1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「息子においしいごはん、家族みんなですごす時間とひとりの時間」大阪のカフェを閉じ、家族で関東に移り住む木村沙織さんが第三の人生で目指すもの

集英社オンライン / 2024年2月14日 11時1分

2023年2月に息子を出産し、母になった、バレーボール元日本代表の木村沙織さんの近況についてインタビュー。夢の一つだった大阪のカフェを閉じて関東に移り住むことを決めた理由、自身にとって“第三の人生””だという新しい生活への展望など、今後の彼女について聞いた。

大切な息子においしいごはんと
たくさんの経験を与えたい

──昨年の2月にお子さんが産まれ、木村さんのライフスタイルや考え方は変わりましたか?

家族の絆やチームワークがさらに深まったと思いますし、育児をきっかけに、大阪で営んでいたカフェ・バー「Sunny -ThirtyTwo-Club」を閉めて拠点を関東に移すことになりました。



──育児のために環境を変えようと?

もともと夫と「子供が生まれたら、どちらかの故郷で育てよう」と話していたんです。夫は鹿児島生まれで、私は東京。話し合った結果、生活のスタイルを子育てにシフトするために一旦お店を閉めて、関東圏に移り住むことにしました。

私はバレーボールの選手時代、高校を卒業してから滋賀県に10年以上住んで、その後に奈良、京都に引っ越してと、ずっと関西にいたんです。引退して、夢の一つでもあったカフェを大阪で開いて、途中にコロナ禍があってなかなかうまくいかないこともあったけど、いろいろなことが学べましたし、多くの人との出会いも経験しました。

大阪は私の第二の人生を歩めた場所で、思い出もいっぱいです。

──運営されていた「Sunny -ThirtyTwo-Club」を閉める日は、たくさんの人が訪れていましたね。

ご近所の方や常連のお客さまはもちろん、本当にたくさんの方が来てくださって、うれしかったです。息子が生まれてから、同じぐらいの歳のお子さんを持つママが立ち寄ってくれるようになったり、お母さんたちと交流があったりしたので、名残惜しい気持ちもありますね。

──木村沙織さんの第一章・現役選手編、第二章・関西編が終了し、次は第三章・関東編ですね。

息子にいろんな経験をさせたいと思っていて、家族でたくさんの場所に出かけたいですね。ごはんも食べるようになってきたので、お菓子だけではなくお料理もがんばりたい。アスリートとして栄養学も勉強してきたので、息子の食育に活かしたいと考えています。

──息子さんの成長が楽しみですね。木村さんのインスタグラムに、バレーボールで遊ぶ息子さんがあがっていましたが、バレーボールを始めるんですか?

本人はどう思っているのかな(笑)。最近歩けるようになって、今は体を動かすことが楽しいみたいです。夫と夫の父は野球をやってほしいようで、家にはバレーボールと野球の道具が両方あります。

──どんなスポーツに興味を持つか気になります。

息子はボールを投げるのが好きですね。昨年バレーボールW杯の前に野球の始球式に参加させていただいた際に、記念にいただいたボールを家に飾っているんですけど、息子がその硬球を投げてくるので、とても怖いんです(笑)。

次の構想は
人が集まれるコーヒースタンド

──新しい環境で、ご自身のためにやりたいことはありますか?

まもなく息子が1歳になり、3時間おきにミルクをあげる時期が終わって、精神的に余裕が生まれてきました。新しい環境では、もう少し自分にもフォーカスしようと思います。例えば、洗濯が終わったらお花を飾ったり、おもちゃを片付けたら自分がホッとできるスペースでくつろいだり、自分のことも大切にできる空間や時間を作れたら、というが関東編の目標です。

お料理の勉強ももっとしたい。カフェ・バーを営んでいたときは、夫はお店で仕事をしながらごはんを食べることが多くて、一緒に夜ごはんを食べることがなかなかできなかった。なので、これからは家族の時間がもっと増えると思うので、そういったことを楽しみたいです。

──家族の時間が増えるのはすごく楽しみですね。お料理の勉強はどうやって?

レパートリーを増やすために、自分でいろいろ作ってみたり、お料理教室にも通おうと思っています。すぐにできることとして、最近YouTubeで、野菜の下ごしらえの仕方や美味しく茹でる方法などの動画を観ています(笑)。お料理は自己流でやっていたので、知らずにいたためになることばかりなんです。

──例えば、どんなことが?

お料理が得意な人には当たり前のことだと思うのですが…、ほうれん草はまず茎に浅く十字の切り目を入れると、泥汚れが落ちやすく、火が通りやすくなります。

すごく初歩的だと思いますが(笑)、新しい知識を得るのはすごく楽しい! 息子と夫に美味しいごはんを食べてもらうために、がんばります!

──大阪では夢の一つであるカフェを開きましたが、関東でもまたお菓子やお料理を提供するお店を開く予定はありますか?

今のところはお店を開く予定はありません。ただ、一つの構想として、子育てが落ち着いたら、いつかコーヒーとお菓子をテイクアウトできるようなスタンドをやってみたい。大阪でカフェ・バーをやってきて思ったのは、知り合いが集まれる場所を作れてよかったということ。

バレーボールの先輩や後輩、友達とはSNSで繋がっていて仲がいいけど、お互い仕事が忙しくなったり、家族ができたり、子供が生まれたりすると、なかなか会えなくなりますよね。

そういうときに、近くに来たついでに立ち寄って情報交換や近況報告をし合えると、すごく楽しくて。今回移り住む関東では、第三の人生を歩む気持ちで、また新しい自分になりたいと思っています。

取材・文/力石恒元
スタイリング/石川美久
ヘア&メイク/藤本希
撮影/猪原悠

#1 「男の子に渡せなくて号泣」木村沙織さんのバレンタインの思い出

衣装
カーディガン¥9900、スカート¥16500/N.O.R.C.
ピアス¥19250、ネックレス¥12100/ココシュニック オンキッチュ(ココシュニック)
その他/スタイリスト私物

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください