鮮やかなネオンライトが灯る夜の街で、非日常の世界の形成にひと役買っているのが“夜職”である。キャバクラやスナック、ホストクラブ、性風俗など業種はさまざまだが、部外者からその内部は見えにくい。特にお金の事情については同業者であってもわからないことが多い。
夜職の場合、偏見も加わって「脱税してるんじゃない?」「変な経費使ってるんじゃない?」などと世間から懐疑的な目を向けられることもある。だが、脱税で世間を騒がせる業界はほかにもあり、納税していない夜職の店があるのも現実だ。
集英社オンラインでは全4回のシリーズで、夜職ならではの特殊な納税事情や、悲喜こもごものドラマを届ける。今年はインボイス制度導入後、初めての確定申告なので、領収書や経費の扱い、節税など、夜職以外の方も参考になることがあるかもしれない。