5月27日、11人組グローバルボーイズグループ・INIが『INI COMEBACK SHOW』を開催した。
田島将吾「どうせオレが好きなんでしょ?」に大興奮!『INI COMEBACK SHOW』での“尊い”掛け合いを徹底レポ
集英社オンライン / 2022年5月30日 18時31分
グローバルボーイズグループINIが『INI COMEBACK SHOW』を5月27日に開催。アーカイブ配信でも見られないメンバー同士の掛け合いを中心に、生粋のMINI(INIファンの呼称)ライターがレポートします!
今回のイベントは、4月20日に発売された2ND SINGLE『I』の購入者の中から抽選で500名を招待したもの。約1時間のイベントの中でINIは、パフォーマンスとテンポの良い掛け合いでMINI(INIファンの呼称)を楽しませていた。
今回は、生粋のMINIライターが現地で見た、細かい掛け合いなどを含めて徹底レポ!
対照的な2曲をノンストップで披露! イメチェンしたメンバーも
会場が暗転すると、ステージには『We Are』のスーツ風衣装を身に纏ったINIが登場。登場してすぐに気になったのは、田島将吾や尾崎匠海の髪色が暗くなっているなど、メンバーのビジュアルがマイナーチェンジされていること。リリースイベントやテレビパフォーマンス時とは、また違った魅力に心を掴まれたファンも多いのではないだろうか。
1曲目に披露されたのはタイトル曲の1つ『We Are』。ポジティブな歌詞の爽やかな楽曲を、MINIに語りかけるような柔らかな表情でパフォーマンスする姿が印象的だった。そこから間髪入れずに披露したのは、中毒性のある『DILEMMA』。
4月20日のリリースから約1ヶ月間、テレビやYouTubeで繰り返し見ている楽曲だが、ステージでのパフォーマンスからは、また違った新鮮な印象を受けた。一切の妥協がないパフォーマンスが安定している一方、パフォーマンスのたびに新たな表情でファンを楽しませてくれることこそINIの魅力だろう。
11人のあいさつを全文公開! プチハプニングも明るく乗り越えるINIが尊い
2曲を終えた後で、一旦ステージから捌けたINI。彼らと入れ替わるように登場したのは、イベントコーナーのMCを務めるタレントのユージ。ユージといえば、4月17日に行なわれたレギュラーラジオ番組『From INI』(毎週金曜深夜1時〜3時)のオンラインライブ『JFN EARTHDAY SPECIAL TO THE FUTURE From INI』でもMCを担当。そんな安心安定のユージの登場に、声出しNGの会場からは驚きの声がちらほら。それを察したユージは「こんばんは!」と挨拶し「拍手でお願いします」と笑顔で反応した。
その後、会場からの拍手に包まれINIが再び登場。手を振りながら登場したINIは、会場に集まったファンのうちわやペンライトを見て嬉しそうな表情。その結果、リーダー・木村柾哉は、いつもの呼びかけを忘れてしまうというプチハプニングが。それに気づいた他のメンバーの「せーの」に合わせて「Login to us! INIです」と挨拶すると、「ごめんね、誰か」と申し訳なさそうに笑顔を浮かべていた。
「Login to us!」ポーズをするINI
その後、11人が自己紹介をする流れに。もはやINI名物とも言える毎度絶妙に違う自己紹介、今回は以下の通りだ。
佐野雄大 「はい! INIでエンジェルさせてもらってます、佐野雄大です!」
許豊凡 「INIの一家に一台のフェンファンです」(5月14日に行なわれた『KCON 2022 Premiere』で生まれたもの)
藤牧京介 「長野県出身の藤牧京介です」
西洸人 「鹿児島県出身の西洸人です」
髙塚大夢 「1番動物と過ごしているであろう髙塚大夢です」
田島将吾 「東京都出身、田島将吾です」(隣に立っていた髙塚が「オレも!」と反応。これを聞いた田島が「一緒! 東京ブラザー」と髙塚と方を組みカメラにピースサイン)
松田迅 「沖縄県出身!(少しの間)半年後20歳になります、松田迅でーす」(メンバーからは「おめでとう!」の声。隣にいる後藤とハイタッチ)
後藤威尊 「大阪府出身、にじゅう…にさい!王さ、王子様になりたい後藤威尊です」(松田迅に「年齢忘れちゃう…」と耳打ち)
尾崎匠海 「キラキラアイドル担当、尾崎匠海です」
木村柾哉「木村柾哉です。今日はカムバックショートのことで、待っていてくれてありがとうございます。会えてうれしいです」
池﨑理人 「INIのメインイケボ担当、池﨑理人です」
実は、この自己紹介の時、MC・ユージが木村の挨拶の後、池﨑の自己紹介を飛ばして進めそうになるというハプニングが。しかし池﨑は焦ることなく笑顔で対応。さらに木村が「仕込んでたの?」とポジティブに笑いをとり、会場には優しい時間が流れていた。
田島「どうせオレが好きなんでしょ?」に大興奮するメンバーとMINI
その後、行なわれたトークセッションでは『I』に収録されている楽曲についてメンバーがコメント。
2曲目に披露した『DILEMMA』の好きな歌詞を問われ、田島が「“You can’t take your eyes off me/またどうせ堕ちて”(※1)というところがあるんですけど、オレから目離せないよみたいな、どうせオレが好きなんでしょ?みたいな、すごく強気な歌詞が」と話すと会場からはどよめきが。メンバーからも「うお!」「かっこいいな〜」との声が上がると、田島は照れを隠すように「なんだこの曲〜って感じですね」と独特な発音で、微笑みながら解説した。
※1 『DILEMMA』作詞:CHAKUN(VILLAINX)・Any Masingga(VILLAINX)・
ELLUII(VILLAINX)・J6(VILLAINX)・Co-sho・DARLY・Ayano Hikita
『DILEMMA』をパフォーマンス中のINI
続いて『AMAZE ME』の好きな歌詞について問われた後藤は“紫色もオレンジ色も滲めば/君の夢を見るようになる”(※2)部分をピックアップし「なんで紫とオレンジなんやろって思ったんです。それで調べた時に、紫とオレンジを足したらチョコレートっぽい色になるらしくて、君の夢は、チョコレートのような甘い夢なのかな」と彼の代名詞“みんなの王子様”にふさわしいロマンティックな解釈を披露。これを聞いた松田が「めっちゃいいわ! 王子だわ」と返すと、後藤は「ありがとう」と小声で返した。
※2 『AMAZE ME』作詞:Moon Kim・mia・HYUNSEONG・MUSTardSEED・YHANAEL
また同曲を聞いた時に、鳥肌がたったと佐野。「本当?」と疑うメンバーに「結構いろんな曲で(鳥肌が)立つんですけど、顕微鏡で見てほしいですね、その瞬間!」と早口で返すと、後藤は「出た、HIKAKINさんあるある」と瞬時にツッコみ。“大尊”(後藤・佐野コンビを表す呼称)のコンビネーションの良さを、見せつけた。
『Polaroid』について許は「僕たちとMINIのみなさんとの大事な一瞬一瞬をポラロイド写真に収めるように、記憶を心に残しておきたいという想いを歌った曲です」と写真を撮ることが趣味な許らしい紹介をしてみせた。また、『I』の中で1番この歌が好きという藤牧は「“1秒を永遠にしてみよう”(※3)という歌詞があるんですけど、一瞬、一瞬の思い出を残そうという想いが詰まっている歌詞だと思うので好きです」と解説した。
※3 『Polaroid』作詞:OUOW・AYNA・mia・HYUNSEONG・MUSTardSEED
呪文のような歌詞とメロディがクセになる『BOMBARDA』について松田は「たくみん(尾崎)のパートからの流れが、うぉ〜ってなるような…説明しづらいんですけど」と説明。これを聞いた尾崎と木村は「わかるよ」頷きながら優しくフォローした。続けて池﨑は特に見てほしい箇所を踊りながら説明。「1人でやったらこんな恥ずかしいんだ」と照れながらも「(ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊の)ハカ感があるんですよ!」とコメントした。
「ひとり気絶してるやつおる!」ゲームコーナーでは独特な回答が量産
楽曲紹介の後は『We Areシンクロポーズゲーム』という、お題に沿って全員が同じポーズをするゲームを開催。
いきなり11人で揃えるのは難しいからとの理由で、まずはメンバーを2組に分けて挑戦。佐野、許、藤牧、西、髙塚、田島に出題されたお題は「ピッチャー」。佐野1人だけが、違うポーズを取ると見ているメンバーから「すごいやつ、いる!」「あいつ、前もやってたんだよな」との声が。デビュー記念特番「INIまるわかりSP」でのやらかしを彷彿とさせた。
その後行なわれた11人での挑戦の最初には「自分の思う『I』」というお題が出現。「これしかないっしょ」と、ほとんどのメンバーが両手を上げ全身で“I”を表現する中、許は寝そべって“I”を表現。後藤から「ひとり気絶してるやつおる!」とツッコまれ、笑いを誘っていた。ちなみにこの間、人差し指を前に出す尾崎や胸に手を当てる池﨑など、実は回答がバラバラだったメンバー。もしチャンスがあれば、ぜひアーカイブを見返してほしい。
大きなハートを作る許と佐野
また「ハートポーズ」というお題では、各メンバーが思い思いのハートを表現。木村、後藤、田島、松田、西、藤牧は両腕で頭の上に大きなハートを、池﨑、髙塚の“りひろむ”コンビは手のひらを合わせてハートを、尾崎は指ハートをする中、佐野と許はふたりでハートを作った。
藤牧京介「もっともっと会いに行きたい」ファンへのサプライズも!
コーナーを終えた後でINIは『BOMBARDA』と、シングル『I』の活動曲『CALL 119』を力強く披露。『CALL 119』最後の“NaNaNa”が続くパートでは、センター・木村がダンスにアレンジを加えるなど、この日しか見られないパフォーマンスに。会場に集まったMINIや、配信で見守るMINIを沸かせた。
さらにその後の挨拶で木村は「『Polaroid』と『AMAZE ME』は、またどこかで披露できたら」とコメント。さらに西は「みなさんの前でパフォーマンスできることが嬉しいし、みなさんの前でパフォーマンスできることが本当に嬉しいので、ステージに立つために、ここまでやってきているんだなと嬉しく思います。次も、3rdも、いつになるかわからないですけど、もっともっとみなさんの前でパフォーマンスできるようにがんばります」と挨拶。続けて藤牧が「まだ会えてないMINIもたくさんいると思うし、待ってくれているMINIにも、もっともっと会いに行きたい」と宣言。今後、MINIがINIに会える機会を期待させた。
また、この日のイベントで、INIは彼らの誕生のきっかけとなったオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』のBlu-ray/DVD-BOX『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 番外編~11人の奇跡~』を結成日の6月13日に、ファンクラブ会員限定で発売することを発表。
最後は11人で手を繋いで「ありがとうございました!」と挨拶。「MINIのみんなにプレゼントがあるんで、楽しみにしててください!」と木村は小声で言い残し、最後には会場に集まったファンを見送るというサプライズが! 大盛況の中、イベントは終了した。
取材・文/於ありさ
写真/©LAPONE ENTERTAINMENT
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