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『キャプテン翼』のメンバーでカタールW杯ドイツ戦完全シミュレーション!

集英社オンライン / 2022年6月22日 17時1分

11月に開催されるサッカーW杯。日本のグループリーグ対戦相手国も出そろったところで、本番へ向けての期待は高鳴るばかり。そこで、世界に名だたるサッカーマンガの金字塔『キャプテン翼』黄金世代のメンバーで、いかにこのグループリーグを戦うかをシミュレーションしてみた。本記事のメンバーと布陣はその一例に過ぎないので、これを参考に“『キャプテン翼』×カタールW杯”シミュレーションをみんなで楽しむのも一興だ!!

レギュラー陣は鉄壁! 注目はスーパーサブたち

合体技・立花兄弟に二刀流・若島津…

カタールW杯より登録人数が26人になると言われているがまだ未確定段階のため、これまで通り23人を選出した。レギュラー陣はもはや説明不要だろう。一方、ベンチメンバーは意見が分かれるところだ。



GKの森崎有三は実力こそ若林源三、若島津健に劣るが、第3GKという難しい立ち位置でも腐らず、仲間のために貢献できる点を評価した。翼たちの少年時代の新事実が描かれた『キャプテン翼 MEMORIES』(以下、本文中ではシリーズタイトルのみ表記)では修哲小時代、若林という偉大なGKをリスペクトしつつも努力を怠らない姿が描かれている。

『キャプテン翼 MEMORIES』より

MFの井沢守はユーティリティープレイヤー。DFへコンバートされ、『ライジングサン』のスペイン戦でもCBで先発したように、あらゆるポジションに適応でき、ジャンプ力の強さにも定評がある。ベンチに控えていることでチームに心強さも与えてくれる。比良戸中時代から “軽業師”として描かれた佐野満は、葵新伍に匹敵する運動量の持ち主。試合終盤の勝負どころでその強みを活かせる展開があるはず。

『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

沢田タケシはパサーとしてベンチに置いておきたい。フィールド全体を俯瞰できる冷静な判断力は、チーム内でもトップクラスだ。浦辺反次は、泥臭い汚れ役としての活躍も期待しつつ、チームのムードメーカーとしての役割も期待したい。『ROAD TO 2002』でも描かれているように、石崎了とのコンビで明るさをもたらしてくれるチームに不可欠な存在だ。

『キャプテン翼』より

FWの反町一樹はほかに南葛中で実績を積んだ来生哲兵や滝一、ふらの中で活躍した小田和正らと競合した末メンバー入り。チームの絶対的ストライカーである日向小次郎との東邦学園時代のコンビ経験を優先した。『ワールドユース特別編』では全国高校サッカー大会決勝で、南葛高から貴重な同点ゴールを奪った実績もある。

『キャプテン翼 ワールドユース特別編』より

スーパーサブは立花兄弟。『GOLDEN-23』では成長した身体を支えるのに筋肉が耐え切れないことを承知の上で、覚悟の「スカイラブハリケーン」を敢行した。カタールW杯でも「スカイラブハリケーン」使えるとしたら一度きり。しかし、確実に1点が計算できる必殺技。立花兄弟を大会のどの場面で使うのか、はとても重要なポイントになる。

『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

注目はGK登録の若島津健。『GOLDEN-23』からFWとの二刀流を実現。一人二役をこなすことで、実質日本代表メンバーは24人いる計算になる(その分ケガのリスクが増えるため、第3GK・森崎の存在が絶対必要になるのだが)。この強みを大会でも活かさない手はないだろう。

『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

初戦は岬太郎、三杉淳、松山光の3Mがカギとなる!

世界最速でW杯本大会出場を決めた過去優勝4回のドイツは、今大会でも有力な優勝候補だ。伝統的な「フィジカルの強さ」と“ゲルマン魂”と怖れられる「メンタルの強さ」は健在。ヨアヒム・レーヴ監督からバトンを引継いだハンジ・フリック監督の下、好調を維持している。

脅威は前を向いた時の推進力と強度。狭い局面をワンツーで崩す足元の巧さもあれば、ダイナミックなサイドチェンジから局面を打開することもできる。競り合いにも強い。日本としてはこの圧倒的圧力への対抗を、最終ラインのみに頼ることは難しい。相手の前線に渡る前のボールの出どころも抑える必要がある。

そこでドイツ戦では3ボランチ、3バックを採用する。

ボランチは岬太郎と三杉淳、松山光。『GOLDEN-23』の五輪予選で評価された「3M」。五輪予選では縦の関係だったが、これを横に並べる。アンカーは戦術眼に優れた三杉に務めてもらう。ここで中盤からの攻撃の芽を摘みたい。

『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

最終ラインには曽我佑二、次藤洋、井川岳人のCB3枚を揃える。比良戸中時代から「相手が強いほど燃える男」と評された次藤、じつは『ワールドユース編』で登場した「リアルジャパン」のメンバー候補でともに南米で鍛えられた「雑草コンビ」曽我、井川は屈強なフィジカルが特徴。また、ドイツの攻撃に耐えうる折れない心の持ち主でもある。井川は「弾丸ミドル」も武器になるのが心強い。

『キャプテン翼 GOLDEN-23』より

そして、日本ゴールを守るのは“SGGK”こと若林源三。小学生時代からドイツに渡り、その後ブンデスリーガでレギュラーを張るまでになった経験は、この試合でこそ活きる。3ボランチ、3バック、SGGKの3段構えで、壁をがっちり構成したい。

しかし、懸念点も残る。ドイツの2列目の両ワイドに君臨するセルジュ・ニャブリとリロイ・サネは得点力もある要注意選手だ。この両ワイドに3バックの弱点でもあるサイドからの突破を許すと怖い。そこで、WBに早田誠と若島津健を置く。

早田は本来左SBだが、東一中時代は「エース殺し」として名を馳せていた。その強気な性格をドイツの右サイドに入る欧州予選チーム得点王のニャブリにぶつける。右WBには若島津。GKとして培われた守備センスを、この試合ではFPとして活かしてもらいたい。

『キャプテン翼』より

日本の得点力不足を解消するのはこの男!

試合の流れを左右する存在はアンカーの三杉だ。

守勢の時間帯は両WBも最終ラインまで下がってこざるをえない。だが、ずっとその状態を維持していると、ドイツの推進力を加速させ波状攻撃を受けてしまう。そこで、マイボールになった際にカウンターのスイッチを入れる。

とてつもなく高いサッカーIQを求められるが、その重役を担うのは三杉が適任だろう。松山のキープ力と岬のテクニックを引き出す働きもできるはず。岬はトップ下の大空翼とは縦の関係になるが、前を向いた時に「黄金コンビ」の本領発揮を期待したい。

1トップの日向は『ROAD TO 2002』でイタリアに渡り挫折を味わった。その後、マッツフィジカルコーチの勧める肉体改造でボディバランスを向上させたことは『海外激闘編IN CALCIO日いづる国のジョカトーレ』で実証済み。

「雷獣シュート」はロングレンジからでもゴールを狙えるし、『ワールドユース編』で身に付けたポストプレーで翼や岬、空手特訓で「変幻次元蹴り」を身に付けた若島津とも連携できる。Jr.ユース国際大会決勝、マドリッド五輪準々決勝と、2度対戦したドイツ戦でともにゴールを記録している相性のよさも好材料だ。

『キャプテン翼 ワールドユース編』より

攻撃時も人数を割くことが難しい場合、頼りになるのは翼のイマジネーションだ。周囲を活かすことを念頭に、一人でも局面を打開でき、フィニッシャーにもなれるというオールマイティな実力を判断よく発揮したい。

この試合、両WBの運動量が相当多くなることが予想される。そのため葵新伍、新田瞬といった運動量とスピードに優れる選手を投入する。まずはドイツの推進力をシャットアウトして、攻撃は翼と日向の個人技に期待しつつ、中盤と両サイドを押し上げて攻撃に厚みを持たせるのがゲームプランだ。


【第2戦 vsコスタリカ/第3戦 vsスペイン】へつづく

文/伊藤亮 ©高橋陽一/集英社

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