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関西のだし文化と中華が融合!注目の“上方中華”を味わえる「新瓊」

集英社オンライン / 2022年6月12日 10時1分

創作あり、王道ありでカウンターの洗練中華が充実。今回は、なにわ料理と中国料理をかけあわせた“上方中華”を楽しめる「新瓊」を紹介。

関西の“だし”文化を軸に新風を巻き起こす料理人
上方中華 新瓊(しんたに/大阪・キタ)

中華料理人歴25年の新谷亮人さんが“上方中華”をビジョンに店をオープン。「長年本場の味を追いかけてきましたが、これからは生まれ育った大阪の文化や風土とかけ合わせた中華を表現したい」。関西独特のだし文化と中華の基本である湯(タン)を独自の視点で重ね合わせ、緩急をつけた味わい深いコースを提供している。さらに大阪の食材も取り入れ、河内鴨は部位ごとに最適調理を試み、骨はスープに。浪速野菜を使った和食を思わせるひと皿も楽しめる。


浪速野菜を小いもの衣で包んだコロッケ。利尻昆布とかつお本枯節のだしを合わせたかぼちゃの白味噌ソースで食す

八角や桂皮などを加えたタレで下味をつけ、オーブン焼きにした河内鴨のむね肉のローストと、もも肉の小籠包。奥は締めの湯麵。澄んだ鴨のスープを用い、河内鴨と難波葱の鴨なんばに

’06年に独立して大阪・江坂で店を営んでいた新谷シェフが新たなコンセプトで’22年2月に移転オープン

魚のアラのだしで下味をつけ、磯のりを添えた「フカヒレ煮込み」の進化形

Information
大阪市北区中崎1の4の21
☎06・7410・6334
17:00〜20:00入店
㊡日・月曜 コース¥19,800 〜
2カ月先までの予約を受け付け(電話対応は13:00 〜16:00)


撮影/内藤貞保 取材・原文/西村晶子 ※エクラ2022年6月号掲載

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