのはファンの方々のおかげです。とにかくファンモンにはないフットワークの軽さがファンキー加藤にはあるので、全国いろいろな場所に行って、いい汗かきながら、皆さんと一緒に歌いたいなと思います。

インタビュー・文/毛内達大 撮影/恵原祐二

2月14日Release
デジタルシングル「優しい光」

あの頃は照れくさくって、⾔えなかった「ありがとう」の⾔葉
今だから伝えられるどんな時も無条件で味⽅で居てくれた⺟へ伝えたい感謝の想い

2014年2⽉12⽇「My VOICE」でのソロデビューから丸10年。10年という節⽬を迎える中でこれまで積み重ねてきたものはもちろん、2021年に再始動したFUNKY MONKEY BΛBY’Sでの経験もしっかりと詰め込まれた記念すべき10周年を飾る4年ぶりの新曲。どんな時も無条件で味⽅で居てくれたお⺟さん。そんな唯⼀無⼆の存在である⺟への想いが込められた⼀曲。あの頃は照れ臭くて⾔えなかった感謝の想いをこの歌に込めて。
今年のバレンタインデーやホワイトデー、卒業、⼊学、就職、新⽣活・・・、あなたの⼈⽣の節⽬に、普段伝えられていないお⺟さんへの感謝の気持ちをこの楽曲と共に届けてみては?

ソロデビュー10周年記念ライブ
2024年4⽉28⽇(⽇)
「I LIVE YOU 2024 in ⽇⽐⾕野外⾳楽堂」

東京・⽇⽐⾕野外⼤⾳楽堂
OPEN 16:00 / START 17:00
チケット指定席・7,800(税込)
https://funkykato.com/feature/iliveyou_2024

【お問合せ】
ドリーミュージック:03-6892-1613
イドエンターテインメント:03-5575-2136
⽇本コロムビア 東京:03-5962-6990
⽇本コロムビア ⼤阪:06-6263-2920
⽇本コロムビア 名古屋:052-586-1325
⽇本コロムビア 福岡:092-725-1030
WESS:011-611-1000

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