5月29日、味の素スタジアム。FC東京戦、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨の言動が注目を集めた。
2点リードされた終盤、鈴木は右サイドでスローインを受けると、相手ディフェンダーを背負いながら力強く反転し、ペナルティエリアへするりと侵入した。そのポストプレーはしなやかで、相手にボールを触らせていない。無理に寄せてきたところを、その力を利用して入れ替わった。刹那、相手に手を使って引き倒されたように映ったが…。
主審の笛は鳴っていない。
鈴木は、この判定に激怒した。流されたプレーが切れた瞬間、主審に近づいて声を荒げて詰め寄った。そこでVARのチェックに入るも、プレーが切れた時のひと悶着に対してで、PKかどうかのVARチェックは入らない。その代わり、鈴木にはイエローカードが提示された(審判への反抗的な態度、ペットボトルを地面に投げつけたことなどが理由か)。