日本は1992年の初出場以降、2024年までの9大会中4回のアジアカップ優勝を果たしてきた。これは出場国の中で最多の優勝回数だ。よって今大会のベスト8という結果は、W杯での優勝を目標に掲げる日本代表の期待や目標に沿う結果とはいえない。
だが大会後、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は早くも「森保監督の更迭なし」を宣言した。では監督の変更を考えるべきタイミングはいつなのか。
筆者が考える、こうなったら終わりという基準は、「ピークを維持するようになったらその監督は終わり」ということだ。
日本サッカーの史実から紐解こう。そこには「日本社会の弱点」も内包されていると考えられる。