『小説すばる』で連載されていた作品『ルコネサンス』を4月に上梓した有吉玉青さん。
母・有吉佐和子の離婚によって絶縁状態となっていた父と、
25年ぶりに再会した自身の経験をもとに書き上げた父と娘の切ない物語だ。
一方、エッセイ『強父論』などで、たびたび父・阿川弘之について語ってきた阿川佐和子さん。
ユーモラスな筆致で綴られる父の暴君ぶりには、永遠にすれ違う父と娘の苛立ちと愛情がにじむ。
ともにスター作家を両親に持つ二人が語る父と娘とは─。
撮影/天日恵美子 有吉さんヘア/千葉智子(ロッセット) 聞き手・構成/佐藤裕美